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■葉物野菜を毎日1皿以上加えると、脳が11歳若返る アメリカの大学が研究 [健康ダイジェスト]





 1日1皿以上ホウレンソウなどの葉物野菜を食べるだけで、加齢による認知力低下を遅らせる可能性があるという新たな研究結果が、2017年12月20日付でアメリカの神経学会誌「ニューロロジー」電子版に発表されました。 その根拠は、ビタミンKです。
 シカゴにあるラッシュ大学の研究チームは、平均年齢81歳の高齢者954人を対象に、5年間かけて食事内容と精神機能についての追跡調査を行いました。その結果、1日に1皿か2皿の葉物野菜を摂取していた人は、葉物野菜をほとんど、あるいは全く食べていなかった人と比べ、11歳若い人と同等の認知能力を持つことがわかりました。
 ホウレンソウのほかにも、ケール(緑葉カンラン)、コラード(コウベマンティガ)、カラシナ、レタスなどの葉物野菜も、脳の老化を遅らせるのに効果が期待できそうです。葉酸やベータカロチンが脳機能を活性化することはわかっていましが、ビタミンKが脳に与える効能を評価したのは、この研究で初めてです。
 「これまで、認知能力の変化に関連付けてビタミンKに注目した研究はありませんでした。ルテインに関するものがわずかにあるだけでした」と、ラッシュ大学医療センター研究組織副長で、研究チームのリーダーであるマーサ・クラレ・モリス博士が語りました。
 「アスパラガス、芽キャベツ、ニンジンなどほかの食物でも、ビタミンKやルテイン、葉酸などの栄養素を多く含むものは葉物野菜と同じ効能を持っているのでは」と、研究チームでは考えています。今後もこの可能性を追求して、研究を発展させる予定です。
 この研究結果で、手軽に手に入れられて値段も手ごろな葉物野菜に、脳機能の活性化に役立つことが期待できそうです。
 「認知能力の低下がアルツハイマー病や認知症の主因なので、葉物野菜の摂取が増えれば、切開手術などせず簡単で手軽に、アルツハイマー病や認知症から脳を守ることができるでしょう」と、モリス博士は語りました。
 一方、研究を実施したモリス博士らは、葉物野菜に含まれているビタミンKやルテイン、葉酸などの栄養素をサプリメントで摂取することについては批判的で、「食物に含まれている栄養素の複雑なバランスはサプリメントでは再現できない。野菜そのものを食べて摂取すべきだ」と強調しています。

 2018年2月7日(水)
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