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■E型肝炎の患者、昨年212人 2003年以降で最多  [健康ダイジェスト]




 
 おう吐やけん怠感などの症状が出て、最悪、死に至ることもある「E型肝炎」の患者が昨年1年間に200人を超え、2003年に統計を取り始めて以降最も多くなったことがわかりました。
 E型肝炎は、動物の生肉を食べることなどで起きるウイルス性の感染症。おう吐やけん怠感などの症状が出で通常1カ月ほどで治りますが、妊婦や免疫力が低下した人の場合は症状が急激に悪化し、最悪、死に至ることもあります。
 国立感染症研究所によりますと、昨年1年間に全国の医療機関から報告された患者の数は212人で、2003年に統計を取り始めて以降、最も多くなりました。
 都道府県別では、北海道が41人と最も多く、次いで東京都が39人、千葉県が17人、神奈川県が12人、群馬県が11人などとなっています。
 原因の1つと考えられている豚肉の生肉については、厚生労働省が昨年6月から飲食店での提供を禁止するなどの対策を取っています。
 国立感染症研究所の石井孝司室長は、「妊婦や免疫力の低下している高齢者は特に注意が必要だ。豚肉などを調理する際は十分加熱してから食べるようにしてほしい。また生肉を触ったはしや皿で食事をすることは避けてほしい」と話しています。

 2016年1月31日(日)

■用語 高トリグリセライド血症 [用語(た行)]





[ダイヤ]血液中に含まれる脂質成分である中性脂肪が多く存在するタイプの脂質異常症
 高トリグリセライド血症とは、血液中のトリグリセライド(中性脂肪)が高いタイプの脂質異常症。高中性脂肪血症とも呼ばれます。
 血液中に含まれる脂質成分であるトリグリセライド(中性脂肪)が高いと、動脈硬化が進みやすくなると考えられ、極端に高くなると急性膵(すい)炎を引き起こす危険性もあります。
 健康な人のトリグリセライド(中性脂肪)は、50~149mg/dlですが、150mg/dl以上と多く存在する状態になると、高トリグリセライド血症と診断されます。500mg/dl以上になると急性膵炎のリスクが上がり始め、1000mg/dl以上になるとかなりリスクは高くなるとされています。
 脂質異常症は、血液の中を流れる脂質成分である総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)が高く、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い状態が継続する疾患。2007年以前は、高脂血症と呼ばれていました。
 脂質異常症は、動脈硬化症などの危険因子の一つです。動脈硬化は血管壁が分厚くなり、血管の柔軟性が失われた状態で、血管が損傷したり、血液の流れが滞ったりして、最後には脳卒中や心筋梗塞(こうそく)など、命にかかわる重大な病気を引き起こす可能性があります。
 悪者と思われがちなトリグリセライド(中性脂肪)は、実は体にとって重要なものです。中性脂肪はエネルギーの貯蔵庫であり、中性脂肪を蓄えた脂肪細胞には、衝撃から内臓を守るクッション役、寒さや暑さから身を守る断熱材などの役割があります。
 しかし、不適切な食生活や運動不足などによって、体内の中性脂肪が過剰になると、血管の健康が損なわれます。必要なものであっても、多すぎれば問題を起こすので、適量を保つことが大切。
 コレステロール値と同様に、中性脂肪も数値が高い場合では健康に影響を及ぼし、さまざまな疾患を引き起こします。
 トリグリセライド(中性脂肪)自体は、動脈硬化の原因にはなりません。ただし、中性脂肪が多い状態では、余剰なLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を除去するHDLコレステロール(善玉コレステロール)が減少するため、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えやすくなります。そのため、トリグリセライド(中性脂肪)自体が動脈硬化の原因にならなくても、数値が高い状態であることが動脈硬化へとつながるといえます。
 高トリグリセライド血症では、高血圧や肥満、糖尿病、高尿酸血症などさまざまな疾患を合併する危険性があります。トリグリセライド(中性脂肪)の数値が高いことにより、エネルギーに変換されない中性脂肪がたまっていきます。LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えやすいこの状況では、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の中でも小型の粒子である小型LDLコレステロール(超悪玉コレステロール)が増え、動脈硬化の進行を早めます。
 このような状態では、血液の粘度が高まり、スムーズに流れにくくなります。血液を流すために強い圧力がかかるために、血管に傷が付いたり、その傷が原因となって動脈硬化が進行し、血液を循環させるために、より大きな力が必要となります。この状態が、高血圧です。
 また、高トリグリセリド血症では、ブドウ糖をエネルギーに変換するインスリンの効きが悪くなることから、血糖値が下がりにくくなり、糖尿病につながることもあります。糖尿病は体のさまざまな器官に影響を及ぼし、多くの合併症を引き起こします。
 そのほかにも、心筋梗塞や脳梗塞など、生命にかかわるさまざまな疾患を引き起こす可能性があります。
 高トリグリセリド血症や動脈硬化の段階では、痛いや、息切れなど異常を感じることは少ないものの、年齢が高くなるにつれて脳梗塞などの発症で初めて、危険な状態と認識するというパターンが多いようです。
 血液検査で初めて高トリグリセライド血症とわかった場合は、動脈硬化を予防する正しい治療が必要なので、自己判断せずに医療機関に相談して下さい。内科、ないし内分泌・代謝科が、担当の診療科です。
[ハート]高トリグリセライド血症の検査と診断と治療
 内科、内分泌・代謝科の医師による診断では、血液検査で血中のコレステロール、トリグリセライド(中性脂肪)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の値を測定します。朝食前の空腹時に採血します。LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の値は、これらから計算することもできますが、直接、測定する方法もあります。
 脂質異常症の診断基準では、トリグリセライド(中性脂肪)が150mg/dl以上を高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症)とし、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が140mg/dl以上を高LDLコレステロール血症、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が120〜139mg/dl以上を境界域高LDLコレステロール血症、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dl以下を低HDLコレステロール血症とします。
 内科、内分泌・代謝科の医師による治療では、食餌(しょくじ)療法、運動療法、薬物療法を行ない、トリグリセライド(中性脂肪)値を下げます。
 食餌療法では、欧米風の高カロリー食品やコレステロール値の高い食品、脂分の多いファーストフードの過剰な摂取を制限します。そして、野菜や果物、魚といった低カロリー食や低脂肪食、低炭水化物食を中心とした食生活に切り替えます。
 運動療法では、積極的にウォーキングや水中歩行などの適度な有酸素運動を行ないます。適切な体重の維持につながるばかりか、適度な運動を行なうことで基礎代謝の向上効果が期待できます。
 また、喫煙、ストレス、過労、飲酒、睡眠不足など生活習慣全般の見直しも、高トリグリセライド血症の改善法、予防法として効果的です。
 薬物療法では、フィブラート系薬剤(中性脂肪合成阻害薬)のベザフィブラートやフェノフィブラート、ニコチン酸誘導体を使います。EPA(エイコサペント酸エチル)を使うと、血管に直接働いて抗動脈硬化作用を示すともいわれています。
 このほか、高コレステロール血症を伴う場合は、トリグリセライド(中性脂肪)の低下作用もあるスタチン系薬剤(コレステロール合成阻害薬)を使うこともあります。ただし、フィブラート系薬剤とスタチン系薬剤との併用は、原則禁忌になっているので、これら2薬剤の飲み合わせには注意が必要です。




■用語 高LDLコレステロール血症 [用語(か行)]





[ダイヤ]動脈硬化に関係が深いLDLコレステロールが高いタイプの脂質異常症
 高LDLコレステロール血症とは、動脈硬化に関係が深いLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高いタイプの脂質異常症。
 血液中に含まれる脂質成分であるLDL(低比重リポ蛋白〔たんぱく〕)が血液中に140mg/dl以上と多く存在する状態で、LDLは血管壁に取り込まれて蓄積し動脈硬化を起こすため、虚血性疾患のリスクを非常に高めるとされています。 
 脂質異常症は、血液の中を流れる脂質成分である総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、中性脂肪(トリグリセライド)が高く、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い状態が継続する疾患。2007年以前は、高脂血症と呼ばれていました。
 脂質異常症は、動脈硬化症などの危険因子の一つです。動脈硬化は血管壁が分厚くなり、血管の柔軟性が失われた状態で、血管が損傷したり、血液の流れが滞ったりして、最後には脳卒中や心筋梗塞(こうそく)など、命にかかわる重大な病気を引き起こす可能性があります。
 コレステロールには、肝臓で作られたコレステロールを体中の細胞に運ぶ働きをするLDLに包まれたLDLコレステロール(悪玉コレステロール)と、余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きをするHDL(高比重リポ蛋白)に包まれたHDLコレステロール(善玉コレステロール)があります。
 どちらも大切な役割を果たしていますが、脂質が多すぎる食事などにより、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が必要以上に増えると、血管壁に必要以上にコレステロール がたまり、動脈硬化が進みやすくなります。
 悪者と思われがちなコレステロールは、実は体にとって重要なものです。コレステロールは細胞膜やホルモン、脂肪の消化を助ける胆汁酸などを作り出すのに欠かせません。また、中性脂肪もエネルギーの貯蔵庫であり、中性脂肪を蓄えた脂肪細胞には、衝撃から内臓を守るクッション役、寒さや暑さから身を守る断熱材などの役割があります。
 しかし、不適切な食生活や運動不足などによって、体内のコレステロールや中性脂肪が過剰になると、血管の健康が損なわれます。必要なものであっても、多すぎれば問題を起こすので、適量を保つことが大切 。
 近年、日本人のコレステロール値が高くなった原因として挙げられるのは、食生活の欧米化と運動不足です。日本人のコレステロール値はもともと低かったのですが、ここ半世紀ほどの間に食生活がかつての魚や野菜中心の和食から、脂質の多い肉中心の食事に変わりました。食事における三大栄養素のバランスをみると、脂質の占める割合が大きく増えています。
 同じような食事、生活習慣でも、高LDLコレステロール血症になりやすい人となりにくい人がいます。女性ホルモンにはHDLコレステロール(善玉コレステロール)を上げる作用があり、若い女性は男性よりも高LDLコレステロール血症になりにくいのですが、閉経を過ぎるとLDLコレステロール値が高くなります。
 ストレスも、値を高める原因の一つ。ストレスが加わると、体内では闘うための準備として、血中に糖や脂肪、カルシウムなどのミネラルが分泌され、血糖値やHDLコレステロール(悪玉コレステロール)、血圧などが上がります。
 また、親や祖父母、兄弟姉妹など血のつながった家族に脂質異常症や動脈硬化症の人がいる場合も、高LDLコレステロール血症になるリスクが高くなります。
 動脈硬化、さらには冠動脈疾患や脳卒中などに至らないようにするには、LDLコレステロールを適切にコントロールすることが重要です。LDLコレステロールが高い状態のままでいると、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患による死亡の危険度は上がる一方です。
 総コレステロールが160〜179mg/dlの人を基準にした場合、200〜219mg/dlの人では約1・4倍、220〜239mg/dlの人では約1・6倍、240〜 259mg/dlの人では約1・8倍、260mg/dl以上の人では3・8倍と4倍近くまで高くなります。
 高LDLコレステロール血症は放置しておくと、血管の動脈硬化が徐々に進行していくものの、初期の段階では体の自覚症状は全くないために、血液検査で初めてわかることがほとんどです。無症状であっても正しい治療が必要なので、自己判断せずに医療機関に相談して下さい。内科、ないし内分泌・代謝科が、担当の診療科です。
[ハート]高LDLコレステロール血症の検査と診断と治療
 内科、内分泌・代謝科の医師による診断では、血液検査で血中のコレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の値を測定します。朝食前の空腹時に採血します。LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の値は、これらから計算することもできますが、直接、測定する方法もあります。
 脂質異常症の診断基準では、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が140mg/dl以上を高LDLコレステロール血症、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が120〜139mg/dl以上を境界域高LDLコレステロール血症とするほか、中性脂肪(トリグリセライド)が150mg/dl以上を高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症) 、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dl以下を低HDLコレステロール血症とします。
 内科、内分泌・代謝科の医師による治療では、食餌(しょくじ)療法、運動療法、薬物療法を行ない、LDLコレステロール値を下げます。
 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の管理目標値は、心筋梗塞や狭心症といった冠動脈疾患を持っている人の場合、最もリスクが高いと判断し、同じ疾患を繰り返さないように、100mg/dl未満と一番厳しく設定します。また、年齢、性別にかかわらず、糖尿病や慢性腎臓(じんぞう)病、非心原性脳梗塞、末梢(まっしょう)性動脈疾患などの疾患を持っている人の場合、冠動脈疾患を起こすリスクが高いため、120mg/dl未満に設定します。
 ○男性45歳・女性55歳以上○高血圧○喫煙○家族に冠動脈疾患がいる○低HDLコレステロール血症という主要危険因子を3個以上持っている人の場合、120mg/dl未満に設定します。主要危険因子を1から2個持っている人の場合、140mg/dl未満に設定します。主要危険因子を持っていない人の場合、160mg/dl未満に設定します。
 いずれの場合も、HDLコレステロール(善玉コレステロール)値は40mg/dl以上、中性脂肪(トリグリセライド)値は150mg/dl未満を目指します。
 食餌療法では、欧米風の高カロリー食品やコレステロール値の高い食品、脂分の多いファーストフードの過剰な摂取を制限します。そして、野菜や果物、魚といった低カロリー食や低脂肪食、低炭水化物食を中心とした食生活に切り替えます。
 運動療法では、積極的に運動を行ないます。適切な体重の維持につながるばかりか、適度な運動を行なうことで基礎代謝の向上効果が期待できます。
 また、喫煙、ストレス、過労、飲酒、睡眠不足など生活習慣全般の見直しも、高LDLコレステロール血症の改善法、予防法として効果的です。
 食事療法、運動療法、生活習慣全般の見直しで十分な値までLDLコレステロール値が下がらない場合、もしくは危険因子が多く、冠動脈疾患を起こすリスクが高い場合には、薬物療法を併用します。
 主に、一般にスタチンと呼ばれているHMG‐CoA還元酵素阻害薬を使います。この種類の薬は、コレステロールの合成を抑制するものです。そのほかにも、コレステロールの吸収阻害剤や、レジンと呼ばれる陰イオン交換樹脂やプロブコール、ニコチン酸誘導体を使います。




■心の病気による休職者、半数近い企業で増加 減少した企業は1割余り [健康ダイジェスト]




 
 大手生命保険会社のアンケート調査で、うつ病など心の病気で仕事を休んだ従業員の数がこの5年間で増えたと答えた企業は、半数近くに上ることが明らかになりました。
 この調査は、日本生命が昨年の夏にかけて、従業員が1000人以上の企業を対象にアンケート形式で行い、566社から回答を得ました。
 それによりますと、心の病気で長期間、仕事を休んだ従業員の数がこの5年間で「増えている」と答えた企業は、48・2パーセントで半数近くに上りました。
 仕事を休んだ従業員の数が「増えている」と回答した企業の割合を有給休暇の消化率ごとにみると、有給休暇の平均消化率「20パーセント未満」の企業では65・5パーセント、「40~60パーセント未満」の企業で48・4パーセント、「80パーセント以上」では39・0パーセントとなっており、有給休暇を取得できない企業ほど従業員の精神的な健康状態が悪化しやすいという結果が現れています。
 また、企業が取り組んでいるメンタルヘルス対策について聞いたところ、管理職への研修や相談窓口の設置を挙げた企業がそれぞれ70パーセント以上に上ったほか、従業員のストレスの度合いを確認する「ストレスチェック」に先月の義務化前から取り組んでいた企業が半数近くを占めていました。
 しかし、こうしたメンタルヘルス対策を実施している企業のうち、心の病気で仕事を休む人が減ったと答えた企業は11・2パーセントにすぎませんでした。
 一方、職場への復帰に先立って、まず社外の施設で訓練を行う取り組みを行っている場合、仕事を休む人が減った企業は20パーセント以上となっています。
 調査した日本生命は、「高い効果が出ているので、こうした取り組みを企業は取り入れていくべきではないか」としています。

 2016年1月31日(日)