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■野草のアザミの成分にアルツハイマー病の改善効果 国立循環器病研究センター [健康ダイジェスト]




   
 野草のアザミから取れる物質に、アルツハイマー病の症状を改善させる効果があると、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の斉藤聡医師(脳神経内科)や京都大などの研究チームが4日、イギリスの神経疾患専門誌に発表しました。マウスを使った実験で確認しました。
 人の場合、軽度の患者で効果が期待できるとしており、今年度内に新たな薬の開発へ向けた臨床試験(治験)を開始し、2025年ごろをめどに臨床応用を目指します。
 アルツハイマー病の患者の多くは、異常タンパク質の「アミロイドベータ」が脳内の血管周辺で結び付き、塊となって蓄積することで神経細胞が死滅し、認知機能や血流が低下します。
 野草のマリアアザミなどの成分で、ポリフェノールの一種である「タキシフォリン」と呼ばれる物質には、アミロイドベータ同士が結び付くのを防ぐ働きのあることが知られています。ポリフェノールは植物に含まれる抗酸化物質で、タキシフォリンは赤ワインに含まれるポリフェノールとは異なります。
 実験で、アルツハイマー病を発症させたマウスに、このタキシフォリンを混ぜた餌(えさ)を食べさせたところ、何もしないマウスに比べ、塊となったアミロイドベータの量が約4分の1に減少しました。記憶力を調べるテストでも、通常のマウスと同等の成績を保ちました。
 研究チームは2014年から、異常タンパク質のアミロイドベータの除去を促す別の医薬品「シロスタゾール」を使ってアルツハイマー病の進行を抑える治験を進めています。これとタキシフォリンを併用すれば、より大きな治療効果が得られるとみています。
 斉藤医師は、「アルツハイマー病の有効な治療法になり得る。2025年度中に併用治療の臨床応用を目指したい」としています。
 脳血管障害に詳しい星ヶ丘医療センター(大阪府枚方市)の松本昌泰病院長は、「人でも有効であれば、血管周辺の異常タンパク質の蓄積を防ぐことで、アルツハイマー病の予防や進行を防ぐことも期待できる」と話しています。

 2017年4月10日(月)
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