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■用語 矮小陰茎 [用語(わ行)]





[喫茶店]陰茎が基準よりも小さい状態にある性機能疾患
 矮小(わいしょう)陰茎とは、男性の陰茎が基準よりも大幅に小さい状態にあり、生殖や性行為に支障を来す性機能疾患。マイクロペニス、ミクロペニスとも呼ばれます。
 短小陰茎という呼び方もありますが、こちらは俗語であって医学的に定義されたものではなく、個人差の範囲にすぎないものを指している場合が多く認められます。これに対して、矮小陰茎は医学的に定義されたもので、性機能疾患として認められている疾患の一つです。
 陰茎の形態は正常であるものの、陰茎の大きさが平常時はもちろん、勃起(ぼっき)時でも一定の基準よりも小さく、成人男性で勃起時の長さが5センチ以下のものが、矮小陰茎と定義されています。勃起時でも長さ太さともに5ミリに達せず、陰嚢(いんのう)に埋没して、外見上は生まれ付き陰茎を所有しない陰茎欠損症に見える極端な例もあります。
 性腺(せいせん)からのホルモンの分泌不足によって起こる性腺機能低下症が、原因と考えられています。また、全身的な症候群の一症状として、矮小陰茎がみられることもあります。
 陰茎の発達はまず、胎生期における生殖茎の分化、成長が基軸にあります。排泄腔(はいせつくう)ひだが左右ともに癒合し合って、生殖結節が形成され、その生殖結節が伸びた状態が生殖茎であり、その生殖茎が男性の陰茎、女性の陰核のベースになります。
 生殖茎は、おおよそ胎生12週までは男女ともに同様の分化、成長を続けます。その後、男性では胎児精巣(睾丸〔こうがん〕)から分泌される男性ホルモンの一種であるテストステロンの影響で、生殖茎が伸びていき、陰茎の形状をなしていきます。生殖茎は伸長に並行して、尿道ひだを引き込んで尿道を形成し、それに応じて尿道口が亀頭の先端に形成されます。
 この生殖茎の伸長と尿道ひだの引き込みが、テストステロンの分泌量が足りない場合に不十分に進行して、矮小陰茎と、尿道の出口が亀頭の先端になくて陰茎の途中や陰嚢などにある尿道下裂の原因になります。
 また、第二次性徴期におけるテストステロンの分泌障害もまた、陰茎の成長発達を阻害し、結果として矮小陰茎を示すことがあります。
 胎生期ならびに出生後に発生するテストステロンの分泌障害は、精巣自体に問題がある原発性性腺機能低下症と、テストステロンの上位ホルモンで、脳下垂体から出される性腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンの分泌障害などが原因の続発性性腺機能低下症があります。
 こうしたテストステロンの分泌不足によって発生する矮小陰茎などの障害は、テストステロンの受容体の障害でも同様に発生します。
 原発性性腺機能低下症によって矮小陰茎を示す疾患には、類宦官(るいかんがん)症や、クラインフェルター症候群などの染色体異常を示す疾患があります。クラインフェルター症候群では、第二次性徴の障害は続発性性腺機能低下症などに比較して少ないことが多く、成人後の勃起障害(ED)や男性不妊症で、クラインフェルター症候群自体が発見されることも珍しくありません。
 矮小陰茎では、陰茎が小さすぎるために性交障害を生じる時があります。また、テストステロンの相対的な不足は勃起障害(ED)を引き起こし、これも矮小陰茎同様の性交障害の原因になります。
 通常は新生児期に、医師や看護師による性別の確認が行われる際に見付かり、専門医に紹介されて治療が行われます。
[喫茶店]矮小陰茎の検査と診断と治療
 小児泌尿器科、小児外科、泌尿器科、内分泌代謝科の医師による診断では、染色体分析検査、性ホルモンの測定、アンドロゲン(男性ホルモン)受容体の検査、超音波検査、X線造影検査、CTやMRI検査による内性器の存在確認を行います。
 また、埋没陰茎、翼状陰茎などと鑑別します。これらの疾患は、いずれも陰茎が一定の基準より小さい、もしくは小さく見えるという疾患になります。
 小児泌尿器科、小児外科、泌尿器科、内分泌代謝科の医師による治療では、矮小陰茎は男性ホルモンであるテストステロンの分泌不全、もしくは機能不全が問題であることがほとんどなので、幼少期のテストステロン製剤による刺激療法を行います。テストステロン製剤には塗布薬と注射薬があり、病態に合わせて局所塗布か全身投与かを決めます。
 注射薬を用いて全身投与を行う場合、骨の成長を進行させる副作用があり、骨の発達が早期に完了してしまうリスクがあります。身長が伸びる思春期以前に、このホルモン療法を行うと、背が十分伸びないことがあります。
 また、子供をつくる生殖能力を獲得するために、性腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンの注射など、上位ホルモンから性腺に刺激を与える治療を行うこともあります。
 矮小陰茎の成人以降の処置としては、自家移植手術の陰茎海綿体延長術が行われることもあります。大腿(だいたい)部や腹部から採取した真皮を使用して、陰茎の勃起機構の主体をなす陰茎海綿体に移植して、陰茎の伸長を図ります。




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■用語 若木骨折 [用語(わ行)]





[ダイヤ]成長途中の軟らかい子供の骨に強い力が一度にかかった際に、折れずに曲がったままになった状態
 若木骨折とは、成長途中の軟らかい子供の骨に、強い力が一度にかかった際に折れずに曲がり、そのままになった状態。子供特有の不完全骨折の状態で、若木屈曲骨折とも呼ばれます。
 幼少児の骨というのは、大人の骨に比べて、有機成分であるコラーゲンが豊富で、弾力性に富んで軟らかく、元々折れにくい特徴を持っています。
 従って、転倒や転落によって本来ならば骨が折れてしまうような無理な力が加わった際に、割りばしが完全に破断するようにポッキリと折れるのではなく、みずみずしい若木の枝を折り曲げたように、あるいは千歳飴(ちとせあめ)を折り曲げたように、 骨の一部に亀裂(きれつ)が入ってグニャリと変形します。
 若木骨折は、外から見て、はっきり盛り上がるように曲がっているのがわかる場合も、微妙に曲がってわからない場合もあります。
 症状の軽い場合、骨折直後にあまり痛みを感じません。骨折してから2、3日が経っても痛みが引かず、医師の診察を受けて骨折と診断されることがあります。
 少しはれる程度で、触らなければ痛みを感じず、骨折だとわからないこともあります。特に、赤子や小さな幼児の場合、見た目の変形が感じられず、あまり痛がらないため、見過ごされてしまうこともあります。
 なお、若木骨折は管状骨に屈曲力が作用して骨折を生じますが、同じ管状骨に長軸方向への圧迫力が作用した場合は、部分的に押しつぶされて、骨折部の外周が竹節(たけふし)のように膨隆します。このようなタイプの若木骨折は、竹節状骨折と呼ばれます。
[ダイヤ]若木骨折の検査と診断と治療
 整形外科の医師による診断では、骨の痛みがある部位と症状、受傷した時の状況、およびX線(レントゲン)検査で確定します。
 軽度の場合、外見上のはれも少なく、痛みだけが手掛かりで、X線検査を行ってもほとんど異常を示さず判断が難しいこともありますが、骨折後1カ月程度で骨膜反応という骨折の修復により異常がわかります。
 骨シンチグラフィー検査やMRI(磁気共鳴画像撮影)検査、CT(コンピュータ断層撮影)検査を行うと、骨折の初期の段階の病変でも判断することが可能です。
 整形外科の医師による治療では、患部をギプスなどにより固定し、負荷がかからないようにします。
 若木骨折は、成人の骨折に比べると早く治癒する特徴があります。患部を固定しておけば、多くの場合は数週間後に骨は真っすぐに戻ります。
 場合によっては、麻酔をかけて骨の形を戻す手術を実施します。また、子供の骨の端には骨端(こったん)線という骨の成長に欠かせない重要な部位があり、ここに損傷を受けていた場合は、骨が変形して成長したり、成長が止まったりする場合があるので、きちんとギプス固定をしたり、手術をするなどの処置をします。
 成長期の子供の骨折は治りが早く、骨折した部位を数年後にレントゲン検査してみても、骨折の跡がほとんどわからないくらい完全に治癒することも珍しくありません。ギプス固定を外した後のリハビリでも子供の回復は目覚ましく、一般的には関節が固まって動きが悪くなる拘縮を残すこともありません。
 ただし、成長期にある子供では、成長が終了するまでしっかりと経過観察する必要があります。過成長といって、折れた骨が過度に成長して長くなってしまうことがあるからです。





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■用語 ワギニスムス [用語(わ行)]





[リボン]膣口や膣周囲の筋肉が不随意にけいれん、収縮を起こし、性交ができなくなったりする状態
 ワギニスムスとは、女性の膣口(ちつこう)や膣周囲の筋肉が不随意にけいれん、収縮を起こし、性交時に痛みを感じたり、性交ができなくなったりする状態。膣けいれん、膣けいとも呼ばれます。
 このワギニスムスは、性交経験のない人に起こる原発性のワギニスムスと、性交経験のある人に起こる続発性のワギニスムスとに分かれます。
 原発性のワギニスムスでは、初交の際に男性が陰茎を膣に挿入しようとすると、外陰部の疼痛(とうつう)を覚えるため、不随意反射的に膣口の括約筋である球海綿体筋や外肛門(こうもん)括約筋を強く締めてしまい、挿入が困難か、あるいは挿入に強い痛みを伴います。挿入後に起こった場合は、陰茎を抜去するのが困難になります。
 原発性のワギニスムスの多くは、幼少期の性的障害や、性への消極的思考の教育、宗教的な罪悪感、望まない結婚などが関係するといわれています。無意識の心理的葛藤が身体的症状として現れる、いわゆる心身症としてとらえることもできます。
 続発性のワギニスムスの場合は、結婚後何年もしてから症状が現れることもあります。また、陰茎挿入時に疼痛を覚えることもしばしばです。
 続発性のワギニスムスは、性交を望まない気持ちが無意識にあると生じることがあります。例えば、過去に性交で経験した痛みが、症状の原因となっている場合があります。このほか、妊娠すること、パートナーに支配されること、自制が利かなくなることなどに対する恐れなどが、性交を望まない気持ちにつながります。
 骨盤内の感染、けが、出産、手術などによる腟口の傷跡などの身体的な問題が、ワギニスムスを引き起こしていることもあります。腟洗浄、殺精子剤、コンドームのラテックスなどによる刺激も、原因となることがあります。
 ワギニスムスの痛みのため、性交に耐えられない女性もいますが、こうした女性でもペニスの挿入を伴わない性行為であれば楽しめることがあります。逆に、月経の際の生理用タンポンの挿入にさえ耐えられないような場合もあり、こうした人では医師による検査の際に麻酔が必要となります。
 医師による診断が難しいことと、治療には時間がかかることがあるので、ワギニスムスに気付いたら、まずは産婦人科に相談に行くのがよいでしょう。その後、必要に応じて専門家の治療を受けることになります。
[リボン]ワギニスムスの検査と診断と治療
 婦人科、産婦人科の医師による診断は、発症者による症状の説明、病歴によって続発性のワギニスムスを疑いますが、確定診断は腟の検査を行うことになります。ただし性器という場所ゆえに、なかなか検査を行いにくいというのが現状です。
 身体的疾患がワギニスムスの原因となっている場合は、その治療を行います。原因が精神的なものである場合は、性交や性器に対する不安の除去を図る精神医学的療法を行います。同時に、パートナーとの関係の見直しや、家庭環境の改善も必要になってきます。
 物理的な治療として、器具の挿入による腟の段階的拡張を行うほか、局所への麻酔薬入りゼリーの塗布、処女膜切開、向精神薬の内服などの方法があります。
 腟の段階的拡張は、潤滑剤を塗ったプラスチック製の棒(拡張器)を自分で腟に挿入し、腟を徐々に広げていくという方法です。初めは細い拡張器を使用し、楽に挿入できるようになったら徐々に太いものに変えていきます。十分な太さの拡張器を入れていても不快感を感じないようになったら、改めてパートナーとの性交を試みます。
 この拡張器を挿入した状態で、骨盤部の筋肉を強化するケーゲル体操を行うと効果的な場合があります。ケーゲル体操は、排尿を途中で止める時のように、腟、尿道、直腸の周りの筋肉に力を入れて約10秒間引き締め、次に力を抜いて約10秒間緩めます。この動作を10〜20回繰り返すのを1セットとして、1日に3セット以上行います。
 この体操により、不随意に収縮していた筋肉をコントロールする感覚を身に着けることができ、尿失禁や便失禁の予防や軽減にもつながります。




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■用語 湾曲爪 [用語(わ行)]





[足]つめの甲が高度に弓なりに曲がり、両側縁に食い込んだ状態
 湾曲爪(そう)とは、爪の甲が両側縁に向かって深く湾曲して、側爪廓(そくそうかく)に巻き込み、爪廓部を損傷する状態。巻き爪(づめ)とも呼ばれます。
 側爪廓に食い込んでいるものは陥入爪(かんにゅうそう)といい、側爪廓に巻き込んでいて爪の両端が丸まっている湾曲爪は、陥入爪の変形です。湾曲爪と陥入爪は、合併して起ることもあります。
 湾曲爪は足の爪に起こることがほとんどで、まれには手の爪にもみられます。湾曲爪や陥入爪は統計的に欧米人に多く、また3対1の割合で男性に多いとされていましたが、近年では、日本人の間にも老若男女を問わず急速に増加し、ことに若い女性での発生が目立ちます。
 主な原因は、先天的な爪の異常、爪の外傷、爪の下がうむ疾患であるひょうそ後の変形です。これに、窮屈な先の細い靴による爪の圧迫、不適当な爪切り、立ち仕事や肥満による過度の体重負荷ないし下肢の血流障害、あるいは、爪の水虫による爪の甲の変形などが加わって、悪化します。
 爪の甲の端が爪廓に巻き込むと、圧迫によって痛みを生じます。また、巻き込んだ爪の甲が爪廓の皮膚を突き刺すようになると、指の回りがはれたり、その部分を傷めて痛みが増強します。
 爪の甲の端が変形して起こるため、肉眼で確認しづらい状態で進行していくことが多く、気付いた時には皮膚に深く巻き込んでしまっていることもあります。場合によっては、出血を起こすほどに爪が深く突き刺さってしまうこともあります。
 この傷に、ばい菌が入ると、より赤くはれ上がってくるとともに、赤い出来物を生じるようになります。これを化膿性肉芽腫(かのうせいにくげしゅ)と呼びます。
 ひょうそなどの感染は、湾曲爪や陥入爪を誘発したり、悪化させたりするため、早期に適切な治療を必要とします。湾曲爪や陥入爪の再発を繰り返す場合や、側爪廓の盛り上りが強すぎて歩行に支障を来すような場合には、皮膚科専門医による外科的治療を行わないと完治しません。
[足]湾曲爪の検査と診断と治療
 皮膚科の医師による治療の基本となるのは、爪の端を皮膚に刺さらないように浮かせて伸ばし、とげ状の部分をカットする方法と、手術で爪の端を取り除く方法です。爪の変形が強くなるため、原則的に抜爪は行われません。
 湾曲爪の矯正にはさまざまな方法があり、プラスチック製のチューブを爪の端に装着するガター法も行われています。爪を切開して、爪の端をチューブで包むことで指の組織を保護するのが目的で、傷口が化膿している場合などに、ガーター法は行われます。
 形状記憶合金のワイヤーやプレートを使用する方法もあります。ワイヤー法は、爪の先端に2カ所穴を開け、太さ0・5ミリ程度の特殊なワイヤーを通して矯正する方法です。早ければワイヤーを装着した直後に痛みが治まり、ほとんどが数日中には痛みなどの症状が軽くなります。2~3カ月に1度、ワイヤーを入れ替えて爪を平らな状態に近付けていきます。ワイヤーの装着後も通常、運動の制限や入浴の制限などありません。
 プレート法は、主に湾曲爪と陥入爪を併発して症状がひどく、痛みもひどい場合や、ワイヤーの穴を開ける余裕がない場合などに行われます。爪の表面に、形状記憶合金製のプレートを医療用の接着剤を使用して接着します。後は自宅で、ドライヤーなどの熱を利用して1日に2〜3回、湾曲爪の部分に熱を加えてプレートを伸ばすだけです。
 また、深爪した爪、巻き込んでいる爪の先端にアクリル樹脂の人工爪を装着して、人工的に爪が伸びた状態を作り、周囲の皮膚への巻き込みを緩和し、湾曲爪を矯正する人工爪法もあります。
 矯正や人工爪による治療は時間がかかりますが、手術と違ってメスを使わないので痛みもほとんどなく、見た目も正常にになるという利点があります。
 湾曲爪を治療するためではなく、化膿した組織を治すためには、硝酸銀が使われます。硝酸銀を湾曲爪でできた傷口に滴下し、傷口を溶かし正常な組織への再生を促します。硝酸銀が滴下された皮膚は、しばらくの間、黒く染色されます。
 湾曲爪がひどい場合、激しい痛みがある場合には、爪の元となる組織である爪母を除去する外科手術を行って、改善を図ることがあります。爪母を外科手術で除去する鬼塚法と、薬品で爪母を焼き取るフェノール法がありますが、どちらも再発する可能性があるというデメリットがあります。
 近年では、レーザーメスを使って爪母を切除する方法も開発されています。いずれにしろ、外科手術は最後の手段となる場合がほとんどです。
 生活上の注意としては、まず足指を清潔に保つことが大切なので、多少ジクジクしていても入浴し、シャワーでばい菌を洗い流します。ばんそうこうなどで傷口を覆うと、かえって蒸れてばい菌が増殖します。消毒した後、できれば傷を覆わないか、風通しのよい薄いガーゼ1枚で覆います。
 窮屈な靴、特にハイヒールや先のとがった革靴などは、爪を過度に圧迫するので避けます。爪切りの際には、かえって湾曲爪を増強させる深爪にしないように気を付けます。





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