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■脱毛施術、4分の1が皮膚のやけどや痛みの症状 国民生活センターが発表 [健康ダイジェスト]





 過去3年間にエステや医療機関で脱毛施術を受けた人の約4分の1が、皮膚のやけどや痛みなどの症状を経験していたことが明らかになりました。国民生活センターが11日、インターネットで実施したアンケートの結果を発表しました。
 うち7割以上が、脱毛による副作用のリスクについて説明を受けていませんでした。夏に向け利用者は増えるとみられ、専門家は「施術の内容やリスクを十分に理解して受けてほしい」と呼び掛けています。
 脱毛施術は、レーザー機器などを使って、毛根にある組織を破壊したり弱らせたりすることで毛を減らす行為。組織を完全に破壊するのは医療行為で医師しかできませんが、一時的な除毛効果を得る程度なら資格は不要で、エステサロンでも広く行われています。
 国民生活センターが3月にインターネットで実施したアンケートでは、回答した男女1000人のうち、255人(25・5%)が脱毛施術後に痛みなどの症状が出たと回答。このうち事前にリスクの説明を受けていたのは、67人にとどまりました。
 脱毛施術を巡っては、全国の消費生活センターなどに寄せられるトラブルの相談が後を絶ちません。国民生活センターのまとめでは、今年2月末までの約5年間に、やけどや炎症、痛みなどの症状が出たという相談が計964件寄せられました。治癒に1カ月以上かかる重症例も129件(13・4%)ありました。
 相談内容は、「脱毛エステを受けたら背中や腕など広範囲に発疹が出た」「美容外科でレーザー脱毛を受けたところ肌がはれてシミが残った」「エステで受けたひざ下の電気脱毛で足が赤くはれ上がり3年半経っても痕が残った」などで、「ひげのレーザー脱毛でやけどを負った」という男性もいました。施術を受けた場所は、エステが680件、医療機関が284件。
 西山美容・形成外科医院(東京都豊島区)の西山真一郎院長は、「脱毛の際は、患者の肌質によってレーザー照射時間を判断するなど慎重な対応が必要だが、それでも症状が出る場合もある。リスクについて事前に十分な説明を受けることが大切」と指摘しています。
 一方、消費者に誤解を与える広告は、多く見受けられます。施設によっては、「痛みゼロ」「トラブルの心配なし」などの表現で宣伝していました。
 完全に毛を生えなくする「永久脱毛」は医療行為のためエステではできないものの、「処理した毛はもう生えない」などと宣伝するエステもあり、国民生活センターは「医師法に抵触する可能性もある」としています。

 2017年5月14日(日)
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