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■用語 進行性心臓伝導障害 [用語(さ行)]





[ゴルフ]心臓の刺激伝導系の障害が進行性に出現し、心臓の拍動がゆっくりになる疾患
 進行性心臓伝導障害とは、心臓の刺激伝導系が徐々に障害されることにより、心房から心室に刺激が伝わらない、または刺激伝導が遅延する房室ブロックによって、心臓の拍動がゆっくりになる徐脈を来す疾患。
 PCCD(Progressive cardiac conduction defect)、進行性家族性心臓ブロック、レネグレ・レブ病と呼ばれることもあります。
 心臓の刺激伝導系は、心臓を収縮させるために必要な電気刺激を発生させ、伝える働きを持つ特殊な心筋。進行性心臓伝導障害は遺伝性の疾患ですが、極めてまれで正確な発生頻度は明らかになっていません。
 進行性心臓伝導障害の症状は、若いころから発症し重症化するものから、徐々に進行していくものまで、経過はさまざまです。
 軽症の場合は無症状ですが、心臓の刺激伝導系の障害が進行すると、脈が遅くなって、めまい、ふらつき、立ちくらみや失神などの症状がみられます。また、心房粗動や心房細動を合併することがあり、脳梗塞を起こすこともあります。時に、心室頻拍や心室細動などから突然死を来したり、心臓の機能が低下して心不全を来すこともあります。
 進行性心臓伝導障害の一部の発症者には、ラミン(LMNA) 、心筋ナトリウムチャネル(SCN5A)、コネキシン(Cx40)などいくつかの遺伝子異常が存在することが知られています。それらの詳しい病態メカニズムは、完全には解明されていません。
[ゴルフ]進行性心臓伝導障害の検査と診断と治療
 循環器科、循環器内科、心臓血管外科、心臓血管内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による診断では、進行性心臓伝導障害は、軽症なものから徐々に重症化していくものまでさまざまなので、個々に合わせて普通の心電図検査を中心に、胸部X線、血液検査、さらにホルター心電計、携帯型心電計、運動負荷検査、心臓超音波検査などを行います。
 循環器科、循環器内科、心臓血管外科、心臓血管内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による治療では、心電図異常の一つでそのものが治療の対象となることは少ない脚(きゃく)ブロックが認められるだけで、伝導障害の程度が軽い場合は、定期的な経過観察を行います。
 伝導障害が進行して房室ブロックが認められて、症状を伴う徐脈が出現した場合は、ペースメーカーの植え込み手術を行います。ペースメーカーは、遅くなった自分の脈の代わりに、心臓の外から電気刺激を与える装置。この装置の植え込み手術は、肩の皮膚の下に電気刺激を発する小さな電池と、その刺激を心臓に伝えるリード線を入れるだけですから、局所麻酔で簡単にすますことができます。
 また、心室頻拍や心室細動が出現した場合は、植え込み型除細動器(ICD)の埋め込み手術も考慮します。植え込み型除細動器は、致命的な不整脈が起きても、それを自動的に感知して止めてしまう装置。
 心不全が進行すれば、薬物療法や心臓再同期療法(CRT)を行うこともあります。心臓再同期療法は、特殊なペースメーカーを植え込むことによって、左心室と右心室に同時に電気刺激を加え、心室の動きを正常に戻す治療法。
 なお、最近では、医療機関により、進行性心臓伝導障害を含めた遺伝性不整脈疾患の遺伝子解析を実施しています。通常は採血10ミリリットル程度の血液で、主要な原因遺伝子の変異の有無の解析が可能で、予後を推測することもできるようになっています。




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■小児科の患者数、10年間で4分の3に減少 地方では診療維持も困難に [健康ダイジェスト]





 全国の病院の小児科を受診する患者数が、最近10年間で4分の3に減ったとの調査結果を、厚生労働省研究班(代表者=市川光太郎・北九州市立八幡病院長)がまとめました。ぜんそく治療の進歩や予防接種の普及に加え、子供の数の減少も理由とみられます。
 特に地方での患者数の減り方が大きく、調査を担当した医師は「小児科の診療を続けるのが難しくなっている地域もある」と警鐘を鳴らしています。
 調査は、日本小児科学会に登録されている大学病院や小児専門病院、一般病院など924施設を対象に郵送で実施。2005~2014年の外来患者数と入院患者数を尋ね、658施設(71・2%)から回答を得ました。その結果、外来患者数は10年間で23・6%、入院患者数は15・9%それぞれ減少していました。この間の小児人口(0~14歳)は7・4%減で、これを上回る減り方でした。
 地域別にみると、外来患者の減少率は、県庁所在地の病院が16・8%だったのに対し、県庁所在地以外の病院は27%でした。特に、大学病院など規模の大きい病院から車で1時間以上かかるような地域の病院(63施設)では41・8%も減っていました。
 調査に当たった藤沢市民病院(神奈川県)の船曳哲典・こども診療センター長は、「医療の進歩で子供が病気になりにくくなったのはよいこと」とした上で、「地域によっては患者が減り、そうした地域の勤務を希望する医師は少なく、小児科の診療を維持するのが難しくなっている。いくつかの地域の小児科を一つにまとめることや、都会への医師の集中を防ぐなどの対策が必要になるだろう」と指摘しています。

 2017年7月17日(月)
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■新型出生前診断の受診者、4年で4万4645人 異常が確定した94%が中絶 [健康ダイジェスト]





 妊婦の血液から胎児のダウン症など3種類の染色体異常を調べる新型出生前診断を受診した人は、検査を始めた4年間で計4万4645人だったとする集計結果を、各地の病院でつくる研究チームが16日、発表しました。
 4年目は1万4030人で、前年より1215人増えました。高齢出産の増加などを背景に、受診者は毎年増え続けています。1年目は7740人、2年目は1万60人、3年目は1万2815人でした。
 染色体異常の疑いがある「陽性」と判定され、さらに別の羊水検査に進んで異常が確定した妊婦の94%が、人工妊娠中絶を選んでいました。
 新型出生前診断は、遺伝情報の解析技術の進展により海外で開発され、妊婦の対象者や施設を限定する臨床研究として2013年4月に日本国内に導入されました。安易に広がると「命の選別」につながる恐れがあるとして、夫婦らの意思決定を支える遺伝カウンセリング体制を整備することが、日本医学会が認定する施設の要件となっています。
 日本産科婦人科学会は昨年12月、東京都や大阪府で指針に反して受診条件を設けない検査を宣伝していた医師をけん責や厳重注意処分にしました。

 2017年7月17日(月)
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■用語 心房細動 [用語(さ行)]





[ゴルフ]心房の拍動が速くなったり、不規則になったりする不整脈
 心房細動とは、安静時の正常な心臓が1分間で60回~80回と規則的に拍動するのに対して、心臓内部の上半分である心房の拍動が1分間で300回以上と速くなったり、拍動のリズムが不規則になったりする不整脈。
 心房の収縮が通常より速くなって、心房の壁が不規則に細かく震える(不整)ために、心房の中の血液の流れるスピードが低下して血液がうっ滞し、血液を効率よく全身へ送り出せなくなります。
 心房細動は、年齢が上がるにつれて発症率が高くなり、60歳を超えると発症の可能性が高まります。また、女性よりも男性に多く発症します。日本では70万人以上が心房細動を持っていると推定されています。
 心房細動は健康な人でも発症しますが、高血圧、糖尿病、心筋梗塞(こうそく)・心臓弁膜症などの心臓病、慢性の肺疾患のある人は発症しやすく、また、アルコールやカフェインの過剰摂取、睡眠不足、精神的ストレス時に発症しやすくなる人もいます。
 心房細動自体による頻脈や拍動リズムの不正は、命にかかわるような重症な不整脈ではありません。しかし、動悸(どうき)、息切れ、疲れやすい、胸痛、めまいなどの症状が現れ、また、心房の中でうっ滞した血液が固まって血栓を形成し、血液とともに流れて脳の血管に詰まってしまうと、脳梗塞を引き起こします。
 心臓部位に手を当てたり、手首や頸(けい)部(首)で脈を計ると、通常よりも速かったり、速い・遅いを不規則に繰り返したりします。心臓のリズムが常に一定ではなく、不規則に乱れていることがわかるため、さらに症状を悪化させる場合もあります。慢性化すると、全身の倦怠(けんたい)感や胸部の不快感など自覚症状が感じにくくなるため注意が必要です。
 一方、全く自覚症状がなく、長い間にわたって気付かない人もいます。心房細動が隠れている人では、別の疾患で医療機関を受診した際に偶然発見されることが多いようです。
 動悸や息切れなどの症状がみられたり、心臓のリズムが一定でないと感じた場合は早めに受診し、検査を受けることが重要です。
[ゴルフ]心房細動の検査と診断と治療
 内科、循環器科、循環器内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による診断では、動悸や胸部症状、脈の乱れなどの症状がある場合、普通の心電図検査を中心に、胸部X線、血液検査、さらにホルター心電計、携帯型心電計、運動負荷検査、心臓超音波検査などを行います。いずれの検査も、痛みは伴いません。
 ホルター心電計は、携帯式の小型の心電計を付けたまま帰宅してもらい、体を動かしている時や、寝ている時に心電図がどう変化するかをみる検査。長時間の記録ができ、不整脈の数がどれくらいあるか、危険な不整脈はないか、症状との関係はどうか、心臓病は出ていないかなどがわかります。
 携帯型心電計は、おおよそ1カ月間にわたり携帯し、症状が生じた時に手首もしくは胸部に圧着して自分で心電図を記録し、後から医師が記録を分析します。
 運動負荷検査は、階段を上り下りしたり、ベルトの上を歩いたり、自転車をこいでもらったりする検査。運動によって不整脈がどのように変わるか、心臓病が出るかどうかをチェックします。
 心臓超音波検査は、心臓の形態や動きをみるもので、心臓に疾患があるかどうかが診断できます。
 内科、循環器科、循環器内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による治療では、薬物による除細動、電気ショックによる除細動のほか、心房細動が原因で起こる血液凝固を予防する薬などを使用します。
 心房細動の予防のためには、規則正しい生活を行い、喫煙や飲酒、お茶やコーヒーの摂取などの習慣がある人は、本数や頻度の見直しが予防の一つにつながります。心臓病のある人は、心臓に負担をかけないように、日常生活を見直し、加齢により発症率も上がることから、年齢を意識し、年齢に見合った生活を送ることも大切です。




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