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■シワを改善する化粧品を1割値下げ ポーラ、売り上げ好調で実現 [健康ダイジェスト]



 ポーラ・オルビスホールディングス傘下のポーラ(東京都品川区)は1日、シワ改善効果のある薬用化粧品「リンクルショット メディカル セラム」を2018年1月に1割値下げすると発表しました。
 2017年1月1日の発売以降、好調な販売が続いており、量産効果などで製造コストが低減できたためとしています。
 2018年1月1日より、価格を従来の税別1万5000円から税別1万3500円に引き下げます。ポーラは、「好調な販売が続き、生産効率が飛躍的に向上したため」としています。
 リンクルショットは、厚生労働省の承認を得た医薬部外品。国内で初めて「シワ改善」をはっきりとアピールできる商品として、中高年女性らの支持を集めています。発売前から注目度が高く、単体商品としては異例の売り上げ目標となる年間100億円を掲げてデビューしましたが、反響の高さから5月には125億円に上方修整。9月までの累計販売実績は約80万個、売り上げ約112億円と好調に推移しています。
 ポーラは、約25%は新規購入者で、ほかの商品を併せて購入する比率も60%を超えるなど、ポーラブランドを牽引する商品に成長したリンクルショットの値下げにより、継続的に使っている顧客が購入しやすくすると同時に、新規客の獲得につなげたい考え。2018年も100億円の売り上げを目指すといいます。
 シワ関連化粧品の市場は、資生堂もシワ改善効果がうたえる薬用化粧品「リンクルリフト ディープレチノホワイト4」を2017年11月1日から、税別1万2000円で発売するなど拡大しています。

 2017年12月1日(金)
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■水ぼうそう、予防接種の定期化で患者が激減 国立感染症研究所の調査 [健康ダイジェスト]



 毎年、9歳以下の子供を中心に100万人が発症し、4000人が入院、20人が亡くなっていた水ぼうそう(水痘)の患者が、大きく減ってきています。国立感染症研究所の調査によると、2016年の患者数は5年前の3分の1以下に減少し、特に1~4歳の子供の患者が減りました。
 2014年10月から定期接種になって、原則無料で受けられるようになった予防ワクチンの効果とみられます。
 国立感染症研究所によると、2011年の全国約3000の小児科にかかった水ぼうそう患者数は23万8645人でした。ワクチンが定期接種となった後の2015年は7万7614人、2016年には6万5353に減少しました。2017年も前年同時期を下回っています。
 2011年に患者全体の7割を占めていた1~4歳の幼児が、2016年には4割まで減っていました。国立感染症研究所感染症疫学センター第三室の多屋馨子室長は、「ワクチンの定期接種化の効果が大きい」と指摘しています。
 ワクチンは1回打つと重症化を、2回打つと発症を防げるとされています。定期接種の対象は1~2歳で、6カ月以上の間隔を空けて2回打つことになっています。国立感染症研究所の2016年度の調査では、2歳児のワクチン接種率(接種1回、回数不明を含む)は87・4%でした。
 水ぼうそうは、水痘帯状疱疹(ほうしん)ウイルスに感染して発症します。感染力が強く空気感染し、全身に発疹ができ、肺炎や脳炎などを起こすことがあります。大人になって感染すると重症化しやすく、死亡することもあります。また、妊婦が出産直前に感染すると、生まれた新生児は重症水ぼうそうになりやすいため、緊急の処置が必要になります。
 多屋室長は、「2歳までにしっかり2回接種してほしい。3歳以上でも接種を受けていない人やかかったことのない人は、費用はかかるが接種を検討してほしい」と話しています。

 2017年12月1日(金)
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■病院で結核の集団感染、転院後に2人死亡 京都府宇治市の高齢男性患者 [健康ダイジェスト]



 京都府宇治市五ケ庄の宇治おうばく病院で結核の集団感染が発生し、京都府によると、6月から11月28日までに入院患者と職員など計56人の感染が確認され、入院患者16人が発病。うち2人が、ほかの医療機関に転院後に死亡しました。
 宇治おうばく病院と京都府は、患者や職員の健康診断を進め、二次感染の防止に努めます。
 京都府などによると、6月中旬、70歳代の入院患者の男性が結核と診断され、ほかの専門の医療機関に転院後の7月末に死亡。同じ病棟の患者や職員ら約260人を検査したところ、ほかに入院患者32人と職員23人の感染が判明しました。うち患者15人が発病し、80歳代の男性も転院後の10月に死亡しました。
 結核菌の遺伝子検査をしたところ、最初に結核と診断された70歳代の男性から感染が拡大した可能性が高いことが判明したといいます。
 この70歳代の男性は認知症で、京都府は男性が病院内を徘徊(はいかい)したことが感染拡大の原因とみています。  
 また、別の病棟の70歳代男性も、転院後の10月に結核で死亡しましたが、結核菌の遺伝子型がほかの患者らと異なっているため、集団感染には含めていません。

 2017年12月1日(金)
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■インフルエンザ、全国的な流行期に入る 国立感染症研究所が発表 [健康ダイジェスト]



 インフルエンザの患者が全国的に増えており、国立感染症研究所は1日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。昨シーズンより1週間遅い流行期入りで、専門家は手洗いなどの対策の徹底を呼び掛けています。
 国立感染症研究所によりますと、11月20日から26日までの1週間に、全国約5000の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週から約3400人増えて7280人となりました。この結果、1医療機関当たりの患者数は1・47人と、流行開始の目安とされる「1」を超え、国立感染症研究所はインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。
 流行期入りの発表は、1999年の調査開始以来、過去2番目の早さとなった昨シーズンと比べて1週間遅く、例年より「やや早い」ということです。都道府県別では、沖縄県が4・88人と最も多く、次いで長崎県が4・47人、愛媛県が3・39人、宮崎県が3・20人、石川県が3・08人などとなっており、すべての都道府県で前の週より増加しました。1週間に全国で推定約7万人が医療機関を受診しました。
 また、今シーズン、これまでに検出されたウイルスは、8年前に「新型インフルエンザ」として流行したH1N1型ウイルスが全体の6割ほどと最も多くなっていますが、まだどのタイプのウイルスが主流になるかはわからないということです。
 国立感染症研究所の砂川富正室長は、「手洗いの徹底のほか、せきやくしゃみが出る場合にはマスクの着用を心掛けるとともに、65歳以上の高齢者などは特に予防接種を行ってほしい」と話しています。

 2017年12月1日(金)
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■用語 異所性尿管 [用語(い)]



[トイレ]尿管が本来とは違う位置で膀胱とつながったり、膀胱以外の部位に開口している尿路奇形
 異所性尿管とは、通常は膀胱(ぼうこう)につながっている尿管が、膀胱の正常でない部位や尿道、女児で外陰部、膣(ちつ)、子宮、男児で精管、精嚢(せいのう)に開口しているまれな尿路奇形。尿管異所開口とも呼ばれます。
 尿は腎臓(じんぞう)から尿管を通って排出されますが、尿管の出口が膀胱三角部という正常な部位ではない場合、尿失禁や尿路感染などの原因となります。男児よりも女児に6倍多くみられ、多くは先天的形態異常としてみられますが、まれに成人になってから発症する場合もあります。
 異所性尿管の原因は、胎児期の尿管の発達異常や腎臓障害などにあると見なされていますが、尿管の先天性異常ということ以外はよくわかっていません。
 尿管が膀胱内部ではなく、膀胱以外の部位に開口していると、尿路感染、尿失禁、下腹部のはれなどの症状で、医療機関の診察を受けることになり、幼少期に発覚することが多い疾患です。多くの場合、異所性尿管と診断されると、2つある腎臓の両方の尿管の位置が異常な重複腎盂(じんう)尿管であることも知られています。
 初期では痛みなどの自覚症状がない場合もあり、尿路感染や尿失禁などを起こさなければ、異常に気が付かずに成長することもあります。
 多くの場合は、尿失禁が昼夜かまわず発生し、治ることなく持続します。腎臓から尿管を通じて膀胱へ尿がたまり、膀胱壁が尿の存在を感じ取ることで尿意が生じますので、尿管が膀胱につながっていないことで尿意をコントロールできなくなり、尿失禁の原因となってしまうのです。
 腎盂腎炎などの尿路感染症による発熱などで判明する場合が多いのが特徴で、症状が悪化すると、尿が腎臓に逆流する水腎症と呼ばれる疾患になり、発熱、腹痛、頻尿、嘔吐(おうと)、尿切迫などの症状が起こる可能性があります。
[トイレ]異所性尿管の検査と診断と治療
 小児外科、泌尿器科の医師による診断では、腹部超音波(エコー)検査、静脈に造影剤を注入してX線撮影する静脈性腎盂造影検査、膀胱内視鏡とカテーテルを用いて造影検査をする逆行性腎盂造影検査などを行います。
 小児外科、泌尿器科の医師による治療では、尿管をできるだけ正常に近い形で膀胱につなぎ直し、腎臓の機能低下を防ぐための外科手術を行います。これにより、持続性の尿失禁は消失します。
 腎臓の機能が大きく落ちている時は、腎臓と尿管を摘出する腹腔鏡下手術を行うこともあります。
 尿路感染症に対しては、ペニシリン系抗菌薬、セフェム系抗菌薬などを投与したり、予防的に内服したりします。




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■用語 尿管異所開口 [用語(に)]



[トイレ]尿管が本来とは違う位置で膀胱とつながったり、膀胱以外の部位に開口している尿路奇形
 尿管異所開口とは、通常は膀胱(ぼうこう)につながっている尿管が、膀胱の正常でない部位や尿道、女児で外陰部、膣(ちつ)、子宮、男児で精管、精嚢(せいのう)に開口しているまれな尿路奇形。異所性尿管とも呼ばれます。
 尿は腎臓(じんぞう)から尿管を通って排出されますが、尿管の出口が膀胱三角部という正常な部位ではない場合、尿失禁や尿路感染などの原因となります。男児よりも女児に6倍多くみられ、多くは先天的形態異常としてみられますが、まれに成人になってから発症する場合もあります。
 尿管異所開口の原因は、胎児期の尿管の発達異常や腎臓障害などにあると見なされていますが、尿管の先天性異常ということ以外はよくわかっていません。
 尿管が膀胱内部ではなく、膀胱以外の部位に開口していると、尿路感染、尿失禁、下腹部のはれなどの症状で、医療機関の診察を受けることになり、幼少期に発覚することが多い疾患です。多くの場合、尿管異所開口と診断されると、2つある腎臓の両方の尿管の位置が異常な重複腎盂(じんう)尿管であることも知られています。
 初期では痛みなどの自覚症状がない場合もあり、尿路感染や尿失禁などを起こさなければ、異常に気が付かずに成長することもあります。
 多くの場合は、尿失禁が昼夜かまわず発生し、治ることなく持続します。腎臓から尿管を通じて膀胱へ尿がたまり、膀胱壁が尿の存在を感じ取ることで尿意が生じますので、尿管が膀胱につながっていないことで尿意をコントロールできなくなり、尿失禁の原因となってしまうのです。
 腎盂腎炎などの尿路感染症による発熱などで判明する場合が多いのが特徴で、症状が悪化すると、尿が腎臓に逆流する水腎症と呼ばれる疾患になり、発熱、腹痛、頻尿、嘔吐(おうと)、尿切迫などの症状が起こる可能性があります。
[トイレ]尿管異所開口の検査と診断と治療
 小児外科、泌尿器科の医師による診断では、腹部超音波(エコー)検査、静脈に造影剤を注入してX線撮影する静脈性腎盂造影検査、膀胱内視鏡とカテーテルを用いて造影検査をする逆行性腎盂造影検査などを行います。
 小児外科、泌尿器科の医師による治療では、尿管をできるだけ正常に近い形で膀胱につなぎ直し、腎臓の機能低下を防ぐための外科手術を行います。これにより、持続性尿失禁は消失します。
 腎臓の機能が大きく落ちている時は、腎臓と尿管を摘出する腹腔鏡下手術を行うこともあります。
 尿路感染症に対しては、ペニシリン系抗菌薬、セフェム系抗菌薬などを投与したり、予防的に内服したりします。




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■用語 機能性尿失禁 [用語(き)]



[トイレ]排尿機能は正常にもかかわらず、運動機能の低下や精神機能の衰えで起こる尿失禁
 機能性尿失禁とは、排尿機能は正常にもかかわらず、運動機能の低下や精神機能の衰えが原因で起こる尿失禁。
 膀胱(ぼうこう)や尿道、その筋肉や神経に問題があって自分の意思と関係なく尿が一時的に漏れるわけではなく、運動機能や精神機能に問題があって、尿意を催しても、それをトイレでの排尿動作に結び付けられずに尿を漏らします。
 この機能性尿失禁は、特に高齢者に多くみられます。
 運動機能に問題があって起こる機能性の尿失禁は、足が不自由だったり、手がうまく使えなかったり、機敏性に欠けたりなど日常生活動作(ADL:Activities of Daily Living)の低下のために、トイレにゆくまでの歩行が緩慢で時間がかかったり、ズボンを下ろしたりする動作に手間取ったりして、尿を漏らします。
 このような状態になる原因としては、脳出血や脳梗塞(こうそく)などの脳卒中の後遺症による動作障害、関節リウマチや腰椎(ようつい)骨折、大腿骨(だいたいこつ)骨折などによる運動障害があります。
 精神機能に問題があって起こる機能性の尿失禁は、認知症などによる精神機能の衰えのために判断力が低下し、トイレの場所の認識が薄れる、トイレの使い方がわからない、別の場所をトイレだと思い込む、排尿行為が認識できず尿がたまっているのにトイレにゆく行動を起こせない、などの理由のために、尿を漏らしたり、トイレ以外で排尿します。
 高齢になると、運動機能の低下と精神機能の衰えの両方が交じって複雑になることもあります。治療よりも、トイレにゆきやすい生活環境を見直したり、定期的にトイレに連れてゆくなどの介護の工夫が必要になります。
[トイレ]機能性尿失禁の対処方法
 運動機能に問題がある場合の尿失禁の対処方法
 医師や介護ケアの専門家と相談の上、生活環境や習慣を見直し、残された身体機能をなるべく生かして、自立して排尿できる方法を考えることが大切です。
(1)治療・機能回復訓練(リハビリテーション)
 痛みの治療や筋力トレーニングなど、治療や機能回復訓練で治せるものは治します。専門家による評価(判断)が必要です。
(2)トイレ動作の工夫
 寝たきりの人でも、練習によって座ることや立つことができるようになる場合もあります。
(3)介助方法の習得・工夫
 介助の方法がわからなかったり、間違っているために尿失禁になっている場合には、専門家が介護者に適切な介助方法を提案します。
(4)住環境の整備
 生活の場所(寝室)をトイレの近くに移動する、あるいはポータブルトイレを使用する、トイレや廊下などに手すりをつける、廊下の段差をなくす、便器を使いやすいものに替える(和式を洋式にする)など、住環境の整備によってトイレ動作がしやすくなる場合があります。
(5)福祉用具の活用
 用具はさまざまな種類があり、手足の働きを補います。適切な用具を選択することがポイントです。
(6)社会資源の活用
 地域によって異なりますが、生活を支援するさまざまな制度が作られています。これを上手に利用します。
 精神機能に問題がある場合の尿失禁への対処方法
 認知症などによる精神機能の衰えのために判断力が低下している場合、本人のできることを探しながら介助をします。
(1)トイレにゆきたいサインを見付ける
 急に立ち上がろうとする、歩き回る、様子が落ち着かない、突然ズボンを下ろそうとする、ポケットに手を突っ込むなど、本人のトイレにゆきたいサインを見付けられたら、トイレに誘導し、介助します。
(2)トイレの表示をはっきりさせる
 トイレの場所がわからなかったり、間違って覚えている場合、トイレに「便所」と書いたり、明るくしてわかりやすいようにします。トイレの場所を認識するまで、できるだけトイレに連れていくようにします。
(3)着脱しやすい衣服を選ぶ
 慣れた位置にボタンやチャックがある、といった本人がわかる衣服に替えます。
(4)便器の使い方を確認する
 便器の使い方がわからないようであれば、声を掛けます。
(5)後始末は自分でできているかどうか確認する
 泌尿器をふいたり、便器の水を流すことを忘れているようであれば声を掛けたり、介助します。うまくできた時は本人が喜ぶ方法でほめることが、基本です。




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■用語 紅斑性狼瘡 [用語(か行)]



[天秤座]膠原病の一つで、顔面などに生じる紅斑を主症状とする疾患
 紅斑性狼瘡(こうはんせいろうそう)とは、顔面などに生じる紅斑(こうはん)を主症状とする疾患。エリテマトーデスとも呼ばれます。
 膠原(こうげん)病の一つで、自己免疫性疾患のうち最も代表的なものです。
 急性で全身が侵される全身性紅斑性狼瘡と、慢性で皮膚に限局して円形の紅斑が現れる円板状紅斑性狼瘡に大別され、この間に中間型、移行型があります。
[天秤座]全身性紅斑性狼瘡は全身に症状が現れる膠原病の一つ
 全身性紅斑性狼瘡は、全身に症状が現れる疾患で、代表的な膠原病の一つ。全身性エリテマトーデスとも呼ばれます。
 現在の日本では10万人に7〜8人の発症率で、発症しやすい年齢は20歳〜40歳、その90パーセントは女性です。
 発症させる原因は、まだ解明されていません。体質、素因、免疫の異常、環境因子が関係して発症すると推定されています。免疫の異常は、自分の体の成分に対して反応する異常であるために、自己抗体が血液中にみられます。特に抗核抗体、中でもDNA(デオキシリボ核酸)に対する抗体が血液中に現れるのが、特徴です。
 全身性紅斑性狼瘡を発症させる誘因には、海水浴やスキーなどで強い紫外線を浴びたり、薬剤、ウイルス感染、外傷、ストレス、さらには妊娠、出産などがあります。
 全身性紅斑性狼瘡の最も特徴的な症状は、皮膚の露出部に赤い斑点である紅斑が現れることです。顔では鼻を中心に両側の頬(ほお)にかけて、蝶(ちょう)が羽を広げたような形の蝶型紅斑ができます。また、手のひら、つめの周囲、足の裏、胸にも紅斑がみられます。
 紅斑は厚く盛り上がることもありますが、痛みやかゆみはありません。ただし、紅斑が治った跡に瘢痕(はんこん)が残ったり、色素沈着や色素脱失になることがあります。
 髪の毛が抜けたり、つめが変形したり、日光に当たるとひどい日焼けをして火膨れができる光線過敏症などもみられます。寒冷刺激や精神的ストレスに反応して、手や足の指が真っ白になったり、青紫色になったりし、しびれ、冷感、痛みなどの症状を伴うレイノー現象も、よくみられます。
 内臓に現れる症状では、腎(じん)臓がよく侵されます。これはループス腎炎と呼ばれ、むくみや蛋白(たんぱく)尿がみられますが、初期には症状として出にくいため要注意。心膜や胸膜に炎症が起こることもあり、胸痛、発熱を起こします。
 脳や神経に障害が起こると、けいれん、まひがみられることもあります。関節痛もみられますが、関節リウマチのような関節の変形、運動機能の障害はありません。
[天秤座]全身性紅斑性狼瘡の検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、免疫血清や血液の検査を行います。免疫血清検査では、全身性紅斑性狼瘡に高頻度にみられる血清中の抗核抗体を調べます。また、血液検査によって、貧血の程度や白血球減少、血小板減少の有無を調べます。
 そのほか、尿や血液の検査によって、ループス腎炎やネフローゼ症候群、腎臓の機能障害が起こっていないかを調べます。また、侵された臓器の病状を知るために、必要に応じてX線検査、CT検査、MRI検査、心電図などの検査を行います。
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療においては、内臓の炎症にはステロイド薬(副腎〔ふくじん〕皮質ステロイド薬)が有効で、効果を発揮しています。炎症が強くて症状が重い場合には、大量に投与され、症状が安定すれば徐々に量を減らしていきます。腎臓に障害が現れた場合には、免疫抑制剤が用いられたり、血漿(けっしょう)交換療法が行われることもあります。
 ステロイド薬の使用により、予後はかなり改善しましたが、治療に用いられる薬はいずれも副作用があります。加えて、いつ、どれぐらいの期間をかけて投与量を減らすかが非常に難しいため、医師の指示を守って治療を続けることが大切。腎臓の機能低下が起こった場合には、血液透析が必要になります。
 生活上の注意としては、全身性紅斑性狼瘡を発症させる誘因があると悪化するため、強い紫外線や感染症には細心の配慮が必要です。治療のためにステロイド薬を使うと感染症にかかりやすくなるため、清潔を心掛け、インフルエンザが流行している時期は人込みを避けるなど、注意します。
 比較的若い女性がかかることが多いため、妊娠や出産の問題があった際には、医師に相談します。病状が安定していれば、妊娠、出産は十分に可能です。また、経済的な問題では、全身性紅斑性狼瘡は厚生労働省の特定疾患に認定されているので、医療費の助成を受けることができます。
[天秤座]円板状紅斑性狼瘡は皮膚限局型紅斑性狼瘡の一つ
 円板状紅斑性狼瘡は、日光露出部である頭部、顔面、四肢などに、円板状の紅斑が好発する原因不明の皮膚疾患。円板状エリテマトーデス、慢性円板状エリテマトーデスとも呼ばれます。
 膠原病の代表的な疾患で全身性の症状を伴う全身性紅斑性狼瘡と異なり、皮膚症状のみ出現する皮膚限局型紅斑性狼瘡の1つであり、慢性型のサブタイプに相当します。皮膚限局型紅斑性狼瘡には、急性型、亜急性型、中間型のサブタイプもあります。
 円板状紅斑性狼瘡の症状は、類円形ないし不整形で、魚の鱗(うろこ)のようにはがれる鱗屑(りんせつ)を伴う円板状の紅斑が多発することを特徴とします。
 円板状の紅斑は境目がはっきりしていて、頬、鼻、下唇、頭部など、日光が当たる部位にできます。皮膚面より少し盛り上がり、中心部は硬くなったり委縮していたりして、引きつったようになっています。口唇に症状が出る時はびらん、頭皮に症状が出る時は脱毛を伴うことがあります。また、かいたり刺激を与えたりすると、その部位に新たな円板状の紅斑が広がる傾向にあります。
 この皮膚病変は、治癒過程で色素沈着ないし色素脱失、委縮を生じ、瘢痕を残します。ほかの症状として、発熱や倦怠(けんたい)感がみられることもあります。
 全身性紅斑性狼瘡と異なり、全身の臓器障害はみられませんが、一部が全身性紅斑性狼瘡へ移行することがあります。全身性紅斑性狼瘡へ移行すると、円板状の紅斑が全身に広がり、内臓の炎症、腎臓の機能障害が起こります。
 円板状紅斑性狼瘡は、35~45歳の女性が発症しやすいとされています。
 現在のところ、円板状紅斑性狼瘡を発症する原因はわかっていません。しかし、紫外線や寒冷刺激、美容整形、妊娠・出産、タバコ、ウイルス感染、薬物などが関係していると考えられています。
 全身性紅斑性狼瘡は、免疫システムが自己の細胞を攻撃する自己免疫が原因だとされていますが、円板状紅斑性狼瘡は自己免疫とは無関係と考えられています。皮膚が抗原刺激や物理的刺激を受けることで、白血球のうち、リンパ球と呼ばれる細胞の一種であるT細胞が増殖し、細胞間で情報を伝えるタンパク質であるサイトカインの生成が促進され、症状が現れると推測されています。遺伝との関係は、親族内や双子で発症する例が少ないことから、可能性は低いと考えられています。
 円板状の紅斑ができて治りにくい場合、円板状紅斑性狼瘡の可能性があります。日光を避けて、皮膚科、ないし皮膚泌尿器科を受診しましょう。治った後でも、まれに皮膚がんである有棘(ゆうきょく)細胞がんの発生母地となることがあるため、症状が軽くてもしっかり治療をすることが大切となります。
[天秤座]円板状紅斑性狼瘡の検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、視診をした上で、皮膚生検といって皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べる検査を行い、円板状紅斑性狼瘡と確定します。
 血液検査を行うこともありますが、発症者の多くはほかの臓器に変化を伴わず正常です。しかし、一部の患者では、血液沈降速度(血沈)の高進、抗核抗体陽性、白血球減少がみられ、全身性紅斑性狼瘡に移行することがあります。
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療では、瘢痕が残った皮膚病変を治すことはできませんが、新しい円板状の紅斑が広がらずに限られた範囲にできている場合は、ステロイド薬(副腎〔ふくじん〕皮質ステロイド薬)の軟こうを直接塗ることが一般的です。目立つほど顔にできている場合や、頭皮の脱毛がひどい場合は、内服のステロイド薬を使用します。
 また、内服薬ではヒドロキシクロロキンなどのマラリア治療薬が皮膚症状に有効であり、欧米では第1選択薬の1つです。以前の日本では副作用のために使用が禁止され保険適応がありませんでしたが、2015年に承認されました。ヒドロキシクロロキンの長期間の効果としては半数弱の人に有効であり、残りの半分強は、内服のステロイド薬などが必要になります。
 免疫抑制剤の1つであるレクチゾールやミゾリビンの内服も有効なことがわかっていますが、貧血などの副作用が現れやすいため、慎重に使用する必要があります。
 全身性紅斑性狼瘡を合併する場合には、内臓の炎症に対して内服のステロイド薬が有効で、効果を発揮しています。炎症が強くて症状が重い場合には、大量に投与し、症状が安定すれば徐々に量を減らしていきます。腎臓の障害に対して、免疫抑制剤を用いたり、血漿交換療法を行うこともあります。
 円板状紅斑性狼瘡の悪化を防ぐためには、紫外線を避ける必要があります。肌の露出を控えるために、日焼け止めや帽子、サングラス、長袖(ながそで)などの対策が大切です。肌に過剰な刺激を与えることも悪影響なので、かゆみがある時でもかいたり刺激を与えないように気を付ける必要があります。薬を塗る時なども、手を洗い清潔な状態で塗るようにします。
 寒冷による刺激も極力受けないほうがいいため、しっかりと防寒することが重要で、夏場は清潔な服を着る、通気性のよい天然素材の洋服を着るなどの対策も大切です。加えて、ストレスを避け、適度な運動と休養をとり、バランスのとれた食事をします。




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