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■聖マリアンナ医大 、6件の臨床研究に不備 神経精神科に中止を勧告へ [健康ダイジェスト]




    
 川崎市にある聖マリアンナ医科大学は、精神疾患の患者を対象にした臨床研究6件について計画の手順を守らないなどの不備が見付かったとして、研究を中止するよう付属病院の准教授らに勧告することを決め、関係者の処分を検討することになりました。
 大学によりますと、中止の勧告を決めたのは神経精神科の准教授2人と講師1人が進めていた合わせて6件の臨床研究です。
 大学では、不正の疑いがあるという患者の訴えなどを受けて、外部の専門家を含めた調査委員会を立ち上げ、3人がかかわっていた計22件の臨床研究について調べました。
 その結果、7件の臨床研究で、計画では薬の効果の比較が的確にできるよう患者を無作為に2つのグループに分けることになっていたのに、実際には意図的に割り振っていたことがわかったということです。これでは、よく回復しそうな患者ばかりを、効果を得たい薬に集中的に割り振ることもできるので、公正な比較試験になりません。さらに、このうちの1件では、一部の患者に同意を取っていなかったこともわかりました。
 大学では、問題が見付かった7件の臨床研究のうち、まだ進行中の6件の臨床研究について中止の勧告を決めるとともに関係者の処分を検討するということです。
 また、聖マリアンナ医科大学附属病院では2015年、重い精神障害がある患者について強制的な入院が必要かどうかなどを判定する精神保健指定医資格を不正に取得したり、それにかかわったりしたとして合わせて医師23人が資格を取り消されています。
 厚生労働省の指示を受けて大学は、これらの医師が担当した臨床研究に不正がなかったか、外部有識者を交えた調査委員会を設置して調べていました。調査委員会の報告書を近く公表する予定。

 2017年2月14日(火)
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