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■無資格アートメーク、全国各地で横行 容疑のエステサロン経営者を逮捕 [健康ダイジェスト]




   
 医師免許を持たずに、札幌市中央区で経営するエステサロンで、「アートメイク」と呼ばれる眉(まゆ)の部分の皮膚に針のついた器具で色を入れる医療行為をしたとして、58歳の女性経営者が医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕されました。
 1月30日に逮捕されたのは、札幌市中央区のエステサロン「アクアミスティ」を経営する白鳥雪代容疑者です。
 警察によりますと、白鳥容疑者は医師免許を持っていないのに昨年1月から12月にかけて、経営するエステサロンで札幌市と岩見沢市の30歳代から60歳代の女性3人に、眉やまぶたの皮膚に針がついた器具で色を付けるアートメイクと呼ばれる医療行為を行ったとして、医師法違反の疑いがもたれています。施術料金は初回1万500円、2回目以降が5250円だったといいます。
 「化粧の手間が省ける」「水にぬれても落ちない」などと若い女性や中高年女性に人気のアートメークを巡っては、医療行為にもかかわらず全国各地でエステサロンによる無資格施術が横行し、健康被害の相談も相次いでいますが、警察によりますと、白鳥容疑者は14年前から無資格で行い、客の一部からは施術後に眉がはれたという被害も報告されているということです。
 調べに対し、白鳥容疑者は容疑を認め、「生活費を稼ぐためだった」と供述しているということです。
 警察は、白鳥容疑者が施術した客はおよそ1000人に上り、年に数百万円の利益を得ていたとみて詳しい営業の実態を調べています。
 国民生活センターや、皮膚科や形成外科の医師らが立ち上げた専門の学会は、アートメイクで無資格業者を利用しないよう注意を促す一方、 顧客側に対しても「医師免許が必要と知らずに利用する傾向がある」と認識不足を指摘しています。
 国民生活センターによると、2006年~2011年に「まぶたがはれた」などアートメークの被害相談は121件に上り、 大半は医療機関ではないエステサロンで発生していたといいます。
 医療機関でのアートメーク普及を提唱する日本メディカルアートメイク協会(東京都中央区)は 、「施術には一般に流通していない塗る麻酔薬を使用するが、 医療を提供していないエステサロンがどこで入手しているのか不明だ」と危うさを指摘。「針を使うアートメークはエイズウイルス(HIV)やB型肝炎など感染症の恐れもあり、 メークやエステ感覚の安易な利用は慎重にしたほうがいい」としています。

 2017年2月5日(日)
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