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■用語 深在性エリテマトーデス [用語(さ行)]





[天秤座]皮下の脂肪組織を中心に病変を生じる皮膚限局型エリテマトーデス
 深在性エリテマトーデスとは、皮下の脂肪組織を中心に病変を生じる皮膚限局型エリテマトーデス。深在性ループス、エリテマトーデス性脂肪織炎、ループス脂肪織炎とも呼ばれます。
 膠原(こうげん)病の代表的な疾患で全身性の症状を伴う全身性エリテマトーデスと異なり、皮膚症状のみ出現する皮膚限局型エリテマトーデスの1つであり、慢性型のサブタイプに相当します。皮膚限局型エリテマトーデスには、慢性型のほか、急性型、亜急性型、中間型のサブタイプもあります。
 さらに慢性型のサブタイプは、深在性エリテマトーデスのほか、円板状エリテマトーデス、凍瘡(とうそう)状エリテマトーデス、腫瘍(しゅよう)性エリテマトーデスに分けられます。
 深在性エリテマトーデスは、皮膚限局型エリテマトーデスの中では比較的まれな疾患で、壮年期に発症し、男性の約4倍と女性に多くみられます。
 初発症状として、皮下に常色から紅色の直径1〜3センチの皮下硬結が出現します。皮膚表面に円板状の紅斑(こうはん)を生じるとともに皮下硬結が出現することもありますが、皮膚表面に円板状の紅斑を認めないで皮下硬結が出現することもあります。皮下硬結が出現しても、痛みや、かゆみを感じることはありません。
 好発部位は、脂肪組織が豊富な顔面頬(ほお)部や臀(でん)部のほか、額、肩、上腕、乳房で、皮下の脂肪組織に炎症が発生し、脂肪組織の融解や性質の変化により、次第に線維化を生じて皮膚表面の陥没を招き、皮膚表面に瘢痕(はんこん)を形成して治ります。
 全身性エリテマトーデスと異なり、全身の臓器障害はみられませんが、約半数が全身性エリテマトーデスへ移行することがあります。全身性エリテマトーデスへ移行すると、円板状の紅斑が全身に広がり、内臓の炎症、腎臓(じんぞう)の機能障害が起こります。
 現在のところ、深在性エリテマトーデスを発症する原因はわかっていません。しかし、遺伝的背景に自己免疫を引き起こしやすい素因をそろえている場合に、紫外線や寒冷刺激、美容整形、妊娠・出産、タバコ、ウイルス感染、薬物、性ホルモンなどの影響を受けて、自己免疫異常が招かれると指摘されています。
 顔に発生した円板状の紅斑や、皮下の硬い結節が治りにくい場合、深在性エリテマトーデスの可能性があります。皮膚表面の陥没を招きやすく、美容上もしくは整形上懸念されるケースもありますので、皮膚科、ないし皮膚泌尿器科を受診しましょう。
[天秤座]深在性エリテマトーデスの検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、視診、触診をした上で、皮膚生検といって皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べる検査を行い、深在性エリテマトーデスと確定します。
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療では、ステロイド薬(副腎〔ふくじん〕皮質ステロイド薬)の飲み薬を服用するのが一般的です。症状によっては、免疫抑制剤やレクチゾールという飲み薬を併用したり、ステロイド薬の局所注射を行うこともあります。
 通常、深在性エリテマトーデスの予後は良好ですが、経過によっては、皮膚表面に陥没した痕(あと)を残すこともあります。




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■iPS細胞で3種混合の認知症薬候補を発見 京大など、原因物質の減少を確認 [健康ダイジェスト]





 アルツハイマー型認知症の患者から作ったiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、発症の原因物質を減らす薬の組み合わせを見付けたと、京都大学などの研究チームが発表しました。
 既存の3種類の薬を同時に使うと効果があることが、細胞の実験で確認できたといいます。iPS細胞を創薬に応用する新たな成果で、アメリカの科学誌「セル・リポーツ」電子版に22日、論文が掲載されました。
 認知症の5割以上を占め、国内の患者数は250万人を超えると推定されているアルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞で「アミロイドβ(ベータ)」というタンパク質が作られ、過剰にたまることが主な原因で、脳が委縮し、日時や場所がわからなくなるなどの障害が起きるとされます。
 アミロイドβは発症の10年以上前からたまり、脳の神経細胞などが死滅します。すでに症状を緩和する薬はあるものの、アミロイドβそのものを減らす薬は研究段階で、実用化されていません。
 京大iPS細胞研究所の井上治久教授(幹細胞医学)らは、患者の皮膚からiPS細胞を作って増やし、脳の神経細胞に変化させて培養。既存の1258種類の薬を振りかけ、アミロイドβを減らす薬を探しました。
 その結果、パーキンソン病などの薬「ブロモクリプチン」、ぜんそくの薬「クロモリン」、てんかんの薬「トピラマート」の3種類の薬を同時に加えると、最も効果がありました。患者9人のiPS細胞から作った脳の神経細胞で試し、48時間後に調べると、アミロイドβの量が3~4割減少。8割減った神経細胞もありました。
 井上教授は、「患者での有効性や投与量はまだわからないが、アミロイドβの量が4割減れば、発症や症状の進行が止まると期待できる。臨床試験につなげたい」と話しています。
 福永浩司・東北大学教授(神経薬理学)は、「すでに使われている薬で効果を見付けた点に意義がある。長期間、安全に投与できる薬の量を調べる必要がある」とコメントしています。

 2017年11月22日(水)
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■循環器学会、心臓病患者1万人の治療実態を調査 情報のデータベース化へ [健康ダイジェスト]





 心不全や心筋梗塞(こうそく)など全国的なデータが乏しい心臓病の治療実態を把握するため、日本循環器学会は患者約1万人の調査を始めました。
 病気の原因や合併症、治療内容と効果などの情報を集めたデータベースを来年度中に作成し、医師が治療法を選ぶ際の参考にしてもらう考えです。
 心臓病の死亡者数は2016年に19万3000人で、がんの37万4000人に次いで多くなっています。患者数も2014年で約173万人に上ります。しかし、がんのように全患者を登録する制度はなく、国の統計はすべて推計。日本循環器学会の指針通りに治療が行われているか、治療法による効果の違いはどれくらいかなどのデータもありません。
 調査は、同学会の専門医がいる全国約200の医療機関から入院患者約1万人を無作為に選び、2013~2017年の5年間に投与された薬などの治療内容、その後の症状の変化などの情報を集めます。一部の患者は今後2年間の経過も調べ、有効な治療法を探る手掛かりとします。
 日本循環器学会代表理事で東京大学教授の小室一成(いっせい)さんは、「将来的には心臓病の全患者登録を目指したい。まず1万人の詳細なデータを把握し、治療法の改善につなげていきたい」と話しています。

 2017年11月22日(水)
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■無痛分娩、重大事故につながりかねない事例126件 産婦人科医会が調査 [健康ダイジェスト]





 麻酔を使って陣痛を和らげる無痛分娩(ぶんべん)を行った際に、妊婦が大量に出血するなどの重大な事故につながりかねない事例が昨年、全国の56の医療機関で126件起きたことが厚生労働省の研究班で報告され、研究班では無痛分娩特有のリスクについてさらに分析することにしています。
 無痛分娩は出産の際に、主に脊髄(せきずい)の外側にある硬膜外腔(がいくう)に麻酔薬を注入する「硬膜外麻酔」という方法で、陣痛を和らげます。疲労が少なく産後の回復が早いとされる一方、麻酔の副作用で重い合併症が起こるケースがまれにあり、妊婦が死亡するなどの重大な事故が起きたことから、厚労省の研究班が対策を協議しています。
 22日の会合では、日本産婦人科医会の調査結果が報告され、無痛分娩を実施していると回答した455の医療機関のうち、2016年1年間に重大な事故につながりかねない事例は56の施設で合わせて126件起きたことがわかりました。
 このうち、妊婦が大量に出血したりショック状態になったりしたことがあるとの回答が29施設と最も多く、新生児を母体から引き出す措置を行う際に母親がけがをしたとの回答が20施設、新生児がけがをしたとの回答が10施設ありました。
 研究班によりますと、この中には通常の出産でも起こることが含まれているため、さらに追加の調査を行って無痛分娩特有のリスクを分析することにしています。
 また、調査の中で、規模の小さい診療所では、無痛分娩の麻酔薬を助産師が注入している施設がおよそ3割あることもわかり、研究班の委員からは「麻酔の注入は原則として医師が実施すべきだ」などの意見が出されていました。
 研究班の代表の海野信也北里大学病院長は、「安全に無痛分娩を行う際の条件を今年度中にまとめたい」と話しています。

 2017年11月22日(水)
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