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■「茶のしずく石鹸」発症者2100人、4割超で呼吸困難 日本アレルギー学会が最終報告 [健康ダイジェスト]




 せっけん製造販売会社「悠香」(福岡県大野城市)が2004~2010年に販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品を使って小麦アレルギー症状が相次いだ問題で、日本アレルギー学会は17日、症状が確認されたのは約2100人で、4割超で呼吸困難が起きるなど重い症状が多かったとする最終調査結果を発表しました。
 日本アレルギー学会の特別委員会(委員長、松永佳世子・藤田保健衛生大教授)は、2012~2014年に各地の医療機関を通じて調査。患者のうち約900人について詳しく分析したところ、43%は呼吸困難があり、25%でアナフィラキシーショックが起きていました。
 患者の多くは完治しましたが、治療を続けている患者は3割程度いるとみています。
 日本アレルギー学会は、茶のしずく石鹸の旧製品に含まれていた小麦由来の成分「グルパール19S」がアレルギーの原因としています。
 発症者はもともと小麦アレルギーの体質ではありませんでしたが、グルパール19Sが皮膚を通して体内に入り、小麦由来成分に反応する抗体ができました。旧製品を使っただけでは発症しにくいものの、パンやパスタなど小麦を原料とする食品を食べることなどで反応が促され、発症したと考えられるといいます。
 グルパール19Sは小麦のタンパク質を薬剤などで分解した成分で、保湿作用があり、毛髪のトリートメントなどに使われました。厚生労働省によると、茶のしずく石鹸など同成分を含む35製品が自主回収されており、現在は製造されていません。
 松永・藤田保健衛生大教授は、「症状が続いている人もおり、治療法の開発が必要だ」と話しています。

 2017年6月17日(土)
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■用語 慢性心不全 [用語(ま行)]





[ゴルフ]心臓の機能が低下して、十分な血液を送り出せない状態が長期間続く症候群
 慢性心不全とは、心臓の機能が低下して、体に十分な血液を送り出せなくなった末期的な状態が長期間にわたって続き、進行していく症候群。
 時に、安定した状態から急激に悪化する急性心不全に移行することを繰り返して、徐々に進行していくことがあります。加齢に伴って増える疾患で、また生活習慣病の一つでもあります。
 さまざまな原因で慢性心不全が起こりますが、急性心筋梗塞(こうそく)と高血圧がよくみられる原因です。拡張型心筋症や弁膜症も原因になります。拡張型心筋症はどの年齢でもみられますが、高齢者で増えています。弁膜症は、虚血性心疾患や動脈硬化に伴って起こるものが増えています。
 そのほか、頻脈性不整脈、徐脈性不整脈も慢性心不全の原因になります。慢性腎臓病、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群も心不全を引き起こす危険因子です。
 症状の面からは、全身に血液が滞るうっ血を起こす右心不全と、肺に血液が滞るうっ血を起こして全身へ送られる血液が減る左心不全に分けられますが、通常は右心不全と左心不全の両方が同時に起こって両心不全となります。しばしば、心房細動や心室性期外収縮などの不整脈を合併します。
 全身に血液が滞る右心不全の症状として、足を中心とするむくみが現れ、体重が増加します。むくみは夕方強くなり、靴がきつくなることで気付くことがあります。
 左心不全の症状としては、呼吸困難、せき、白っぽい泡のようなたんです。呼吸困難は階段昇降や坂道で起こり、 動悸(どうき)を感じることもあります。
 心不全で特徴的な呼吸困難は、就寝後しばらくして現れる息苦しさです。この夜間発作性呼吸困難症と呼ばれる症状は、上体を起こして前ががみの姿勢で呼吸をすることで軽減します。夜間の多尿も、初期の症状として現れます。重症になると尿量は減少します。
 全身的な症状としてよく現れるのは、倦怠(けんたい)感、疲れやすさですが、消化器症状として食欲不振、腹部膨満感も起こります。
 初期の慢性心不全は症状も軽く、診断が難しいことがありますので、専門医に相談をしてください。
[ゴルフ]慢性心不全の検査と診断と治療
 循環器科、循環器内科、心臓血管外科、心臓血管内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による診断では、心臓のどこに異常が起きているのか、その原因になっている疾患は何かをまず突き止めてから、慢性心不全の状態や程度を調べます。
 一般の診察で心不全の有無を診断し、場合によっては心臓超音波検査(心エコー)で心臓の働き具合をみる検査をします。
 循環器科、循環器内科、心臓血管外科、心臓血管内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による治療では、心臓の働きを鈍らせている原因を取り除ける場合は、まずその治療をします。
 例えば、高血圧に対する降圧療法、狭心症や心筋梗塞に対する風船治療や冠動脈バイパス術、心臓弁膜症に対する弁形成術や弁置換術などを行います。不整脈が原因の場合には、ペースメーカーや除細動器を植え込むということもあります。
 一般的な治療としては、症状が軽い場合は内服薬による治療を行います。
 体内の余分な水分を取り除く利尿剤、心臓の働きを手助けするジギタリス剤、心臓にかかる負担を軽くするアンギオテンシン変換酵素阻害剤などの血管拡張剤、長期的には心臓に障害を与えやすい神経やホルモンの作用を抑制するベータ遮断剤などがあります。
 また、再発の予防のため、内服薬での治療のほか、塩分制限を含めた食事療法、適度な運動、禁煙、減酒を行います。
 症状が重くなると入院となり、安静の確保、酸素吸入、点滴による治療が必要になります。末期重症心不全の場合には、補助人工心臓の植え込み手術や心臓移植といった治療を行います。




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■厚労省、全医師データベースを構築し今年度中に運用開始へ 地域偏在解消に活用 [健康ダイジェスト]




 医師の地域偏在の解消に役立てるため、厚生労働省はすべての医師の出身大学や研修先、診療科などを登録したデータベースを構築し、今年度中の運用開始を目指すといいます。
 地方に比べ都市部に医師が集中している地域偏在対策を話し合う厚労省の医師需給分科会で15日、示されました。
 都道府県の担当者がデータベースを検索することを想定し、都道府県出身の医師の誘致や定着への活用を図ります。
 医師は2年に一度、氏名や就業先などを届け出ることが医師法で義務付けられています。データベースは、大学卒業後に初期臨床研修を受けた施設や、専門医制度で専攻しているプログラムなども一元化して管理します。
 データベースを使うと、大学を卒業してからの年数や、地元にゆかりがあるなど、条件に合う医師を探せるようになります。ビッグデータとして、初期臨床研修の内容と定着率の関係を解析し、研修プログラムの改善にも役立てていきます。
 医師需給分科会ではほかに、大学医学部の地域枠の出身医師を対象とする地域医療支援センターと、自治医大出身医師の派遣計画を担うへき地医療支援機構の機能が一部重複していると指摘されました。運営する都道府県に、統合も含めた一体的な医師確保対策を促すことを決めました。

 2017年6月17日(土)
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