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■脂肪細胞増で腹部大動脈瘤が破裂 近畿大などがラットで解明 [健康ダイジェスト]




  
 突然破裂して死に至ることもある腹部大動脈瘤(りゅう)が破裂する原因をラットで明らかにしたと、近畿大学などの研究チームが8日、イギリスの科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表しました。
 破裂の予見・予防や治療薬の開発に役立つ可能性があるといいます。
 大動脈瘤は、動脈の壁の一部が異常に大きくなった状態。2015年には年間1万6000人以上が亡くなり、日本人の死因の9位。破裂まで自覚症状がないことが多く、なぜ突然破裂するのかは不明でした。
 近畿大学の財満信宏准教授(食品科学)らは、ラットの腹部の動脈を人工的に大動脈瘤と同じような状態にして、血管を詳しく調べました。
 血管の壁の外側で脂肪細胞が増えており、その脂肪細胞が免疫細胞を呼び寄せていました。そして、免疫細胞が出す酵素が、血管の壁の強度を保つ繊維を壊すことがわかりました。血管内の圧力に耐えられなくなった結果、破裂するとみられます。
 大動脈瘤のような状態のラットがエイコサペンタエン酸(EPA)を豊富に含む魚油を食べると、中性脂肪の一種を食べた同様の状態のラットに比べ、破裂のリスクが下がることも判明しました。
 財満准教授は、「食事による予防法の発見にも力を入れたい」と話しています。

 2016年8月8日(月)
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