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■ビタミンD、肺炎などの呼吸器感染症予防に有効 国際チームが研究、発症2割減 [健康ダイジェスト]




    
 ビタミンDを継続的にとると、肺炎やインフルエンザなどの感染症の発症を2割減らせることが、東京慈恵会医科大学などの国際共同研究チームの大規模なデータ解析で明らかになりました。血中のビタミンDが欠乏している人がとると、発症が7割減ったといいます。
 16日に東京都内で開かれる日本小児科学会で発表されます。
 ビタミンDは日光を浴びると体内で作られるほか、食品からもとれますが、極端に不足すると骨が変形する「くる病」を起こします。また最近、ビタミンDが不足すると、体を守る免疫細胞が分泌する抗菌物質が減り、結核菌を増やすことが報告されるなど、感染症との関係が注目されています。
 国際共同研究チームは、ビタミンDの投与と呼吸器の感染症との関係を調べた世界の25の報告(2009~2016年)を統合し、0~95歳の約1万1321人のデータを分析。この結果、ビタミンDの錠剤を飲んだグループは、飲んでいないグループに比べ、インフルエンザや気管支炎、肺炎などの急性の呼吸器感染症の発症が2割少ないことがわかりました。
 ビタミンDの錠剤の効果は、毎日もしくは毎週摂取したほうが、1カ月に一度大量に摂取するよりも高くなりました。また、血中のビタミンD濃度がもともと欠乏状態にある人では、ビタミンDを飲んでいたグループは発症が7割少なく、不足している人に予防効果が高いことがわかりました。
 研究に参加した浦島充佳・東京慈恵会医科大教授(小児科)によると、日照時間の短い冬場は血中ビタミンD濃度は夏の半分程度で、冬にインフルエンザが流行する理由の一つと考えられるといいます。
 浦島教授は、「ビタミンD不足が、これらの感染症の原因にもなっているとみられる。適度に外を散歩したり、ビタミンDが豊富なサケやイワシなどの食品から補ったりしてほしい」と話しています。

 2017年4月13日(木)
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