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■iPS細胞の網膜移植、2年後も経過良好 理研など安全性確認 [健康ダイジェスト]




    
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った目の組織を、世界で初めて患者に移植した2014年9月の臨床研究の手術について、理化学研究所などの研究チームは16日、術後1年間、がん化などの問題はなく、「安全性を確認した」とする論文をアメリカの医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表しました。
 手術から2年以上たった現在も、経過は良好といいます。
 手術は、失明の恐れのある難病「滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性」を患う兵庫県の70歳代女性に実施。女性の皮膚の細胞から作ったiPS細胞を網膜の組織に変え、病気のため傷付いた網膜の一部を取り出した後、右目に移植しました。拒絶反応や移植組織が異常に増えてがん化するなどの問題はありませんでした。
 女性は術前、注射での治療を繰り返しても視力が低下していました。術後は一度も注射をしていませんが、視力は維持されているといいます。
 2例目の移植は、予定していた患者のiPS細胞に遺伝子変異が見付かり、手術を見送りました。その後理研は、期間やコストが大幅に減らせる他人のiPS細胞から作った細胞を移植する方法に切り替え、神戸市立医療センター中央市民病院、京都大学、大阪大学と新たな臨床研究を進めています。

 2017年3月17日(金)

■おたふく風邪、全国的な流行の兆し 2シーズン連続の流行入りの恐れ [健康ダイジェスト]




    
 流行性耳下腺炎、いわゆる、おたふく風邪の患者が増えており、国立感染症研究所は「全国的な流行の兆しがある」として、手洗いやうがいの徹底に加えワクチン接種を検討するよう促しています。
 昨シーズンの全国的な流行はいまだ収束しておらず、2シーズン連続での流行入りを迎えそうです。
 おたふく風邪は子供を中心に流行するムンプスウイルスによる急性ウイルス感染症で、2〜3週間の潜伏期間後、発熱や耳の下のはれなどを引き起こし、物をかむ時にあごが痛むことが多いのが特徴ですが、無菌性髄膜炎や脳炎などを伴ったりすることがあるほか、1000人に1人ほどの割合で難聴になるとする報告もあります。
 国立感染症研究所の発表によりますと、2月20日から26日までの1週間に全国およそ3000の小児科の定点医療機関から報告された患者数は、1979人となっています。流行していない年の同時期と比べて、2倍ほどの多さで推移しています。昨年夏の最も多い時期は、4128人に上りました。
 発熱には鎮痛解熱剤の投与を行うなど、治療は基本的に対症療法で、ワクチンの接種が有効な予防方法とされています。
 おたふく風邪は4年から5年の周期で大きな流行を繰り返す傾向にあり、春先から夏にかけて比較的多く発生します。ワクチンが定期接種から任意接種に変わった1993年以降、全国およそ3000の小児科の定点医療機関から報告された患者数が最も多かったのは、2001年の25万人余りで、2016年は15万9000人ほどとなっています。

 2017年3月17日(金)