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■用語 頸椎症 [用語(か行)]
頸椎(けいつい)症とは、首の椎間板と椎骨の変性により、脊髄(せきずい)や神経根が圧迫される疾患。頸椎椎間板変性症、変形性頸椎症、頸椎椎間板症、頸部脊椎症、頸椎骨軟骨症などは、多少の違いはありますが、頸椎症とほぼ同じ意味で使われています。
背骨のうちで首の部分を構成する骨が頸椎であり、7つの椎骨からなります。上から第1頸椎、第2頸椎と呼び、一番下が第7頸椎。第2〜7頸椎までは、それぞれの間に椎間板が挟まっていて、椎骨と椎骨の間でクッションのような役割を果たしています。この椎間板は円板状の軟骨組織で、中心部に髄核と呼ばれるゼラチン状の軟らかい組織があり、それを線維輪と呼ばれる丈夫な組織が取り囲んでいます。
頸椎症は通常、中年や高齢者に発症します。中年を過ぎると、骨や軟骨の老化のため、椎間板がつぶれ、骨の丸みがなくなり、椎骨の円柱状の部分である椎体の間の透き間が狭くなり、神経根の通路である椎間孔、あるいは脊髄を入れる脊柱管が狭くなってきます。
その結果、腕のほうへいく神経根が圧迫されて、肩や腕の痛みやしびれが起こったり、脊髄が圧迫されて、下肢のしびれ、知覚鈍麻、痙性(れんせい)まひが起こることがあります。
頸部の症状としては、肩や首の筋肉が緊張して肩凝りなどがみられたり、圧痛がみられます。また、頸部を前屈したり後屈した時に、後頸部から肩、上肢に放散する痛みが現れます。
上肢の症状としては、片側または両側の上肢の痛みとともに脱力感、疲労感、手指の感覚異常、冷感、こわばりを感じることがあります。また、手先の仕事、字を書く、物をつまむなどの動作ができにくくなり、時間がかかるようになります。
手指の感覚異常は圧迫部位の高さに一致しており、例えば第5頸椎椎間板による圧迫時は親指、第6頸椎椎間板の圧迫時は中指、第7頸椎椎間板の圧迫時は小指にそれぞれ感覚異常を来します。症状が進行すると、手の筋肉が委縮したり、皮膚温の低下、発汗異常、手指の変形などがみられます。
脊髄に圧迫が起こると下肢の症状が現れ、脚が震えるようになり歩行が不安定になる歩行障害、便秘、排尿障害などの症状が現れます。
また、椎骨の変形により頭蓋(ずがい)内に行く椎骨動脈が圧迫されると、首を曲げた時などに血行障害が起こり、めまいを引き起こすこともあります。頭痛、耳鳴りなどを引き起こすこともあります。
整形外科、神経内科の医師による診断では、首を横に曲げ、頭部を圧迫した時に上腕に痛みが走ったり、首を軽く後方へ曲げ、頭部を圧迫した時に上腕に痛みが走れば、この頸椎症が疑われます。 頸椎の単純X線写真で、椎体骨の偏平化、硬化、とげ状の突起である骨棘(こっきょく)形成、椎体間腔(かんくう)の狭小化の所見がみられれば、診断はほぼ確実です。
脊髄や神経根の圧迫の状態をみるには頸部MRI検査が有用で、脊柱管のどこが狭くなっているか、どのように脊髄が圧迫されているか、どの神経根が圧迫されているかなどがわかります。
整形外科、神経内科の医師による治療では、神経根の圧迫症状に対しては、頸部周囲の筋肉の緊張を和らげる治療を行います。就寝時の姿勢も大切で、枕の高さを調節して軽度の前屈位をとるようにします。
薬物療法としては、非ステロイド性消炎剤や筋弛緩(きんしかん)剤が有効です。痛みが強い時は、局所の安静のために頸椎固定用のカラー(えり巻き式補装具)を首に装着します。
そのほかの理学療法としては、血行を促進し筋肉の凝りや痛みを軽減するホットパックなどの温熱療法、頸椎牽引(けんいん)療法、低周波治療、レーザー治療などがあります。頸椎牽引療法では、首の牽引と休止を繰り返すことにより、痛み、しびれを緩和します。
早期に牽引やカラーを用いた装具療法を行えば、症状の進行をかなり食い止めることができます。
症状が進行している時や、MRI検査によって重度の椎骨圧迫や脱臼(だっきゅう)がみられる時は、手術による治療が行われます。基本的には手術によっても、すでに起きてしまった障害は元には戻せません。
■CO2濃度、国内観測地点で初めて400ppm超 大船渡市で今春観測 [健康ダイジェスト]
気象庁は16日、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が国内の観測地点で、初めて400ppm(0・04パーセント)を超えたと発表しました。
CO2は、地球温暖化に及ぼす影響が最も大きな温室効果ガス。400ppmは、国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が地球温暖化による気温上昇を2度程度に抑えるための目安と位置付けている値です。
世界平均で400ppmを超えると、地球温暖化が深刻化するとされており、気象庁は「これだけ温暖化対策が叫ばれても全く減る兆候がない」と危機感を強めています。
気象庁は、人間活動の影響を受けにくい岩手県大船渡市、東京都・南鳥島、沖縄県・与那国島の3地点でCO2濃度を観測。大船渡市では今年2月の月平均値が400・0ppm、3月の月平均値が401・2ppm、4月の月平均値が402・2ppmを記録し、1987年の観測開始以来、初めて400ppmの大台を超えました。
4月の月平均値は、南鳥島で398・1ppm、与那国島で399・4ppmとなり、いずれも過去最高。春は植物の光合成が本格化する前に当たることなどから、年間で最もCO2濃度が高くなる時期といいます。
昨年の年平均値も、大船渡市394・3ppm、南鳥島392・8ppm、与那国島394・4ppmで、いずれも過去最高を記録。過去10年間は、1年に約2ppmのペースで上昇が続いています。
気象庁によると、一般的に人口の多い北半球の方がCO2濃度が高く、2010年の世界の年平均値は389・0ppm。産業革命以前と比べると100ppm以上も増加しており、100年当たり0・68度の割合で気温が上昇しているといいます。
気象庁はこのままではあと数年で世界の年平均値が400ppmを超える可能性が高いとみており、「削減に向けた取り組みが一層求められる。日本も森林破壊や化石燃料の消費などをより一層、抑える努力が必要になってきた」と話しています。
2012年5月17日(木)
CO2は、地球温暖化に及ぼす影響が最も大きな温室効果ガス。400ppmは、国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が地球温暖化による気温上昇を2度程度に抑えるための目安と位置付けている値です。
世界平均で400ppmを超えると、地球温暖化が深刻化するとされており、気象庁は「これだけ温暖化対策が叫ばれても全く減る兆候がない」と危機感を強めています。
気象庁は、人間活動の影響を受けにくい岩手県大船渡市、東京都・南鳥島、沖縄県・与那国島の3地点でCO2濃度を観測。大船渡市では今年2月の月平均値が400・0ppm、3月の月平均値が401・2ppm、4月の月平均値が402・2ppmを記録し、1987年の観測開始以来、初めて400ppmの大台を超えました。
4月の月平均値は、南鳥島で398・1ppm、与那国島で399・4ppmとなり、いずれも過去最高。春は植物の光合成が本格化する前に当たることなどから、年間で最もCO2濃度が高くなる時期といいます。
昨年の年平均値も、大船渡市394・3ppm、南鳥島392・8ppm、与那国島394・4ppmで、いずれも過去最高を記録。過去10年間は、1年に約2ppmのペースで上昇が続いています。
気象庁によると、一般的に人口の多い北半球の方がCO2濃度が高く、2010年の世界の年平均値は389・0ppm。産業革命以前と比べると100ppm以上も増加しており、100年当たり0・68度の割合で気温が上昇しているといいます。
気象庁はこのままではあと数年で世界の年平均値が400ppmを超える可能性が高いとみており、「削減に向けた取り組みが一層求められる。日本も森林破壊や化石燃料の消費などをより一層、抑える努力が必要になってきた」と話しています。
2012年5月17日(木)
■用語 エリトラスマ [用語(あ行)]
エリトラスマとは、コリネバクテリウム属の蛍光発色性ジフテロイドという特殊な細菌に、皮膚の表層部が感染する疾患。紅色陰癬(こうしょくいんせん)とも呼ばれます。
蛍光発色性ジフテロイドは常在菌ですが、主に成人がかかり、特に糖尿病、多汗症、肥満症といった基礎疾患を持つ人がかかりやすい傾向にあります。健康な人には症状を起こさない菌が、抵抗力の弱い人に感染症を起こす日和見感染の一種と考えられています。
また、熱帯地方などの高温多湿な環境では、比較的多くみられます。
皮膚と皮膚が接触する部位、すなわち、乳房の下、わきの下、足の指と指の間、性器周辺、尻(しり)の割れ目に多く発症します。このような場所は、皮膚と皮膚が接触して発汗しやすいため、汗や皮脂を栄養源とする細菌が増殖しやすい部位です。
特に男性の場合は、陰嚢(いんのう)が熱に弱いため、陰嚢の皮膚が汗を出して冷やそうとする働きがあるため、腿(もも)と陰嚢が接触する部位によくできます。特に肥満症の中年女性や糖尿病患者の場合は、乳房の下、わきの下、腹部のひだ、会陰部にも発症することがあります。
最初は、皮膚と皮膚が接触する部位に、不規則な形のピンク色の皮疹(ひしん)ができます。この皮疹はやがて、鱗屑(りんせつ)といわれる茶色く、うろこ状にカサカサした状態に変わります。皮疹が、胴体や肛門(こうもん)周辺に広がることもあります。足の指と指の間では、皮膚がふやけて白くなります。
正常な皮膚との境界ははっきりとしており、かゆみなどの自覚症状はほとんどありません。まれなケースでは、灼熱(しゃくねつ)感やかゆみを自覚することもあります。
白癬などの真菌感染症とエリトラスマが混同されることがありますが、体部白癬、股部(こぶ)白癬、陰嚢白癬、足白癬などとは異なり、周囲に炎症が広がって中央はきれいになる中心治癒傾向を示さず、水疱(すいほう)や丘疹も発生させません。
皮膚科、皮膚泌尿器科の医師によるエリトラスマ(紅色陰癬)の診断では、ウッド灯という長波長の紫外線を出す蛍光管で病変部を照らすと、蛍光発色性ジフテロイドがサンゴのような紅色に輝くので、すぐ診断がつきます。
また、鱗屑の多い病変部をセロテープではがして、細菌類を色素によって染色する方法の一つであるグラム染色した後、検鏡を行うことでも、増殖している蛍光発色性ジフテロイドを確認できます。
白癬、カンジダ症、癜風(でんぷう)、脂漏性皮膚炎などとの区別が必要ですが、ウッド灯での紅色蛍光で区別できます。
皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療では、クリンダマイシンやミコナゾールなどの抗真菌剤、エリスロマイシンあるいはテトラサイクリンなどの抗生剤の軟こうまたはクリームを塗ります。
範囲が広い場合には、エリスロマイシンあるいはテトラサイクリンを内服します。クロルヘキシジンなどの抗菌せっけんを使うのも、効果があります。
紅色陰癬は6〜12カ月以内に再発することがあるので、その場合は再度治療します。肥満症や多汗症の人は病変部が再び蒸れやすく、再発を繰り返して完治しにくい場合も多いようです。
股部や陰部周辺の紅色陰癬を予防するには、常日ごろから通気性がよく、蒸れない下着を着用し、清潔に保ち、乾燥させるように心掛けることが大切です。
■用語 メイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群 [用語(め)]
メイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群とは、先天的に女性の腟(ちつ)全部が欠損し、機能性子宮を持たない疾患。ロキタンスキー症候群、ロキタンスキー・キュストナー・ハウザー症候群とも呼ばれます。
このメイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群は、先天的に女性の腟の一部、または全部が欠損した腟欠損症の一種で、その中で最も頻度の高いものです。
腟欠損症の女性では、先天的な原因により腟や子宮の異常がさまざまな程度に起こります。染色体は正常女性型で、卵巣はほとんど正常にあり、女性ホルモンも正常に出ています。外陰部も正常で、女性としての二次性徴も正常です。
母親の子宮の中にいる胎児の時には、卵巣、腟・子宮・卵管、外陰部は別々に発生してきて、本来はこれらがうまくつながります。このうち、腟・子宮・卵管はミュラー管という組織が分化して形作られますが、たまたま分化が行われずに発生不全が起きると、子宮はわずかに痕跡(こんせき)を残す程度にしか発育せず、腟も長さが2~3センチと短いか、全くない状態になります。これが腟欠損症です。
はっきりした原因はまだわかっていませんが、血管に異常が起こってミュラー管へ血液が流れなくなり、正常な発生ができなくなると推測されています。
腟欠損症は、医学的には上部腟欠損、下部腟欠損、全腟欠損に分類されます。頻度は4000~5000人に1人とされ、そのうち95パーセントは月経を起こし得る機能性子宮を持ちません。
機能性子宮を持たず、全腟が欠損しているメイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群は、月経機能を失っている状態で、月経血の貯留による症状はみられず、無月経がほぼ唯一の症状となります。
卵巣からの排卵はありますが、体内で死滅して吸収され、体外に排出されるということはありません。また、先天的に腟全部が欠損していますので、普通の性行為はできません。まれに、骨の異常があることもあります。
自然妊娠はできませんが、メイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群では膣や子宮に問題があっても、卵巣機能に異常はなく正常に機能している場合がほとんどですので、当然卵子は正常に作られています。つまり、卵子を採取して体外受精を行い、代理出産すれば、遺伝的につながった自分の子供を持つことは可能です。
倫理的な問題や、代理出産に伴うリスクなど課題を残しながらも、不妊に悩む人にとって代理出産は最後の切り札ともいえます。
メイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群に気付いたら、婦人科医、ないし産婦人科医を受診してください。
婦人科、産婦人科の医師による診断は、内診のほか、超音波検査、MRI検査、基礎体温の測定、血液中ホルモン検査、腎臓(じんぞう)と尿管の検査、骨のレントゲンなどを行います。
婦人科、産婦人科の医師による治療では、性行為ができるように人工的に膣を造る造腟手術を行います。子宮に異常を伴うため自然妊娠は不可能で、造腟手術により性行為を可能にして患者の精神的不具感をいやすことが治療の主眼となります。手術は、思春期以降の性的関係を持つ時期を目安に行われます。
造腟手術には数多くの術式があり、今なおさまざまな工夫が試みられています。主な術式は、フランク法、マッキンドー法、ダビドフ法、ルーゲ法の4つです。
フランク法は、腟前庭(ぜんてい)をヘガール持針器などで圧伸して腟腔(ちつくう)を形成したのち、その腟腔を拡張する方法。マッキンドー法は、出血を余儀なくされる処置で腟腔を形成したのち、皮膚移植により腟壁を形成する方法。ダビドフ法は、出血を余儀なくされる処置で腟腔を形成したのち、骨盤腹膜を利用して腟壁を形成する方法。ルーゲ法は、出血を余儀なくされる処置で腟腔を形成したのち、開腹してS状結腸を切り離し、腟管として利用する方法。
以上4つの方法が従来行われてきましたが、近年では腹腔鏡下手術が行われることも増えてきました。患者の体にかかる負担を軽減し、骨盤腹膜やS状結腸を使った手術が可能となっています。
このような手術の後には、膣管の状態を維持する必要があります。定期的な性交渉やプロテーゼ(腟ダイレーター)により、状態を保たなければいけません。プロテーゼ(腟ダイレーター)とは、筒状の拡張器具のことを指し、皮膚を伸展させて腟腔を形成する目的で使用されます。
タグ:用語(め)
■用語 紅色陰癬 [用語(か行)]
紅色陰癬(こうしょくいんせん)とは、コリネバクテリウム属の蛍光発色性ジフテロイドという特殊な細菌に、皮膚の表層部が感染する疾患。エリトラスマとも呼ばれます。
紫外線を当てると感染した皮膚の表層部が紅色に光ることから、紅色陰癬といわれています。蛍光発色性ジフテロイドは常在菌ですが、主に成人がかかり、特に糖尿病、多汗症、肥満症といった基礎疾患を持つ人がかかりやすいです。健康な人には症状を起こさない菌が、抵抗力の弱い人に感染症を起こす日和見感染の一種と考えられています。
また、熱帯地方などの高温多湿な環境では、比較的多くみられます。
皮膚と皮膚が接触する部位、すなわち、乳房の下、わきの下、足の指と指の間、性器周辺、尻(しり)の割れ目に多く発症します。このような場所は、皮膚と皮膚が接触して発汗しやすいため、汗や皮脂を栄養源とする細菌が増殖しやすい部位です。
特に男性の場合は、陰嚢(いんのう)が熱に弱いため、陰嚢の皮膚が汗を出して冷やそうという働きがあるため、腿(もも)と陰嚢が接触する部位によくできます。特に肥満の中年女性や糖尿病患者の場合は、乳房の下、わきの下、腹部のひだ、会陰部にも発症することがあります。
最初は、皮膚と皮膚が接触する部位に、不規則な形のピンク色の皮疹(ひしん)ができます。この皮疹はやがて、茶色く、うろこ状にカサカサした状態に変わります。皮疹が、胴体や肛門(こうもん)周辺に広がることもあります。足の指と指の間では、皮膚がふやけて白くなります。
正常な皮膚との境界ははっきりとしており、かゆみなどの自覚症状はほとんどありません。まれなケースでは、灼熱(しゃくねつ)感やかゆみを自覚することもあります。
白癬などの真菌感染症と混同されることがありますが、体部白癬、股部(こぶ)白癬、陰嚢白癬、足白癬などとは異なり、周囲に炎症が広がって中央はきれいになる中心治癒傾向を示さず、水疱(すいほう)や丘疹も発生させません。
皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、ウッド灯という長波長の紫外線を出す蛍光管で病変部を照らすと、蛍光発色性ジフテロイドがサンゴのような紅色に輝くので、すぐ診断がつきます。
白癬、カンジダ症、癜風(でんぷう)、脂漏性皮膚炎などとの区別が必要ですが、ウッド灯での紅色蛍光で区別できます。
皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療では、クリンダマイシンやミコナゾールなどの抗真菌剤、エリスロマイシンあるいはテトラサイクリンなどの抗生剤の軟こうまたはクリームを塗ります。範囲が広い場合には、エリスロマイシンあるいはテトラサイクリンを内服します。クロルヘキシジンなどの抗菌せっけんを使うのも、効果があります。
紅色陰癬は6〜12カ月以内に再発することがあるので、その場合は再度治療します。肥満症や多汗症の人は病変部が再び蒸れやすく、再発を繰り返して完治しにくい場合も多いようです。
股部や陰部周辺の紅色陰癬を予防するには、常日ごろから通気性がよく、蒸れない下着を着用し、清潔に保ち、乾燥させるように心掛けることが大切です。
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