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■病気 サイトメガロウイルス感染症 [病気(さ)]





[ゴルフ]サイトメガロウイルスによって起こり、さまざま症状を生じる感染症
 サイトメガロウイルス感染症とは、ヒトヘルペスウイルスの仲間であるサイトメガロウイルス(CMV)に感染することによって、さまざまな症状を生じる疾患。
 サイトメガロウイルスは世界中で見られるウイルスで、その感染は直接的、間接的な人と人の接触によって起こります。感染源になり得るものとしては、唾液(だえき)、鼻汁、子宮頸管(けいかん)粘液、腟(ちつ)分泌液、精液、母乳、涙、血液、尿、便などが知られており、一見健康にみえる人からもウイルスの排出が起こることもあります。
 日本人の大多数は、誕生前の胎児の段階で母子間でサイトメガロウイルスに初めて感染し、潜伏した状態で体内にウイルスを保有します。この先天性感染では、胎児に重い後遺症を残すこともあり、重症の場合には肝臓のはれ、黄疸(おうだん)、出血などの症状に加え、小頭症や水頭症といった神経の異常も加わり、胎児や新生児が死亡することもあります。5歳ころまでに、難聴や知能の障害、目の異常などの症状が出てくる場合もあります。
 小児や成人の段階で初めてサイトメガロウイルスに感染する後天性感染では、症状が現れる場合でも発熱、肝臓やリンパ節のはれというような軽い症状がほとんどです。しかし、一度、サイトメガロウイルスに感染すると、症状が消えて治ったように見えても一生の間、体内に生きたサイトメガロウイルスが潜伏しています。
 疾患や薬など何らかの原因で免疫力や抵抗力が低下した状態になると、潜伏感染していたサイトメガロウイルスが再活性化して、ほとんどの人に症状が現れます。発熱、白血球減少、血小板減少、肝炎、関節炎、大腸炎、網膜炎、間質性肺炎などの症状が現れると重症になります。
[ゴルフ]サイトメガロウイルス感染症の検査と診断と治療
 免疫状態や抵抗力が低下している場合は、治療が必要です。それ以外の場合は無症状か軽症のことが多く、治療が不必要なこともあります。
 医師による診断は、血清抗体の測定や尿などの臨床材料からウイルスを検出することで確定します。妊娠中に超音波検査などで胎児に異常が見付かった場合は、羊水のウイルス検査を行うこともあります。サイトメガロウイルスの遺伝子は健常人の組織中にもあり、無症状でウイルスを排出することもあります。
 治療では、ガンシクロビル、フォスカーネット、シドフォビル 、アシクロビル、バラシクロビルなどの抗ウイルス剤、抗サイトメガロウイルス高力価(こうりきか)免疫グロブリン、ヒト型抗サイトメガロウイルス単クローン抗体などが用いられます。
 予防のためには、サイトメガロウイルスを含む唾液、母乳、膣分泌物、精液、血液、尿、便を介して人から人への感染が起こると考えられますので、これらの体液に触れた後は、よく手を洗うようにします。

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■病気 細菌性赤痢 [病気(さ)]





[ダイヤ]赤痢菌によって起こり、血便を生じる感染症
 細菌性赤痢とは、赤痢菌によって引き起こされ、血便を生じる急性の感染症。世界中に広く分布する細菌感染症です。
 赤痢菌には、志賀赤痢菌(ディゼンテリー菌)、フレキシネリ菌、ゾンネ菌、ボイド菌の4種があります。
 志賀赤痢菌は、志賀潔によって発見され、志賀毒素という腸管出血性大腸菌O—157の産生する毒素の一つとほとんど同じものを産生し、4種の中で最も病原性が強いものです。フレキシネリ菌も、典型的な赤痢の症状を示します。ゾンネ菌は、日本で70〜80パーセントを占めて最も多いものの、病原性が弱く軽症です。ボイド菌は、日本では非常にまれ。
 赤痢菌に汚染された食品や水、氷などを介して感染しますが、感染に必要な赤痢菌の菌量は10〜100個と極めて少なく、食器やはしなどを介して人から人に直接感染することもあります。家庭内2次感染の危険性が高く、約40パーセントでみられます。特に、小児や老人に対しての注意が必要です。
 日本でのここ数年の発症者数は年間700〜800人で、20歳代に年齢のピークがあり、14歳までの発症者は全体の約10パーセント程度。国外感染例が70パーセント程度で、国内では保育園、学校、ホテルなどでの集団発生や、牡蠣(かき)を介した全国規模での感染がありました。
 典型的な赤痢では、1〜3日の潜伏期間の後、下痢、悪寒、発熱、腹痛、倦怠(けんたい)感が現れます。赤痢菌の種類によって症状の程度に差があり、最も病原性の強い志賀赤痢菌では、1〜2日間発熱があって、腸内からの出血によって粘血便がみられ、トイレにいった後でもすっきりせず、また行きたくなる渋り腹が現れることがあります。
 他の3種の赤痢菌では、粘血便をみることはほとんどありません。特に、日本で多いゾンネ菌によるものは重症例が少なく、軽い下痢と軽度の発熱で経過することが多く、菌を持っていても症状のない健康保菌者もいます。
[ダイヤ]細菌性赤痢の検査と診断と治療
 海外旅行中や旅行後に血便を伴う下痢の症状が現れたら、赤痢を含む細菌性腸炎の可能性があります。検疫所あるいは培養検査のできる医療機関を受診し、便の細菌検査を受けることが必要です。
 日本では、細菌性赤痢は感染症法で2類感染症に指定されており、発症者は原則として2類感染症指定医療機関に入院となりますが、無症状者は入院の対象とはならず外来治療も可能です。
 医師による診断では、便の細菌培養を行い、赤痢菌が検出されれば確定します。他の細菌による下痢症との区別も、培養結果によります。迅速検査として、赤痢菌の遺伝子を検出する方法も開発されています。細菌性赤痢もしくは病原体保有者であると診断した医師は、直ちに最寄りの保健所に届け出ます。
 治療では、成人にはニューキノロン系の抗菌剤、小児には抗菌剤のホスホマイシンを投与します。生菌整腸薬を併用し、下痢や発熱による脱水があれば点滴や経口輸液による補液を行います。強力な下痢止めは使いません。
 治療後に再度、便培養を行い、除菌を確認します。最近は、分離される赤痢菌の多くがアンピシリン、テトラサイクリン、ST合剤に耐性があるとされています。
 赤痢は世界中どこでもみられる感染症で、特に衛生状態の悪い国に多くみられます。海外旅行中は、生水、氷、生ものは避けることが、重要な予防方法となります。屋台のヨーグルト飲料や氷で感染した例も報告されていますので、不衛生な飲食店、屋台などでの飲食も避けます。

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タグ:病気(さ)
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■病気 サルモネラ食中毒 [病気(さ)]





[ゲーム]鶏卵や鶏、豚、牛の肉が原因食となって発生する食中毒
 サルモネラ食中毒とは、サルモネラ菌が原因となって起こる食中毒。重症の食中毒を起こすこともあります。
 サルモネラ菌は、もともと自然界に広く分布し、鶏(にわとり)、豚、牛などの家畜や家禽(かきん)、犬や猫などのペットも保有しています。血清型別という方法で約2500種に分けられ、低温や乾燥に強い性質があります。
 一般に、1グラム中に1万個以上の菌が増殖した食品を食べると感染し、中毒症状を起こします。幼児や高齢者では、わずかな菌量でも感染します。一般に、人から人へ伝染することはありませんが、乳幼児や高齢者では、二次感染することもあります。
 原因となる食品としては、サルモネラ菌を持っている鶏、豚、牛などの肉や、鶏卵などをよく火を通さないで食用にしたもののほか、納豆、氷小豆、乳製品などが挙げられます。特に近年では、鶏卵に含まれるエンテリティディスという血清型の菌によって、生卵を始めとして、卵焼き、オムレツ、手作りケーキやマヨネーズなどからもサルモネラ食中毒が起こっています。
 また、ペットから感染したサルモネラ菌が原因となって、食中毒が起こることもあります。
 原因食を食べてから、12〜48時間の潜伏期間を経て発症し、発熱、寒け、頭痛、腹痛、下痢、嘔吐(おうと)、全身脱力感などを起こします。下痢は水様便から粘血便で、渋り腹を伴うことが多く、しばしば強い症状が現れます。
 これらの症状は2〜3日で改善し、多くは1週間以内で回復します。
 ただし、潜伏期間や症状は、摂取した菌の量や発症者の健康状態、年齢によって変化します。乳幼児ではわずかな菌量でも発症し、場合によっては激しい下痢、強い腹痛、血便などの重い症状を示すこともあります。
 下痢、嘔吐などの回数が多くなると、特に乳幼児や高齢者では、脱水症状が強くなることがしばしばあります。脱水症状とは、体内の水分が不足するために全身のバランスが崩れ、心臓などの循環器、腎臓(じんぞう)、肝臓の働きが悪くなることで、ひどくなったまま放置すればショック状態となり、死に至ることもあります。
[ゲーム]サルモネラ食中毒の検査と診断と治療
 食中毒によって乳幼児や高齢者の脱水症状が強くなった場合には、内科、消化器科、胃腸科、小児科の専門医を受診します。
 医師は急性の中毒症状から感染を疑いますが、サルモネラ食中毒と確定するには、実際に糞便(ふんべん)などから原因となっている菌を分離することが必要です。食べた食品、季節、年齢も参考になります。
 感染初期や軽症の場合は、整腸剤や補液の点滴による対症療法を行います。重症化した場合は、抗菌剤の投与による治療を行います。抗菌剤は原因菌に有効な種類を使用することが原則ですが、原因菌の分離には24〜48時間かかるので、急を要する場合には症状、原因食、季節、年齢などから推定して治療を始めます。
 ほとんどの場合は点滴や抗菌剤などで治りますが、サルモネラ菌は下痢の症状が消えても長期間、排菌される傾向があるので、検査を続ける必要があります。
 サルモネラ食中毒を予防するためには、以下のことを心掛けます。食肉や卵は、十分に加熱する。まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で殺菌する。調理後は、早めに食べる。食品の長期間の保存は、できるかぎり避ける。ペットに触れた後は、よく手を洗う。

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■病気 臍炎 [病気(さ)]





[iモード]新生児のへそに細菌が感染し、周囲にも炎症が及んだ状態
 臍炎(さいえん)とは、新生児の臍帯(へその緒)が取れたくぼみの部分に細菌感染が起こり、へそやへその周囲に炎症が及んだ状態。
 出生時に母胎と切り離された新生児の臍帯は、生後1週間〜10日で乾いて自然に脱落し、跡はすぐ皮膚で覆われたくぼみになります。このくぼみにたまった垢(あか)や汗、異物などに細菌が感染すると、臍炎が生じます。
 症状としては、へそやその周囲に発赤、はれ、痛みが起こったり、へそから分泌液や、うみが出てジクジクしたりします。出血することもあります。
[iモード]臍炎の検査と診断と治療
 へそやへその周囲が赤くはれている、分泌物が出ている、出血している、新生児が痛がるなどの症状が出ている場合には、早めに小児科を受診します。
 医師による治療は、感染した垢や異物を取り除き、うみを十分に排液しながら消毒を行います。さらに、抗生物質を服用したり、軟こうを塗布します。
 このような処置で通常は比較的短期間に治癒することが多いのですが、症状が長引く場合や再発を繰り返す場合は、ほかの病状を考える必要があります。
 胎生の初期では、臍帯が腸管や膀胱(ぼうこう)とつながっているために、まれに腸管の一部が臍部に残る臍ポリープを生じたり、膀胱とのつながりが臍部に残る尿膜管遺残を生じたりすることがあります。これらは臍炎とは別のもので、治りにくく手術が必要です。
 臍炎の予防としては、へその緒が取れたくぼみの部分がきれいに乾くまで、しっかり消毒します。入浴後に消毒し、滅菌ガーゼを張っておくのがよく、出産した病院でもらえる臍消毒セットを使い切るぐらいまでやっておくと安心です。

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