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■女性に多い肺腺がん、発症リスク影響の6遺伝子発見 国立がん研究センターなど [健康ダイジェスト]




  
 女性や非喫煙者に多いタイプの肺がんの発症しやすさを決める6つの遺伝子を見付けたと、国立がん研究センターなどの研究チームが9日、発表しました。
 かかりやすい人を予測し、検診などで早期発見できる可能性があるといいます。
 肺がんは毎年約7万人が亡くなり、がんの種類別で最多。研究チームは、日本人の肺がんの4分の1程度を占め、非喫煙者や女性、若年者の発症も多く、「EGFR」という遺伝子の変異によって発症する肺腺がんに注目しました。
 この肺腺がんの患者3173人と、がんを発症していない1万5158人の全遺伝情報を比べたところ、免疫反応などにかかわる「HLA-DPB1」など6つの遺伝子に特定のパターンの配列があると、発症に関係していることがわかりました。
 6つの遺伝子のうち1つで特定のパターンの配列があると、発症しやすさが1・19~1・42倍になり、複数の遺伝子で特定のパターンの配列があれば、リスクがさらに高まっていくといいます。
 そのため、事前に遺伝子検査を行って肺腺がんになりやすい人を見付け出しておき、定期的に検診を行うような体制を作れば、がんの早期発見につなげられる可能性があるとしています。
 国立がん研究センター研究所の河野隆志・ゲノム生物学研究分野長は、「この肺腺がんは日本を含むアジアに多いタイプで、喫煙との関連が比較的弱く、効果的な予防法もない。早期に発見すれば生存率を高められるので、リスクが高い人に若い時から検診を受けてもらうなどして、早期発見に結び付けたい」「今回見付けた遺伝子に加え、生活要因や環境要因の研究も進めていく必要がある」と話しています。

 2016年8月10日(水)
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