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■用語 頻脈性不整脈 [用語(ひ)]





[ゴルフ]心臓の拍動が異常に速くなり、血圧の低下を招く不整脈
 頻脈性不整脈とは、心臓の拍動が異常に速くなる不整脈。
 血管系統の中心器官である心臓には、4つの部屋があります。上側の右心房と左心房が、血液を受け入れる部屋です。下側の右心室と左心室が、血液を送り出す部屋です。4つの部屋がリズミカルに収縮することで、心臓は絶え間なく全身に血液を送り出すことができるのです。
 このリズムを作っているのが心臓の上部にある洞結節(どうけっせつ)と呼ばれる部分で、1分間に60~80回の電気刺激を発生させて、心臓を規則正しく収縮させています。この電気刺激が何らかの原因で正常に働かなくなることによって、拍動のリズムに乱れが生じて、不整脈が起こります。
 不整脈は、拍動が速くなる頻脈性不整脈、拍動がゆっくりになる徐脈性不整脈、拍動が不規則になる期外収縮の3つに分類されます。  
 頻脈性不整脈は、1分間当たりの拍動が100回を大きく上回る症状をみせます。人間の血液量は一定なので拍動する回数が多くなると、1回の拍動で送り出される血液量が少なくなり、血圧の低下を招きます。
 頻脈性不整脈で現れる症状としては、動悸(どうき)や血圧の低下による息苦しさなどが起こります。短時間、胸が痛くなることもあります。
 原因としてもっとも多いのは、加齢によるものです。年を取ると誰でも少しずつ不整脈になっていきます。次に、ストレス、過労、睡眠不足が原因になってきます。基本的には狭心症や心筋梗塞(こうそく)とは別の疾患ですが、すでに心臓の疾患があると、不整脈になりやすいのも事実です。また、頻脈性不整脈の原因となっているのは、心臓の動きにかかわる電流に過電流を起こす部位があるためである、という研究結果もあります。
 頻脈性不整脈を来す病態には、運動後などにみられる無害な洞性頻脈や、命にかかわることはほとんどない発作性上室性頻拍、心房細動のほか、心室頻拍、心室細動、WPW症候群などがあります。心室頻拍や心室細動は、放置したままでいると短時間で意識消失から突然死に至る危険性が高く、緊急な治療を必要とする重症不整脈に相当します。
 心室頻拍は、心室から発生した異所性刺激によって、1分間当たりの拍動が100~200回という非常に速い発作性の頻脈を示します。血液の送り出しが阻害されて血圧も低下し、さらには心室細動に移行する可能性のある危険な病態です。
 心室細動は、心室の無秩序な興奮により異常な刺激を受け、1分間当たりの拍動が300~600回と極端に速くなる病態です。心室が小刻みに不規則に震える細動を伴って、電気刺激に心臓の反応が追い付かなくなり、拍動が弱まって血液の送り出しが不能な状態となり、血圧はゼロに下がります。胸痛や不快感が起き、血液が脳や体全体に届かなくなって、細動が10秒前後続くと意識を消失、さらに10分続くと脳死に至るともいわれています。
 心臓突然死の多くは心室細動が原因で、即座に心臓マッサージを開始するか、公的機関やスポーツ施設を中心に配備されている自動体外式除細動器(AED)などを用いて細動を取り除かなければ、循環停止から呼吸停止に陥り死亡します。
 心室細動は、もともと心臓の筋肉が弱っている人に多く起き、拡張型心筋症やブルガダ症候群と呼ばれる珍しい心臓病を持つ人にも起きます。また、遺伝的に重症不整脈を起こしやすいタイプもあり、若者が睡眠中などの安静時や運動中に、心室細動を起こすこともあります。
 若者の場合、持病がなければ心室頻拍や心室細動などの重症不整脈の兆候も現れにくく、たとえ不整脈で倒れても軽度で回復して、それに気付かない場合があって予知が難しく、突然死の原因になりやすいという特徴があります。
 心室細動は活動時よりも安静時、特に睡眠時に起こりやすく、睡眠中に心室細動発作を繰り返していても本人には自覚されないこともあります。同居者がいた場合、夜間に突然もだえてうなり声を上げたり、体を突っ張ったり、失禁したりする全身症状を指摘され、初めて発作があったことがわかることもあります。睡眠時などの安静時の発作は、再発率が高くなっています。
 日本国内では心臓が原因の突然死が年間7万人を超え、そのうち最も重大な直接原因が重症不整脈と考えられています。
 重症不整脈は、命にかかわるものなので、まずは毎年の健康診断をきちんと受けること、そして健診で異常が見付かったり、胸の自覚症状があった際には循環器科、循環器内科、もしくは不整脈専門の不整脈科、不整脈内科を受診することが勧められます。
[ゴルフ]頻脈性不整脈の検査と診断と治療
 循環器科、循環器内科、不整脈科、不整脈内科の医師による診断では、検査によって症状を特定します。普通の心電図検査を中心に、胸部X線、血液検査、さらにホルター心電図、運動負荷検査、心臓超音波検査などを行います。いずれの検査も、痛みは伴いません。
 ホルター心電図は、携帯式の小型の心電計を付けたまま帰宅してもらい、体を動かしている時や、寝ている時に心電図がどう変化するかをみる検査。長時間の記録ができ、不整脈の数がどれくらいあるか、危険な不整脈はないか、症状との関係はどうか、狭心症は出ていないかなどがわかります。とりわけ、日中に発作が起こりにくい不整脈を発見するのに効果を発揮します。
 運動負荷検査は、階段を上り下りしたり、ベルトの上を歩いたり、自転車をこいでもらったりする検査。運動によって不整脈がどのように変わるか、狭心症が出るかどうかをチェックします。
 心臓超音波検査は、心臓の形態や動きをみるもので、心臓に疾患があるかどうかが診断できます。
 循環器科、循環器内科、不整脈科、不整脈内科の医師による内科治療では、抗不整脈薬という拍動を正常化する働きのある薬を中心に行います。ただし、不整脈そのものを緩和、停止、予防する抗不整脈薬での治療は、症状を悪化させたり、別の不整脈を誘発したりする場合があり、慎重を要する治療法であるといえます。抗不整脈薬のほかに、抗血栓薬など不整脈の合併症を予防する薬なども用います。
 循環器科、循環器内科、不整脈科、不整脈内科の医師による外科治療では、頻脈性不整脈に対して、体内に挿入したカテーテル(細い管)の先端から高周波を流し、心臓の過電流になっている部位を焼き切って正常化する、カテーテル・アブレーション法という新しい治療法が行われています。この治療法は、心臓の電位を測って映像化する技術が確立したことで実現しました。
 薬物療法に応じず、血行動態の急激な悪化を伴い心室頻拍、心室細動、心房粗細動などを生じる重症不整脈に対しては、直流通電(DCショック)を行います。また、慢性的に重症心室頻拍、心室細動の危険が持続する症状に対しては、植え込み型除細動器(ICD)の埋め込み手術も考慮されます。植え込み型除細動器は、致命的な不整脈が起きても、それを自動的に感知して止めてしまう装置です。
 治療に関しては、疾患自体の原因がはっきりしていないため対症療法に頼るしかなく、現在のところ根治療法はありません。心室細動発作を起こした際は、自動体外式除細動器(AED)、または手術で体内に固定した植え込み型除細動器(ICD)などの電気ショックで回復します。
 心室細動発作を起こしたことが心電図などで確認されていたり、原因不明の心停止で心肺蘇生(そせい)を受けたことがある人では、植え込み型除細動器(ICD)の適応が勧められます。このような発症者は今後、同様の発作を繰り返すことが多く、そのぶん、植え込み型除細動器(ICD)の効果は絶大といえます。また、診断に際して行う検査においてリスクが高いと判断された場合にも、植え込みが強く勧められます。
 といっても、植え込み型除細動器(ICD)の植え込みはあくまで対症療法であり、発作による突然死を減らすことはできても、発作回数自体を減らすことはできないところに限界があるといわざるを得ません。
 植え込み型除細動器(ICD)は通常、左の胸部に植え込みます。鎖骨下の静脈に沿ってリード線を入れ、心臓の内壁に固定します。治療には500万円ほどかかりますが、健康保険が利き、高額療養費の手続きをすれば、自己負担は所定の限度額ですみます。手術後は、入浴や運動もできます。
 ただし、電磁波によって誤作動の危険性もあり、社会的な環境保全が待たれます。電子調理器、盗難防止用電子ゲート、大型のジェネレーター(発電機)などが、誤作動を誘発する恐れがあります。
 万一、発作が起きた際の用心のため、高所など危険な場所での仕事は避けたほうがよく、車の運転も手術後の半年は原則禁止。電池取り替えのため、個人差もありますが、5〜8年ごとの再手術も必要です。確率は低いものの、手術時にリード線が肺や血管を破ってしまう気胸、血胸なども報告されています。





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■用語 肥大型心筋症 [用語(ひ)]





[ゴルフ]心臓の筋肉の疾患で、左心室心筋の異常肥大を特徴とする疾患
 肥大型心筋症とは、心臓で血液を送り出している左心室心筋の異常肥大を特徴とし、原因または原因との関連が不明な疾患。原因として多くは、心筋収縮に関連する蛋白(たんぱく)質の遺伝子変異が認められます。
 血管系統の中心器官である心臓には、4つの部屋があります。上側の右心房と左心房が、血液を受け入れる部屋です。下側の右心室と左心室が、血液を送り出す部屋です。4つの部屋がリズミカルに収縮することで、心臓は絶え間なく血液を全身に送り出すことができるのです。リズムを作っているのが心臓の上部にある洞結節(どうけっせつ)と呼ばれる部分で、1分間に60~80回の電気刺激を発生させて、心臓を規則正しく収縮させています。
 心筋が肥大して厚くなると、心臓内部の空間が狭くなって、心臓は十分な量の血液を送り出せなくなります。右心室と左心室の間にある心室中隔の上部で、左心室心筋の肥大が著しい場合には、心臓が収縮する時に左心室の血液流出路の狭窄(きょうさく)を生じるものがあり、これを閉塞(へいそく)性肥大型心筋症と呼びます。
 狭窄の生じないものは、非閉塞性肥大型心筋症と呼びます。この非閉塞性肥大型心筋症の中で、肥大する部位が心臓の底の心尖(しんせん)部に限局するものは、心尖部肥大型心筋症と呼びます。
 また、肥大型心筋症では、心室中隔以外の部分である左心室自由壁に比べて、心室中隔の異常肥大が著しいことが一般的なため、非対称性中隔肥大と呼ぶこともあります。
 症状としては、非閉塞性肥大型心筋症では、動悸(どうき)、呼吸困難、胸部圧迫感、胸痛などが自覚症状として現れます。
 閉塞性肥大型心筋症では、さらにめまい、あるいは失神が加わります。失神の多くは運動時に起こりますが、運動をすると安静時よりも心臓が強く収縮するため、左心室の血液流出路の閉塞を強めるためと考えられます。重い場合には、運動中に急死することもあります。多くみられるのは、若年者で家族歴に急死例のある人。
 非閉塞性肥大型心筋症では多くの場合、無症状か症状が軽度なので、検診の心電図異常で見付かるか、自覚症状がないまま突然死でたまたま見付かることもまれではありません。
[ゴルフ]肥大型心筋症の検査と診断と治療
 循環器科、循環器内科、心臓血管外科、心臓血管内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による診断では、症状、身体所見、心電図などの各種検査、特に心臓超音波検査(心エコー)の所見により、心筋肥大の分布、心臓全体の収縮力の状態を判断します。
 閉塞性肥大型心筋症の場合には、左心室の血液流出路付近の狭窄部分の血流の速さを超音波ドップラー法を用いて測定し、重症度を調べます。
 循環器科、循環器内科、心臓血管外科、心臓血管内科、不整脈科、不整脈内科などの医師による治療では、β(ベータ)遮断剤やカルシウム拮抗(きっこう)剤、ジソピラミド(リスモダン)などを処方します。これらの薬剤は、心筋の弾力性を保ったり、左心室の血液流出路の狭窄を軽減したりする目的で用います。しかし、これらの薬剤も急死を予防できるものではありません。
 閉塞性肥大型心筋症の場合には、ペースメーカーの植え込みによる治療を行うこともあります。この治療は、右心室側へ外的な電気刺激を与えて心筋の収縮リズムをコントロールすることにより、左心室側の心筋の収縮に遅れが生じて血液流出路の狭窄が著しく軽減することを利用したもので、ぺースメーカーの植え込み後はほとんどの症例で、短期間のうちに失神発作などの症状がなくなります。
 心筋の異常肥大が著しい場合には、肥大している心筋に栄養を送っている冠動脈にエタノールを注入して、その心筋を部分的に壊死(えし)させたり、肥大している心筋の一部を切り取って血液が流れやすくする手術を行うこともあります。
 日常生活では、自覚症状のない軽症例でも運動中の急死が起こりますから、急激な運動は避けます。




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■用語 非機能性副腎腫瘍 [用語(ひ)]





[メール]ホルモン活性がなく、ホルモン値に異常がない副腎腫瘍
 非機能性副腎腫瘍(ふくじんしゅよう)とは、ホルモン検査においてホルモン活性がなく、ホルモン値に異常がないと判断される副腎腫瘍。
 副腎は、左右の腎臓の上に位置する小さな内分泌臓器。副腎の内部を構成する髄質と、髄質を包む皮質からできており、皮質からはグルココルチコイド(糖質コルチコイド)とアルドステロン(鉱質コルチコイド)という生命の維持に必要な2種類のホルモンのほかに、男女を問わず、男性化作用のあるアンドロゲンというホルモンを分泌しています。髄質からはアドレナリン(エピネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)を分泌しています。
 副腎腫瘍は、ホルモンを過剰に分泌する機能性副腎腫瘍と、ホルモン活性がなくホルモンを過剰に分泌しない非機能性副腎腫瘍に分類されます。副腎腫瘍のほとんどは、非機能性副腎腫瘍です。
 機能性副腎腫瘍がホルモンを過剰に分泌する場合には、さまざまな疾患の原因となります。代表的なのは、血圧を上げるホルモンであるアルドステロンが多く作られる原発性アルドステロン症という疾患です。高血圧患者の1割弱を占めるともいわれています。
 また、グルココルチコイドが多く作られるクッシング症候群、アドレナリンやノルアドレナリンが多く作られる褐色細胞腫という疾患も多くみられ、高血圧や糖尿病などを引き起こします。
 一方、これらのホルモンを過剰に分泌する機能性副腎腫瘍と比べ、特徴的な症状を示さず、あるいは自覚症状を示さずに、健康診断や、胃腸、肝臓、腎臓などの腹部の疾患に対するCT(コンピュータ断層撮影)検査やMRI(磁気共鳴画像撮影)検査、超音波(エコー)検査などの画像診断による精査過程で偶然、発見される副腎偶発腫瘍(無症候性副腎腫瘍)の中で、ホルモン検査において異常を示さない非機能性副腎腫瘍も少なくありません。
 非機能性副腎腫瘍には、皮質腺腫(せんしゅ)、骨髄脂肪腫、神経節腫、囊胞(のうほう)、血管腫、過誤腫、線維腫、転移性腫瘍などがあります。このほか、副腎皮質がんの中にも非機能性副腎腫瘍が存在します。
 さらに、非機能性副腎腫瘍と鑑別を要する疾患として、目立った症状を示さないにもかかかわらず数年かけて高血圧や糖尿病などを引き起こす可能性があるプレ(サブ)クリニカルクッシング症候群(グルココルチコイド産生腺腫)と無症候性の褐色細胞腫があります。
 手術によって非機能性副腎腫瘍を摘出する必要があるか否かは、ホルモン分泌の過剰の有無と、悪性腫瘍(原発性副腎がんや転移性副腎がん)の可能性の2点により判断されます。
[メール]非機能性副腎腫瘍の検査と診断と治療
 内科、内分泌代謝内科、循環器内科、泌尿器科などの医師による診断では、悪性腫瘍の可能性は腫瘍の大きさが3センチ以上であることや、CT(コンピュータ断層撮影)検査やMRI(磁気共鳴画像撮影)検査などの画像検査での悪性を疑わせる所見の有無で判断します。
 ホルモン分泌の過剰の有無については、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫の3つの疾患について内分泌検査を行います。
 内科、内分泌代謝内科、循環器内科、泌尿器科などの医師による治療では、検査の結果、ホルモンを過剰に分泌している所見がなく、最も一般的な非機能性副腎腫瘍である皮質腺腫や骨髄脂肪腫などの良性腫瘍の大きさが3センチ未満であれば、その時点では手術を行わずに経過を観察します。
 そして、半年から1年ごとにホルモン検査と画像検査を行います。やがて増大傾向を認める場合、ホルモン活性を認める場合は、手術による腫瘍摘出を検討します。
 一方、腫瘍の大きさが3センチ以上、またはホルモンを過剰に分泌している所見がある場合は、手術による腫瘍摘出を適応と判断します。
 また、検査でプレ(サブ)クリニカルクッシング症候群と診断された場合も、目立った症状を引き起こすことがなくとも、数年かけて高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、骨粗鬆(こつそしょう)症などを引き起こす可能性がありますので、腹腔(ふくくう)鏡下の手術による腫瘍摘出が勧められます。




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■用語 皮膚線維腫 [用語(ひ)]





[iモード]腕や足にできる直径1センチほどの黒褐色の硬い腫瘍
 皮膚線維腫(せんいしゅ)とは、主に四肢の皮膚にできる腫瘍(しゅよう)の一種。
 色は黒褐色で、大きさが直径1センチほどの硬いしこりで、ちょうどボタンを皮膚に挿入したような外観を見せます。皮膚表面から半球性にやや隆起していることもあります。単独で一個できる場合がほとんどですが、多発して複数個できる場合もあります。
 虫に刺された傷、転んだりぶつけたりしてできた傷、女性が無駄毛の処理をする際にカミソリでつけた傷などに反応して、小さな傷の真皮から皮下の脂肪組織に至る範囲に、マクロファージが増殖した組織球や、結合組織要素である線維芽細胞、膠原(こうげん)線維からなる結節が生じ、皮膚の表面に黒褐色の色素沈着を示します。
 良性腫瘍のため害はなく、自覚症状もほとんどありません。時に押すと痛みを感じたり、軽いかゆみを感じたりする程度です。やや隆起していると、たまに衣類などとこすれて出血することもあります。
 脚にできやすく、また女性に多くみられます。時に巨大型のものが、下腿(かたい)にみられることもあります。
 一般的には、一定の大きさに発育すると変化を示さず、その発育も緩やかになります。放置してもなくなることはありません。
 良性で悪性化することはないため、特に治療の必要はありませんが、皮膚線維腫ができていることが気になったり、大きくなってきた時は、皮膚科、皮膚泌尿器科を受診することが勧められます。
[iモード]皮膚線維腫の検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、視診で直径1センチほどの黒褐色の硬いしこりが認められます。硬いしこりの範囲を正確に確認するためには、MRI(磁気共鳴画像撮影)検査を行います。さらに、局部麻酔をして組織の一部を採取し、病理検査を行うことで悪性腫瘍などが否定されると、皮膚線維腫と確定します。
 鑑別を必要とする疾患としては、青色母斑(せいしょくぼはん)、ほくろ、隆起性皮膚線維肉腫、黄色腫などが挙げられます。また、悪性黒色腫も重要で、特に発育が早かったり、黒色調が濃厚であれば、鑑別が必要です。
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療では、悪性化することはないため、処置をせずに経過をみる場合もあります。治療をする場合は、真皮の全層欠損を生じるレーザー治療が不適当なため、局所麻酔をした後にメスを用いて、皮膚の緊張が少ない方向に腫瘍を紡錘形に切り取り、表皮を縫い合わせる手術を行うことになります。
 手術後しばらくは、出血する場合があるのでガーゼを当ててテープで固定し、感染症を防ぐために抗菌薬(抗生物質)を処方することや、痛みを感じた時のために痛み止めを処方することもあります。約一週間後に抜糸を行います。




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