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■発症しやすいがん、30歳代は乳がんがトップ がん研究センターが年代別分析 [健康ダイジェスト]





 国立がん研究センター(東京都中央区)は30日、15〜39歳の「AYA(アヤ)世代」と呼ばれる若年層で発症しやすいがんの種類の年代別分析をまとめ、ウェブサイト「がん情報サービス」で公表しました。
 20歳代は卵巣がんや精巣がんが多く、30歳代では乳がんがトップでした。新薬の登場などで治療成績が向上している14歳以下の小児や中高年のがんに比べ、治療体制や支援が不十分とされるAYA世代のがんの罹患(りかん)状況がまとまったのは初めて。
 都道府県が管内の医療機関で診断されたがん患者を登録する地域がん登録データのうち、2009〜2011年に精度が国際基準を満たした27府県(国内人口の36・8%)のデータを基にし、小児がんも2007年以来、約10年ぶりにデータを更新しました。
 AYA世代で新たにがんと診断されたのは、年間約2万1400人。年代別の人口10万人当たりの罹患率は、小児12・3、15〜19歳14・2、20〜29歳31・1、30〜39歳91・1で、全国で1年間にがんと診断されるのは、小児約2100人、15〜19歳約900人、20〜29歳約4200人、30〜39歳約1万6300人と推計されます。
 年代ごとで多いがんの種類をみると、小児と15〜19歳では白血病が最多でしたが、15〜19歳で卵巣がんや精巣がんなどの胚細胞腫瘍・性腺腫瘍の割合が倍増し、20〜29歳では最多となりました。一方、30〜39歳では、女性の乳がんや子宮頸(けい)がんなど中高年にも多いがんが上位になりました。
 国立がん研究センターがん統計・総合解析研究部の片野田耕太部長は、発症しやすいがんの種類が異なることについて、「明確な原因はわからないが、10歳代後半〜20歳代は、第2次性徴の影響が考えられる。30歳代で乳がんが増えるのは、女性ホルモンの影響を受けるためではないか」と話しています。
 国立国際医療研究センター病院の清水千佳子科長は「AYA世代のがんの構成など特徴がわかったことで、支援体制を手厚くすべき診療科が明確になった」と話した上で「恋愛や結婚、仕事など生き方の悩みは医療機関だけでは対応できない。患者支援団体との連携が重要だ」と指摘しています。
 AYA世代のがん患者は、治療時期が進学や就職、結婚、出産など人生の転機と重なって、小児や高齢の患者とは異なる悩みを抱える場合が多いものの、同世代の患者が少なく、精神的に孤立するケースもあります。

 2018年5月31日(木)
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■がん患者、落語や漫才の「お笑い」で免疫細胞増加 大阪国際がんセンターが効果を確認 [健康ダイジェスト]





 がんの患者に落語や漫才などの「お笑い」の舞台を見てもらい、治療によい影響が出るかを科学的に研究している大阪国際がんセンターの研究チームが、お笑いを見た人では免疫機能が高まるなどの効果が確認できたと発表しました。
 これは、大阪市中央区の大阪国際がんセンターなどの研究チームが、29日に会見を開いて発表しました。
 研究は、芸能事務所の松竹芸能や米朝事務所、吉本興業の協力を得て、昨年5月から実施。大阪国際がんセンターで治療を受ける40歳以上65歳未満のがん患者57人を対象に、桂文枝さんの落語やオール阪神・巨人さんの漫才などのお笑いの舞台を見るグループと見ないグループに分けて、免疫細胞やQOL(生活の質)などに違いがあるかを調べました。
 その結果、がんを攻撃するNK細胞という免疫細胞の数について、お笑いの舞台を見なかったグループでは変化はありませんでしたが、お笑いの舞台を見たグループにはおよそ1・3倍に増えた人がいるなど、全体的にNK細胞の数が増えていたということです。また、お笑いの舞台を見たグループでは、免疫を高めるサイトカインと呼ばれるタンパク質が平均でおよそ30%増えていたということです。
 QOL(生活の質)を尋ねたアンケートでは、特に痛みの症状の改善がうかがえました。お笑いの舞台を見た後の気分を調べると、緊張や抑うつ、怒り、活気などの項目で改善がみられました。
 研究チームは今後、結果を論文にまとめるということで、さらにデータを詳しく分析するということです。
 大阪国際がんセンターがん対策センターの宮代勲所長は、「関西のお笑いには独特の感覚があると思っていて、それを科学的に示したいと考えていた。皆さんの協力で成し遂げることができた。治療に役立てることはまだ難しいが、将来は期待したい」と話していました。 

 2018年5月30日(水)
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■乳がん検診の高濃度乳房の一律通知、時期尚早 厚労省がQ&A集を配布 [健康ダイジェスト]





 自治体が行う乳がん検診のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)で異常が見えにくい高濃度乳房について、厚生労働省は24日、「(受診者に)一律に通知することは望ましくない」とする文書を全国の自治体に送付しました。
 乳がん検診のマンモグラフィーは、乳房を板で挟んで撮影するため痛みを感じるほか、乳腺の密度が高い高濃度乳房の人では全体が白く写り、同様に白く写る異常を見付けにくいという課題があり、結果が判然としなくても受診者には「異常なし」と伝えられることがあります。乳がん患者らは、受診者が自分の乳房のタイプを把握して日ごろから注意できるよう高濃度乳房の通知を要望していました。
 ただ、受診者に高濃度乳房と伝えても、マンモグラフィー以外に現時点で推奨できる検査方法がないとして、厚労省は一律の通知は時期尚早と判断しました。超音波検査を併用すれば異常を見付けやすいとされるものの、死亡率を減らせるかどうかは明確になっていないためといいます。
 一部の自治体では独自に通知していますが、受診者が病気と誤解するようなケースもありました。厚労省が配布した文書は同省研究班が作成したQ&A集で、市町村ががん検診の受診者に対し乳房の構成を通知する際に正しく説明できるよう示したものです。
 Q&A集では、高濃度乳房に関して9つの質問を設定し、その回答と解説、用語解説、関連する図表を記載しています。例えばQ5「高濃度乳房では乳房超音波検査でがんが多く見付かると聞きました。住民検診でマンモグラフィーに加えて乳房超音波検査をなぜやらないのでしょうか」との質問に対しては、「乳がん検診で、マンモグラフィーに加えて乳房超音波検査を行うことによって死亡率が減少するかどうかについての科学的根拠や受診者の不利益について、明らかとなっていないためです」との回答を示しています。
 NPO法人乳がん画像診断ネットワークの増田美加副理事長は、「一律通知を望ましくないとしながら、通知後の対応を示しても、正しい理解が進むとは考えられない」と批判しています。

 2018年5月29日(火)
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■角膜が濁る病気、細胞移植で視力改善 京都府立医科大と同志社大 [健康ダイジェスト]





 目の角膜が濁って視力が大幅に低下する「水疱(すいほう)性角膜症」の患者11人に、他人の角膜の細胞を人工的に増やして移植したところ、全員の視力が改善したと、京都府立医科大と同志社大の研究チームが発表しました。3年後をめどに、新しい治療法として国の承認を得ることを目指します。
 水疱性角膜症は、角膜を透明に保つ働きをする内皮細胞が減ることが原因とされます。国内の推定患者数は約1万人で、アイバンクなどから提供された角膜を移植するしか治療法がないものの、角膜は不足しています。
 京都府立医科大の木下茂教授(眼科学)らの研究チームは2013~2014年、アメリカのアイバンクに提供を受けた角膜から内皮細胞を取り出して培養し、40~80歳代の患者11人の角膜の内側に注入して定着させる臨床研究を実施。
 2年間の経過観察の結果、全員の角膜の濁りが回復し、矯正視力は平均0・2前後から1・0前後に上昇しました。拒絶反応や感染症、重い副作用はありませんでした。
 この手法では、1人の角膜から100人の治療に必要な内皮細胞が確保できるといいます。研究チームは昨年から、再生医療製品として国の承認を受けるため医師主導の臨床試験(治験)を始めており、「角膜移植に代わる治療法にしたい」としています。

 2018年5月29日(火)
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