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■妊娠中のうつ症状、大豆と魚とヨーグルトで抑制 愛媛大が調査 [健康ダイジェスト]




    
 大豆製品や魚介類、ヨーグルトを多く食べた妊婦は、少ない妊婦に比べ、妊娠中にうつ症状になる割合が6~7割に抑えられることが、愛媛大の三宅吉博教授(疫学)らの研究で明らかになりました。
 一方、牛肉や豚肉などに含まれる飽和脂肪酸の摂取量が多い妊婦は、うつ症状になりやすい傾向がみられました。三宅教授は、「妊婦のうつ症状の予防につなげたい」と話しています。
 2007年4月から1年間、九州地方と沖縄県の産婦人科に協力を求め、妊婦約1700人にアンケートを実施。肉や魚、豆腐、ヨーグルトなど約150種類の食品の摂取量や精神状態などを聞きました。
 食品の種類ごとに、摂取量を4グループに分類して、うつ症状との関連を解析。豆腐、納豆など大豆製品の摂取量が最も多かったグループは、最も少なかったグループに比べ、うつ症状を抱えている妊婦の割合が6割に抑えられていました。魚介類でも6割、ヨーグルトでは7割でした。
 逆に、牛肉や豚肉に多く含まれる飽和脂肪酸の摂取量で見ると、最多のグループが最少のグループの1・7倍となっていました。
 牛乳では、妊婦のうつ症状との関連性はみられませんでした。ただ、出産4カ月後の追跡調査では、妊娠中に牛乳を多く飲んだ人はあまり飲まなかった人に比べ、産後うつの発症割合が下がる傾向がみられました。
 女性は、出産前後や閉経期の卵巣ホルモンが大きく変動する時期に、うつ症状を発症しやすくなります。
 食品が精神に与える影響を研究している国立精神・神経医療研究センター疾病研究第三部の 功刀(くぬぎ)浩部長は、「一般的に、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ているイソフラボンなどが豊富な大豆製品はうつの予防に効果があるとされ、今回の成果もうなずける」と話しています。

 2017年2月14日(火)
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