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■京都市、宝ヘルスケアに改善指導 無承認でサプリの効能を表示 [健康ダイジェスト]


 宝酒造グループの健康食品会社「宝ヘルスケア」(京都市中京区)の販売するサプリメント「フコイダン」シリーズについて、承認を得ていないのに効能をホームページ(HP)に掲載していたとして、京都市が同社に対し、医薬品医療機器法に違反する可能性が高いとして改善を指導していたことが8日、明らかになりました。同社は、HPから効能の記述を削除しました。
 持ち株会社の宝ホールディングスによると、宝ヘルスケアは海藻などに含まれる粘り成分のもとの「フコイダン」を用いたサプリメント商品について、同法の承認を得ていないのに「抵抗力を引き出す」との効能をHPに掲載していました。
 京都市は10月19日、宝ヘルスケアに立ち入り調査。この記述について、健康食品では表示が認められていない「免疫機能の向上を暗示する表現で望ましくない」と指摘し、変更するよう指導しました。同社は、記述を「昆布(こんぶ)のネバリの力」という表現に改めました。
 また、宝ヘルスケアの「お客さまセンター」担当者が商品を問い合わせてきた消費者に対し、「花粉症が楽になった」「がん治療中の人の検査数値がよくなった」といった商品使用者の体験談も伝えていました。この点も京都市は「専門の医師や薬剤師ではない人が効能を示している」と指摘し、同社は中止しました。
 宝ホールディングスの担当者は、「法に抵触するかどうか微妙な表現だったが、商品の特性を伝えるため掲載した」とした上で、「真摯(しんし)に反省し、再発防止を徹底したい」と話しています。

 2017年11月9日(木)
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■京都大iPS細胞備蓄、日本人の5割カバーへ 19番目までの血液提供者見付かる [健康ダイジェスト]



 健康な提供者の血液から医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製する「iPS細胞ストック事業」で、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長は8日、日本人の5割と免疫の型が合う19番目までの血液の提供者を見付けたと、京都市での国際シンポジウムで発表しました。
 ストック事業は、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊な免疫の型を持つ健康な人から血液の提供を受け、医療用のiPS細胞を作って備蓄する取り組み。ただ、提供者が見付かっていても、「実際にiPS細胞を作るかどうかは費用などの面も踏まえて検討していく」と同研究所の広報担当者は説明しています。
 同研究所は最も多くの日本人が持つ免疫の型から順にiPS細胞を備蓄、今年度中に3番目をストックして提供を始める予定で、最終的な検査を進めています。実現すると日本人の3割に相当する3千数百万人をカバーできるようになり、今年度末までに日本人の3~5割をカバーするという目標を達成できる見通し。
 再生医療などへの応用が期待されているiPS細胞は、患者本人の組織から作るより、他人からあらかじめ作って備蓄するほうが費用や時間で有利とされます。
 iPS細胞研究所は今年1月、iPS細胞の作製過程の品質管理に不備があり、試薬取り違えの可能性が生じたため、大学や研究機関、企業向けの提供を一部停止。管理体制を見直して10月に提供を再開しました。
 提供を再開したのは、新生児のへその緒に含まれる「臍帯血(さいたいけつ)」から作ったiPS細胞で、改めて拒絶反応が起きにくい免疫の型を持った臍帯血からiPS細胞を作り、品質検査もやり直しました。この臍帯血から作ったiPS細胞は、日本人の17%をカバーできる見込みとしています。

 2017年11月9日(木)
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■ALS抑制薬、徳島大が治験を開始 2021年の製造販売承認を目指す [健康ダイジェスト]


 徳島大学は7日、全身の筋肉が衰えて呼吸などが難しくなる難病「筋委縮性側索硬化症」(ALS)の患者に、手足のしびれや腰痛の治療などに使われる薬「メコバラミン」を投与する臨床試験(治験)を開始した、と発表しました。
 病気の進行が抑制できるか確認し、2021年初頭の製造販売承認を目指します。
 ALSは運動神経が侵されて徐々に減ることで、体を動かすことができなくなり、筋肉が衰える病気。2種類の治療薬が承認されていますが、長期的に延命できるかはっきりしていません。
 全国19医療機関でALSの患者に、手足のしびれなどに使う量の100倍のメコバラミンを週2回、16週間にわたって筋肉注射します。目標とする発症1年以内の患者数は128人で、2つのグループに分け、一方を偽薬にして症状の進み方を比べます。16週以降は、希望者全員が2020年3月までメコバラミンの注射を受けることができます。
 メコバラミンでは、開発元のエーザイによる臨床試験が2006年から7年半にわたり、患者370人が参加して行われ、発症後1年以内のALS患者に限ると、呼吸補助装置を装着するまで、または亡くなるまでの期間を600日以上伸ばす効果が確認されました。しかし、国側から「試験のやり方に不備がある」などと指摘され、承認申請をエーザイが取り下げた経緯があります。今回の治験は、徳島大の医師が責任者となって行います。
 徳島大の梶龍児(かじりゅうじ)教授(神経内科)は、「副作用も少なく、大きな延命効果が期待できる」と話しています。

 2017年11月9日(木)
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■用語 新生児月経 [用語(し)]


[位置情報]生後間もない女の子の新生児の性器から出血があること
 新生児月経とは、生後3~5日ころの、女の子の新生児の性器から出血を認める状態。
 出血量は多くなく、おむつに少量の血液が付着する程度で、生後1週間程度で出血は終わります。また、大便が出る時だけ、息んだ弾みで性器からの出血を認める女の子の新生児もいます。
 おむつ交換の際に母親が気付き、どこからの出血か判断できずに不安にあることもありますが、疾患ではありませんし、生理痛のようなものが起こることも、貧血になることもありません。
 もちろん、すべての女の子の新生児に起こるわけではありません。
 新生児月経が起こる理由は、生後2~3日目ころ、胸が膨らんできたり、乳腺(にゅうせん)から乳汁様の液体が出たりする魔乳(奇乳)と同じように、胎児期における母親の女性ホルモンの影響です。
 妊娠中、母親の卵巣から分泌されている卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増加し、この2つの女性ホルモンが胎盤を介して胎児の血液にも移行します。
 この女性ホルモンの作用によって、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増えると、胎児の子宮の内側を覆う子宮内膜が月経の時と同様に厚くなり、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増えると、子宮内膜が厚くなった状態が維持されます。 
 出生後、臍帯(さいたい)が切断され、母親との関係が絶たれると、女性ホルモンが急激に減少して、その影響が急速に失われ、特に黄体ホルモン(プロゲステロン)が減少することにより、やがて子宮内膜がはがれ落ち、体外に排出される時に消退性出血が起こると考えられています。
 新生児月経と同様に、生後間もない女の子の新生児の性器から、透明から乳白色の膣(ちつ)分泌物である下り物をごく少量認めることもあります。
 新生児帯下(たいげ)といい、こちらも胎児期における母親の女性ホルモンの影響で起こります。こちらもすべての女の子の新生児に現れるものではありません。
 新生児月経の量は少ないですから、自然に出血が止まるのを待てばよく、特別な処置は必要ありません。
 出血量が多かったり、生後1週間以降も出血が続いたり、出血がある時に激しく泣いたり、機嫌が悪かったりなどの症状があれば、何らかの疾患が疑われますので、一度、産科、または小児科を受診し診察を受けてください。
 受診する際には、血液が付着したおむつを持参すると、出血の量や状態からより正確な診断が受けられます。


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■用語 正常血糖性糖尿 [用語(せ)]


[位置情報]血液中の高血糖を伴わずに、尿中に多くのブドウ糖が認められる疾患
 正常血糖性糖尿とは、血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が過剰である高血糖を伴わず、血糖値は正常な範囲内にあるにもかかわらず、腎臓(じんぞう)からブドウ糖が継続して尿中に漏れる疾患。腎性糖尿とも呼ばれます。
 腎臓では、糸球体という部位で、体の老廃物とともに、糖分(ブドウ糖、フルクトース、ガラクトースなど)やミネラル(ナトリウム、カリウムなど)などの血液中の小さな物質はいったん、すべて尿の原液である原尿の中に、ろ過されます。その後、原尿が尿細管という細い管を流れる間に、ブドウ糖やミネラルなど体に必要な物質は再び血液中に再吸収され、血液中に残った老廃物はさらに尿中へ排出されます。その結果、最終的な尿が作られることで、必要な物質は体に保ち、老廃物のみを効率よく体外に排出することができます。
 ブドウ糖は体に必要な栄養源ですから、尿細管でナトリウム・グルコース共役輸送体(SGLT)というポンプにより、すぐに血液中へ再吸収されます。しかし、このポンプの力には限度があり、年齢や個人差もあるのですが、通常は血液中のブドウ糖濃度である血糖値が170mg/dlを超えると限界となって再吸収されずに、ブドウ糖が最終的な尿中に排出されます。この尿中に認められるブドウ糖を尿糖と呼びます。
 糖尿病でなければ、通常は血糖値が食後でも140mg/dlを超えることはないので、尿糖は出ないことになります。ところが、体質によりポンプの力が弱いと、尿細管におけるブドウ糖再吸入の機能不全が起こるため、血糖値が正常な範囲内にあってもブドウ糖が最終的な尿中に排出されます。これを正常血糖性糖尿と呼んで、糖尿病による尿糖と区別しています。
 ポンプの力が弱い体質は、親から子へと遺伝することが確認されています。ポンプの力が普通より弱く、その後どれだけ血糖値を上昇させてもそれ以上にはブドウ糖を再吸収できないA型と、尿糖を示しながらも最大再吸収は普通にできるB型があります。通常、常染色体優性の形質として遺伝しますが、時として劣性遺伝します。
 50〜60gのブドウ糖が尿中に排出されますが、多くの場合、生まれ付きで腎臓の機能がやや弱っているだけで、ほかに腎臓に問題がなければ、治療の必要はありません。腎臓以外の部分でも大きな問題が出るケースはほとんどなく、将来の糖尿病のリスクも健康人と変わりありません。
 ただし、尿中に排出されるブドウ糖が多い場合、尿の量が増え、脱水によるのどの渇きや倦怠(けんたい)感などの症状がみられることがあります。
 なお、まれに尿細管を主に障害する尿細管障害や間質性腎炎などの腎臓病が、尿糖の原因になることもあります。特に、むくみや倦怠感などの症状があるのであれば、その可能性は否定できませんので、腎臓内科で一度相談してみてください。
 また、甲状腺(こうじょうせん)機能高進症などのホルモン異常、クッシング症候群、眼脳腎症候群(ロー症候群)、ファンコニ症候群、ウィルソン病、ガラクトース血症など種々の全身性障害に併発することがあり、妊娠中にも女性ホルモンなどの影響でポンプの力が弱まり、血糖値がそんなに高くなくても、尿糖が出ることが知られています。
 健康診断の尿検査で尿糖が確認された場合、医療機関で血液検査を受けて血糖値を調べ、糖尿病でないか確認するのが安全です。また、尿から糖が出るのが当たり前なので、糖尿病の発見を見逃す原因ともなる可能性がありますので、年に一度は検査を受けておくと安心です。生活習慣病対策として2008年4月から導入された特定健康診査(特定健診、メタボ健診)でも、尿糖の測定は必須となっています。
[位置情報]正常血糖性糖尿の検査と診断と治療 
 内科、内分泌科、腎臓内科、泌尿器科などの医師による診断では、血糖と尿糖の程度を同時に比較することで、糖尿病と正常血糖性糖尿(腎性糖尿)を鑑別します。
 また、血糖値140mg/dl未満で高血糖が存在しない場合の24時間採尿における500mg超のブドウ糖(グルコース)所見に基づき、排出された糖がブドウ糖(グルコース)であることを確認し、ペントース尿、フルクトース尿、スクロース尿、マルトース尿、ガラクトース尿、ラクトース尿を除外するために、グルコースオキシダーゼ法という検査を行うことがあります。
 内科、内分泌科、腎臓内科、泌尿器科などの医師による治療では、単独の正常血糖性糖尿は良性であり、処置を施すことはありません。当然、運動療法や食事療法の必要はありません。


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■用語 新生児落屑 [用語(し)]


[位置情報]新生児の皮膚がポロポロと剥がれ落ちる状態
 新生児落屑(らくせつ)とは、新生児の皮膚の表面がカサカサになってむけ、はがれ落ちる状態。新生児皮膚落屑とも呼ばれます。
 まるで脱皮のように古い皮膚がポロポロと落ちて、その下から新しい皮膚が現れます。体のいろいろなところから始まり、全身の皮がむけるまで続きます。
 これは新生児にみられる生理現象なので、心配する必要はありません。生後1~2日から生後1カ月のうちに起こり、はがれ始めたら1~2週間程度ですべてはがれ落ちるのが、一般的です。
 新生児落屑の原因は、母親の胎内の中から外の世界に出てきたことによる環境の変化だと考えられています。胎児の時は母親の胎内の中で温かな羊水に包まれているため、皮膚は常に潤っている状態ですが、外の世界に出た瞬間から空気や光に触れて皮膚が急激に乾燥していきます。
 生まれた当初は、胎脂(たいし)と呼ばれる保湿機能を持つ成分が体の表面を覆っているため、急激な乾燥から皮膚を守ってくれます。生後、日数が経つにつれて胎脂の水分は蒸発し目立たなくなっていきますが、その保湿機能はもう少し長く働いてくれます。
 やがて胎脂の付着が減ってゆくと、皮膚が乾燥していき、顔や手の皮膚までがポロポロと落ちる新生児落屑が起こります。
 中には新生児落屑が現れない新生児もいますが、それは母親の胎内にいる時から胎脂が落ちて、皮膚もむけてしまっているからだと考えられるので、心配はいりません。
 新生児落屑に対しては、特別なケアは必要ありません。一見すると乾燥しているようなので、ベビーローションなどで保湿したくなりますが、こらえて様子をみましょう。新生児が母親の胎内から出て、外界への環境変化に対応している途中なので、まずは何も塗らないことです。
 落屑の量が多くて気になるようなら、沐浴(もくよく)時にガーゼで軽く洗って落としてあげましょう。ただし、自然にはがれてくるものなので、強くこすったり、手でつまんだり、無理やり引っ張ってはがすのは禁物です。下から現れる新しい皮膚はとても薄いので、新しい皮膚まではがれてしまうこともあります。
 新生児落屑であれば、わざわざ産科、または小児科か皮膚科に行く必要はありません。生理的な現象なので、治療する必要もないからです。
 ただ、新生児落屑を無理にはがしてしまって、新しい皮膚までむけてしまったような時は、皮膚炎を起こす可能性もあるので、一度、産科、または小児科か皮膚科を受診しましょう。
 また、新生児落屑が長く続くような場合は、注意が必要です。本来であれば新生児落屑は1~2週間程度で終わるので、2週間以上続くような場合はなんらかの皮膚の疾患を発症している可能性があるからです。
 極めてまれですが、全身の皮膚がうろこ状になってしまう先天性魚鱗癬(ぎょりんせん)のような疾患は、新生児落屑に似ていることがあるため注意が必要です。
 新生児の皮膚はまだ完成されたものではないので判断がつきにくいですが、少しでも違和感があるようなら産科、または小児科か皮膚科を受診すれば安心です。


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■乳頭亀裂、乳頭裂傷 [用語(に)]


[位置情報]授乳に際して乳頭にひびが入って裂けたり、傷ができる状態
 乳頭亀裂(きれつ)、乳頭裂傷とは、女性が出産を経験して新生児に授乳する際に、乳頭(乳首)の皮膚にひびが入って裂けたり、傷ができたりする状態。皮がむけてしまうこともあり、状態が悪化すると出血することもあります。
 誕生後1年ぐらいまでの乳児は、母親の母乳を飲んで育ちます。特に新生児のころは、1度に飲める母乳の量が少ないため、1日の授乳回数は12回ほどで、多いケースでは15回にも及びます。
 新生児が口で乳頭周辺をくわえて母乳を吸う吸綴(きゅうてつ)刺激を受けることで、母乳を作る働きをするプロラクチンや、母乳を出す働きをするオキシトシンなどのホルモンの分泌が上昇し、母親は母乳を分泌するようになりますが、生まれてすぐの新生児は想像以上に強い力で乳頭をしごくように吸ってきます。
 新生児が乳頭に吸着するたびに、わずかな不快感や痛みが起こることがあります。この出産早期の乳頭の痛みは、ほとんどが母乳分泌のメカニズムが完全に機能し始めるまでに感じる一過性の乳頭痛です。多くの場合は出産後3~6日にピークを迎えて、その後母乳分泌が増加するに従って、痛みは消失していきます。
 しかし、新生児が上手に乳頭周辺に吸着し、母乳を吸えない場合は、出産後すぐから始まる1日12回前後の授乳期ばかりか母乳育児をしている間はいつでも、乳頭の先端や根元の部分に亀裂、裂傷ができ、乳頭の痛みが起こる可能性があります。
 新生児が乳頭を吸う力は強い上に、歯茎や舌でしごくように乳頭を刺激します。唾液(だえき)でぬれた乳頭の皮膚はふやけて傷付きやすいため、授乳中の乳頭は亀裂が入りやすく、裂傷ができやすい状態といえるでしょう。授乳時や、乳頭が下着でこすれた時に痛み、出血することもあります。
 乳頭が指先ほど突出している通常の乳頭と異なって、乳頭の出っ張りが短く全体的に平たくなっている扁平乳頭、乳頭が乳房の内側に埋没している陥没乳頭だと、新生児が母乳を飲みづらく、より強く吸うことがあり、乳頭の先を傷付けることがあります。
 また、新生児が効率よく母乳を飲むためには乳頭周辺を深くくわえる必要があるのですが、体勢がしっくりこない状態や添い寝で授乳をすると、乳頭周辺を浅くくわえてしまい、乳頭に余計な負担がかかって乳頭の先を傷付けることがあります。
 授乳姿勢(抱き方)や新生児の口の乳頭周辺への含ませ方だけではなく、授乳後に新生児を乳頭から離す時も注意が必要です。まだ吸っているのに引っ張って引き離すと、乳頭の先を傷付けることがあります。
 乳頭亀裂、乳頭裂傷ができて、そこから細菌が感染すると炎症が起き、乳口(にゅうこう)炎、乳腺(にゅうせん)炎を引き起こすこともあります。
[位置情報]乳頭亀裂、乳頭裂傷の自己対処法
 乳頭亀裂の段階で授乳を続けられそうなら、授乳姿勢(抱き方)や、傷が当たらないような含ませ方を工夫して負担を軽くします。
 まず、新生児に大きな口を開けてもらい、乳頭から乳輪部全体を含ませます。新生児が寝てしまう時は、足裏を刺激して起こして、口が大きく開いた時に首の後ろを支えてパクリと吸わせましょう。新生児の下唇と上唇がドナルドダックのように外側にめくれて、角度は130度ぐらいに大きく開きます。
 次に、しっかり大きく含ませながら、傷付いた個所が新生児にしごかれないように、フットボール抱き、横抱き、斜め抱き、縦抱きなどいくつかの抱き方を行って吸ってもらい、どこか痛くない個所がないか探しましょう。片方だけの乳房の乳頭に傷付いた個所があるのであれば、もう片方だけで授乳を行い、症状の改善を待つこともできます。
 新生児を乳頭から離す時は要注意で、乳頭を伸ばしながら無理やり離すのではなく、指を新生児の口角から入れるようにして透き間を作って離します。
 傷が痛む時は、新生児がなめても大丈夫な薬を塗布しましょう。授乳後に、ピュアレーンやランシノーのような羊のオイルを塗布します。ピュアレーンやランシノーは付けたまま授乳しても差し支えありませんが、病院などで抗生物質配合の軟こうなどを処方された場合は、清浄綿などで拭き取ってから授乳をするようにしましょう。
 乳頭裂傷まで進んで痛みを伴う場合は、直接の授乳を休むことをお勧めします。搾乳してほ乳瓶に移したものを飲ませるか、ミルクを飲ませてください。少し休むことで、症状は随分と改善されます。
 乳頭保護器(ニップルシールド)を用いるのもよいのですが、傷の状態によっては悪化してしまう場合があります。


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