So-net無料ブログ作成
検索選択
前の4件 | -

■用語 新生児落屑 [用語(さ行)]





[位置情報]新生児の皮膚がポロポロと剥がれ落ちる状態
 新生児落屑(らくせつ)とは、新生児の皮膚の表面がカサカサになってむけ、はがれ落ちる状態。新生児皮膚落屑とも呼ばれます。
 まるで脱皮のように古い皮膚がポロポロと落ちて、その下から新しい皮膚が現れます。体のいろいろなところから始まり、全身の皮がむけるまで続きます。
 これは新生児にみられる生理現象なので、心配する必要はありません。生後1~2日から生後1カ月のうちに起こり、はがれ始めたら1~2週間程度ですべてはがれ落ちるのが、一般的です。
 新生児落屑の原因は、母親の胎内の中から外の世界に出てきたことによる環境の変化だと考えられています。胎児の時は母親の胎内の中で温かな羊水に包まれているため、皮膚は常に潤っている状態ですが、外の世界に出た瞬間から空気や光に触れて皮膚が急激に乾燥していきます。
 生まれた当初は、胎脂(たいし)と呼ばれる保湿機能を持つ成分が体の表面を覆っているため、急激な乾燥から皮膚を守ってくれます。生後、日数が経つにつれて胎脂の水分は蒸発し目立たなくなっていきますが、その保湿機能はもう少し長く働いてくれます。
 やがて胎脂の付着が減ってゆくと、皮膚が乾燥していき、顔や手の皮膚までがポロポロと落ちる新生児落屑が起こります。
 中には新生児落屑が現れない新生児もいますが、それは母親の胎内にいる時から胎脂が落ちて、皮膚もむけてしまっているからだと考えられるので、心配はいりません。
 新生児落屑に対しては、特別なケアは必要ありません。一見すると乾燥しているようなので、ベビーローションなどで保湿したくなりますが、こらえて様子をみましょう。新生児が母親の胎内から出て、外界への環境変化に対応している途中なので、まずは何も塗らないことです。
 落屑の量が多くて気になるようなら、沐浴(もくよく)時にガーゼで軽く洗って落としてあげましょう。ただし、自然にはがれてくるものなので、強くこすったり、手でつまんだり、無理やり引っ張ってはがすのは禁物です。下から現れる新しい皮膚はとても薄いので、新しい皮膚まではがれてしまうこともあります。
 新生児落屑であれば、わざわざ産科、または小児科か皮膚科に行く必要はありません。生理的な現象なので、治療する必要もないからです。
 ただ、新生児落屑を無理にはがしてしまって、新しい皮膚までむけてしまったような時は、皮膚炎を起こす可能性もあるので、一度、産科、または小児科か皮膚科を受診しましょう。
 また、新生児落屑が長く続くような場合は、注意が必要です。本来であれば新生児落屑は1~2週間程度で終わるので、2週間以上続くような場合はなんらかの皮膚の疾患を発症している可能性があるからです。
 極めてまれですが、全身の皮膚がうろこ状になってしまう先天性魚鱗癬(ぎょりんせん)のような疾患は、新生児落屑に似ていることがあるため注意が必要です。
 新生児の皮膚はまだ完成されたものではないので判断がつきにくいですが、少しでも違和感があるようなら産科、または小児科か皮膚科を受診すれば安心です。




nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

■睡眠不足は肥満のもと、レム睡眠の不足が関係 筑波大学が証明 [健康ダイジェスト]




     
 睡眠不足は体重増加をもたらす要因の一つといわれてきましたが、筑波大学の研究チームは、浅い眠りであるレム睡眠が足りないと、脳の前頭葉が砂糖や脂質など高カロリーの食べ物が欲しくなるよう指令を出していることを、マウスの実験で確かめました。
 睡眠は、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れて、1セット約90分で一夜に4、5回繰り返すことで構成されています。ノンレム睡眠は脳も体も眠っている深い眠りで、入眠直後に現れる状態である一方、レム睡眠は体は眠っているのに、脳は活動している浅い眠りの状態を指していて、この時に夢を見ることが判明しています。
 筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構のミハイル・ラザルス准教授らの研究チームは、飼育ケースの底に金網を敷いた不安定な環境にマウスをおくと、レム睡眠だけが極端に減る現象を応用。この状態でレム睡眠不足に陥ったマウスの摂食行動を観察したところ、砂糖の成分であるショ糖や脂質を食べる量が増えました。
 次に、味や香りなどを判断する役割を担う脳の「前頭前皮質」と呼ばれる、前頭葉の前側部分の働きを遺伝子改変技術で抑えて同じ実験をすると、レム睡眠が不足してもショ糖を食べる量は増えませんでしたが、脂質を食べる量は増加したといいます。
 これにより、レム睡眠不足になると前頭前皮質の活動によって、ショ糖を多く含み体重を増加させる、いわゆる太りやすい食べ物を摂取したくなる欲求が現れる、という可能性が明らかになりました。
 レム睡眠は、加齢とともに減少することが知られています。また、高齢化に合わせて、2型糖尿病や心血管疾患など、肥満と密接に関連する疾患は増加しています。
 研究チームは、「実験で得られた知見をもとに、糖尿病や心血管疾患など肥満とつながりのある生活習慣病に対して、神経薬理学的なアプローチで新たな治療方法を開発したい」と話しています。
 この研究成果は、イギリスの学術雑誌「イー・ライフ」に発表されました。

 2017年1月16日(月)
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

■がん患者の遺族2万人を対象に大規模調査へ 厚労省が初、終末期ケアの実態把握 [健康ダイジェスト]




     
 がん患者の終末期の療養実態を把握するため、厚生労働省が約2万人の遺族を対象とした初の大規模調査を2017年度から始めます。終末期の患者・家族が適切なケアを受けたかどうかや、医療や介護サービスの利用状況などを把握し、がん患者の療養環境の改善につなげます。
 調査は、厚労省が国立がん研究センターに委託して実施。対象は全国のがん患者の遺族約2万人を想定し、死亡診断書に基づいて作成される人口動態統計の詳細データから選びます。
 国は、がんを抱える患者が体や精神的なつらさを和らげる「緩和ケア」を受け、医療だけではなく介護サービスも活用することによって、療養生活に伴う苦痛や困難を減らす体制整備を目指しています。
 終末期は病院から自宅へ帰る患者も増え、治療の選択に迷ったり、痛み・不安を軽くする緩和ケアや在宅療養生活を支えるサービスが十分に提供されていなかったりするケースもあります。厚労省研究班が実施した2014年度の調査によると、身体的苦痛や精神的苦痛の緩和が十分にされていない患者が3~4割を占めました。
 これまでも、がん患者が終末期に適切な緩和ケアを受けたかどうかを尋ねる遺族調査はありましたが、規模が小さく、対象も一部の病院に限定されており、国のがん政策を検討するがん対策推進協議会から「実態を把握できていない」と指摘されていました。
 今回の調査項目は、「緩和ケアが適切に患者・家族に提供されたか」、「どんな治療を受けたか」、「医療者とのコミュニケーション」、「治療・療養について患者本人の意思が尊重されたか」、「利用した医療・介護サービス」、「サービスに満足できたか」などからなります。
 厚労省は、調査結果をもとに、患者が住み慣れた地域で質の高い療養を受けられるようにする対策の検討に生かす方針です。
 遺族調査の実施を求めてきた患者支援団体「HOPEプロジェクト」の桜井なおみ理事長は、「患者や家族にとって一番大切な最終段階の実態はほとんどわかっていない。緩和ケアを十分に受けられずに亡くなる患者は多いとみられ、遺族の体験を知る意義は大きい」と話しています。

 2017年1月16日(月)
nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

■乳頭亀裂、乳頭裂傷 [用語(な行)]





[位置情報]授乳に際して乳頭にひびが入って裂けたり、傷ができる状態
 乳頭亀裂(きれつ)、乳頭裂傷とは、女性が出産を経験して新生児に授乳する際に、乳頭(乳首)の皮膚にひびが入って裂けたり、傷ができたりする状態。皮がむけてしまうこともあり、状態が悪化すると出血することもあります。
 誕生後1年ぐらいまでの乳児は、母親の母乳を飲んで育ちます。特に新生児のころは、1度に飲める母乳の量が少ないため、1日の授乳回数は12回ほどで、多いケースでは15回にも及びます。
 新生児が口で乳頭周辺をくわえて母乳を吸う吸綴(きゅうてつ)刺激を受けることで、母乳を作る働きをするプロラクチンや、母乳を出す働きをするオキシトシンなどのホルモンの分泌が上昇し、母親は母乳を分泌するようになりますが、生まれてすぐの新生児は想像以上に強い力で乳頭をしごくように吸ってきます。
 新生児が乳頭に吸着するたびに、わずかな不快感や痛みが起こることがあります。この出産早期の乳頭の痛みは、ほとんどが母乳分泌のメカニズムが完全に機能し始めるまでに感じる一過性の乳頭痛です。多くの場合は出産後3~6日にピークを迎えて、その後母乳分泌が増加するに従って、痛みは消失していきます。
 しかし、新生児が上手に乳頭周辺に吸着し、母乳を吸えない場合は、出産後すぐから始まる1日12回前後の授乳期ばかりか母乳育児をしている間はいつでも、乳頭の先端や根元の部分に亀裂、裂傷ができ、乳頭の痛みが起こる可能性があります。
 新生児が乳頭を吸う力は強い上に、歯茎や舌でしごくように乳頭を刺激します。唾液(だえき)でぬれた乳頭の皮膚はふやけて傷付きやすいため、授乳中の乳頭は亀裂が入りやすく、裂傷ができやすい状態といえるでしょう。授乳時や、乳頭が下着でこすれた時に痛み、出血することもあります。
 乳頭が指先ほど突出している通常の乳頭と異なって、乳頭の出っ張りが短く全体的に平たくなっている扁平乳頭、乳頭が乳房の内側に埋没している陥没乳頭だと、新生児が母乳を飲みづらく、より強く吸うことがあり、乳頭の先を傷付けることがあります。
 また、新生児が効率よく母乳を飲むためには乳頭周辺を深くくわえる必要があるのですが、体勢がしっくりこない状態や添い寝で授乳をすると、乳頭周辺を浅くくわえてしまい、乳頭に余計な負担がかかって乳頭の先を傷付けることがあります。
 授乳姿勢(抱き方)や新生児の口の乳頭周辺への含ませ方だけではなく、授乳後に新生児を乳頭から離す時も注意が必要です。まだ吸っているのに引っ張って引き離すと、乳頭の先を傷付けることがあります。
 乳頭亀裂、乳頭裂傷ができて、そこから細菌が感染すると炎症が起き、乳口(にゅうこう)炎、乳腺(にゅうせん)炎を引き起こすこともあります。
[位置情報]乳頭亀裂、乳頭裂傷の自己対処法
 乳頭亀裂の段階で授乳を続けられそうなら、授乳姿勢(抱き方)や、傷が当たらないような含ませ方を工夫して負担を軽くします。
 まず、新生児に大きな口を開けてもらい、乳頭から乳輪部全体を含ませます。新生児が寝てしまう時は、足裏を刺激して起こして、口が大きく開いた時に首の後ろを支えてパクリと吸わせましょう。新生児の下唇と上唇がドナルドダックのように外側にめくれて、角度は130度ぐらいに大きく開きます。
 次に、しっかり大きく含ませながら、傷付いた個所が新生児にしごかれないように、フットボール抱き、横抱き、斜め抱き、縦抱きなどいくつかの抱き方を行って吸ってもらい、どこか痛くない個所がないか探しましょう。片方だけの乳房の乳頭に傷付いた個所があるのであれば、もう片方だけで授乳を行い、症状の改善を待つこともできます。
 新生児を乳頭から離す時は要注意で、乳頭を伸ばしながら無理やり離すのではなく、指を新生児の口角から入れるようにして透き間を作って離します。
 傷が痛む時は、新生児がなめても大丈夫な薬を塗布しましょう。授乳後に、ピュアレーンやランシノーのような羊のオイルを塗布します。ピュアレーンやランシノーは付けたまま授乳しても差し支えありませんが、病院などで抗生物質配合の軟こうなどを処方された場合は、清浄綿などで拭き取ってから授乳をするようにしましょう。
 乳頭裂傷まで進んで痛みを伴う場合は、直接の授乳を休むことをお勧めします。搾乳してほ乳瓶に移したものを飲ませるか、ミルクを飲ませてください。少し休むことで、症状は随分と改善されます。
 乳頭保護器(ニップルシールド)を用いるのもよいのですが、傷の状態によっては悪化してしまう場合があります。




nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
前の4件 | -