So-net無料ブログ作成

■月曜午前は心疾患や脳血管疾患に注意を 休み明けの仕事が心臓に負担 [健康ダイジェスト]





 旭労災病院(愛知県尾張旭市)の研究チームが、全国で働く男女207人を調べたところ、月曜日の午前は他の曜日と比べ、心臓にかかる負荷が高まっていることが明らかになりました。休み明けの仕事のストレスが原因とみられます。
 月曜日の午前中は労働者の心筋梗塞や脳卒中の発症が多いとされており、木村玄次郎病院長は「心疾患などを減らすためには、月曜の仕事量を減らすべきだ」としています。
 調査対象は、主に全国の労災病院で働く男女で、平均年齢は約51歳。平日に働く人たちで、夜勤従事者や既往症のある人は含んでいません。
 研究チームは2015~2016年、月曜日と金曜日、休日(土曜か日曜)の起床時、午前10時、午後4時、就寝前のそれぞれ4回、血圧や脈拍を測定しました。いわゆる上の血圧である最高血圧に心拍数を掛けた「ダブル・プロダクト」の変化を調べた結果、月曜日午前10時の数値が、金曜日や休日の同じ時間帯よりも際立って高くなりました。起床時や就寝前の数値は、曜日による大きな違いがありませんでした。
 木村病院長によると、月曜日の午前中に労働者の心疾患や脳血管疾患が多いことは知られていましたが、原因は不明だったといいます。研究チームは今後、仕事のストレスが心臓に及ぼす影響を調べます。

 2017年5月10日(水)
nice!(12)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

■京大、iPS細胞で拡張型心筋症の治療へ 来夏にも臨床研究を申請 [健康ダイジェスト]





 他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した心臓組織を貼り付けて「拡張型心筋症」を治療する研究を、京都大学iPS細胞研究所の山下潤教授(再生医学)らのチームが進めています。
 来年の夏にも、患者に対して効果と安全性を確かめる臨床研究の実施を国に申請するといいます。
 山下教授らは、iPS細胞を心筋や血管など3種類の細胞に変え、薄いシートに加工。シートを最大で15枚重ねて、厚さ1ミリ弱の心臓組織を作製しました。シートの間にゼラチンの微粒子で酸素が通る透き間を作り、中間層の細胞が死なないように工夫を凝らしました。
 拡張型心筋症のハムスターを使った実験では、心臓の細胞死や変質が減り、病気の進行が抑えられました。臨床研究が認められれば、京大病院で移植が必要な成人の患者数人の治療を行うといいます。
 拡張型心筋症は、心臓の収縮力が弱くなり、膨らんだ状態になる原因不明の国指定の難病で、厚生労働省によると、2014年に国から医療費の助成を受けた患者は約2万8000人。主な症状は、呼吸困難や全身の倦怠(けんたい)感、不整脈などで、突然死するケースもあります。薬などで治療できない場合は、心臓移植が必要となります。
 iPS細胞を利用する心臓病治療では、心筋の細胞だけで作った厚さ0・1ミリ程度のシートを心臓に貼り付ける研究も進んでいます。
 山下教授は、「今回作製した組織には、血管になる細胞も含まれているため心臓に定着しやすく、心臓移植が受けられない人にも有効な治療になると期待している。将来的には、手術がより困難な小児への応用も検討したい」と話しています。
 柴祐司・信州大学教授(再生医科学)は、「移植した組織が心臓と同じリズムで拍動するかなどを慎重に確認する必要があるが、多くの細胞を必要とする心臓の再生で、厚い組織を使うのは理にかなっている」とコメントしています。

 2017年5月10日(水)
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康