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■国内初、小児がんにオプジーボを使う治験開始 国立がん研究センター [健康ダイジェスト]





 国立がん研究センター中央病院は10日、小児や若い世代のがん患者を対象に、新しいタイプのがん免疫治療薬「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)を使った医師主導の臨床試験(治験)を始めると発表しました。
 小児や若い世代のがんを対象としたオプジーボの治験は、国内初となります。
 乳幼児から思春期の若者の患者26人について、2年ほどかけて必要な投与量と安全性などを確かめます。その後、効果を調べる治験に移る予定。
 オプジーボはがん細胞によって弱められた、患者の免疫細胞の攻撃力を高めてがんを治すタイプのがん治療薬で、大人の患者に対しては、皮膚がんや肺がん、悪性リンパ腫など複数のがん治療に使われ、一部の患者に優れた効果があります。高額な治療薬ですが、小児や中高生でも安全性と効果を確認できれば、小児がん治療の有望な薬となる可能性があります。
 小児がんは子供がかかるがんの総称で、毎年2000~3000人の子供が発症するとされます。希少な疾患が多く発症患者を集めにくいため、がんの種類ごとに抗がん剤を開発しにくいのが問題となっています。
 対象の病気は、子供に多い神経芽腫などの固形がんのほか、血液のがんの一種である悪性リンパ腫で、有効な治療法がない患者にオプジーボを投与します。
 国立がん研究センターの小川千登世・小児腫瘍科長は、「成人で有効な薬を、小児でも一日も早く使えるようにしたい」と話しています。

 2017年5月12日(金)
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