So-net無料ブログ作成
検索選択
用語(ゆ) ブログトップ
前の4件 | -

■用語 ゆう状胃炎 [用語(ゆ)]





[ダイヤ]びらん性胃炎の一種で、胃の粘膜表面に多数の隆起が現れる疾患
 ゆう状胃炎とは、びらん性胃炎の一種で、胃の粘膜表面が隆起して、中心部にびらんと呼ばれるただれた状態を浅く認める疾患。いぼ状胃炎、たこいぼ胃炎、隆起型びらん性胃炎とも呼ばれます。
 多数の隆起が現れることが多く、胃の出口近くの幽門前庭部に主として生じるほか、胃底腺(せん)、幽門腺境界領域にも生じます。
 隆起の形状から、足の裏にできるたこ、いぼのような形を示すたこいぼ型、棍棒(こんぼう)型、ポリープ型(球型)、蛇行型(数珠型)に分類されます。
 また、胃の粘膜表面の隆起が低めで3カ月以内の短期間に消える消失型と、隆起が高めで長期間にわたって消えない存続型とがあります。消失型をびらん性胃炎と呼び、存続型のみをゆう状胃炎と呼ぶ場合もあります。
 原因としては、アルコールの摂取などの食習慣、胃酸の過分泌、ストレスなどが考えられます。ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)が原因となることは、まれです。
 症状としては、特に決まったものはなく、自覚症状がない場合もあります。一般的には、上腹部の不快感やもたれ、食後の胸焼け、胃痛、吐き気や嘔吐(おうと)がみられます。
 胃・十二指腸潰瘍(かいよう)を合併することもあります。
[ハート]ゆう状胃炎の検査と診断と治療
 内科、胃腸科、消化器内科、消化器外科の医師による診断では、内視鏡検査を行い、多発性で隆起性の斑(まだら)状また点状のびらんを認めれば、ゆう状胃炎と確定します。場合によっては、内視鏡観察下でびらんの一部を採取して、顕微鏡で組織を調べる生検を行います。
 内科、胃腸科、消化器内科、消化器外科の医師による治療では、無症状であれば経過観察となります。
 症状が強ければ、アルコールといった原因物質の除去と、胃酸の分泌を抑える胃酸分泌抑制剤であるヒスタミンH2受容体拮抗(きっこう)剤、あるいはプロトンポンプ阻害剤を投与します。
 なお、存続型のゆう状胃炎では長期間その変化が見られないことが多く、ケースによっては良性有茎性ポリープへ病変することもあります。
 胃炎の治療には生活習慣が密接にかかわってくるため、生活習慣の改善を心掛け、再発の予防をする必要もあります。
 食事を抜くと胃腸の運動に変化が起こり、胃酸の刺激を受けやすくなったり、胃酸が出すぎたりします。きちんとした食生活に努め、刺激性の強い食べ物の摂取を控えます。
 塩辛い食べ物、甘すぎる食べ物、冷たすぎる飲み物、熱すぎる飲み物、炭酸飲料などは控えるようにします。コーヒー、お茶などカフェインを多く含む飲み物には、胃粘膜を刺激する働きがあり、特に空腹時には控えたほうがいいようです。
 十分な睡眠時間の確保は、胃炎の再発防止に欠かせません。睡眠不足が続くと夜間に胃酸の分泌が促され、胃の粘膜に悪影響を与えます。睡眠不足自体が、ストレスの原因にもなります。
 運動は血行を促進し、消化管の機能を活発にします。また、ストレスの発散にも有効です。休養や運動を含め、ゆとりあるライフスタイルを心掛けることも、再発防止には重要です。




■用語 有痛性ベネット病変 [用語(ゆ)]

[野球]野球などでの肩の使いすぎにより、肩甲骨後下方に骨のとげが形成され、痛みを伴う状態
 有痛性ベネット病変とは、野球のピッチャーなどの投球動作による肩の使いすぎにより、肩甲骨後下方に骨のとげである骨棘(こっきょく)が形成され、痛みを伴う状態。
 有痛性ベネット病変は、上腕を肩より上に上げてボールなどを投げたり、打ったりするオーバーヘッドスローイング動作を行うスポーツ全般で生じ、野球のピッチャー、キャッチャーのほか、バレーボールのアタッカー、アメリカンフットボールのクォーターバック、あるいはサーブやスマッシュを行うテニス、ハンドボール、陸上競技のやり投げ、水泳のクロールとバタフライなどでも生じます。
 オーバーヘッドスローイング動作では、ボールなどを投げると同時に腕全体も放り投げてしまう状態になるため、腕の裏側の筋肉である上腕三頭筋や肩関節内部にある関節包、関節唇といった軟部組織は腕を支えようとします。その時にこれらの筋がついている肩甲骨後下方あたりには常に引っ張られる力が加わり、関節包付着部が硬くなります。
 硬くなった関節包付着部は骨化現象を起こし、骨棘が形成されて骨が盛り上がり、弾力性を失うことがあります。これをベネット病変といいます。
 野球などを長年続けてきた人には、ベネット病変がみられることがあり、通常痛みを伴うことはありません。
 ベネット病変が進行して、痛みを伴う有痛性ベネット病変を生じると、野球のピッチャーの投球動作では、ワインドアップ時に肩の後ろに痛みが走り、加速時とフォロースルー時に肩の外後方から上腕外側の上腕三頭筋部にかけて激痛が走ります。全力投球ができなくなり、一度痛みが出ると、数日投げられなくなることもあります。
 痛みの発現には、上腕に走行する腋窩(えきか)神経による刺激が関与し、後方関節唇の損傷や、肩関節で上腕を保持している腱板(けんばん)という筋肉と腱の複合体の損傷を伴っている場合が多くみられます。
[野球]有痛性ベネット病変の検査と診断と治療
 整形外科の医師による診断では、触診で肩甲骨後下方の関節包付着部に骨性の盛り上がりを感知することがあります。また、上腕の水平内転・内旋時の痛みと、肩関節の運動制限を感知することもあります。
 X線(レントゲン)検査やCT(コンピュータ断層撮影)検査を行うと、関節包付着部の骨棘が確認できます。MRI(磁気共鳴画像撮影)検査を行うと、後方関節唇と腱板後方の損傷を確認できることがあります。
 整形外科の医師による治療では、特に痛みがひどくない場合は、骨棘部への局所麻酔剤の注射や、ステロイド剤の注射を行います。
 リハビリで、後方関節包の拘縮に対するストレッチング、腱板の強化訓練を目的として、上腕三頭筋や肩関節により近いローテーターカフである後方の小円筋や棘下筋の強化訓練、肩に負担のかからない投球フォームの指導を行います。
 痛みがひどい場合や、スポーツへの復帰を希望する場合は、関節鏡手術で骨棘を切除したり、腋窩神経を剥離したりする場合もあります。
 なお、骨化現象があるだけで痛みのないベネット病変の場合は、異常とは判断せず治療対象としません。





■用語 有痛性筋けいれん [用語(ゆ)]





[ー(長音記号2)]運動中や睡眠中に、ふくらはぎの筋肉が突然、けいれんして激しい痛みを伴う状態
 有痛性筋けいれんとは、ふくらはぎの筋肉が突然、けいれんして激しい痛みを伴う状態。腓腹(ひふく)筋けいれん、こむら返り、こぶら返り、筋クランプとも呼ばれます。
 同じような有痛性の筋肉のけいれんは、太もも、足の裏、首、腹などにも起こります。有痛性筋けいれんが起こりやすいのは、登山や水泳などの運動中や睡眠中。立ち仕事の多い人や、高齢者に多くみられます。局所的けいれんは無痛なケースが多いものの、一般的には激痛を伴います。
 原因の多くは筋肉の疲れや冷え、運動不足、いつもと違う動きをしたことなどによるものです。血液の電解質異常、腎臓(じんぞう)や心臓の病気、糖尿病、腰椎(ようつい)の病気などが原因で起こる場合もあります。
 人間の体は、筋肉の収縮と弛緩(しかん)を調節することによって、バランスのとれた動きをします。この筋肉の調節の仕組みは、脳や脊髄(せきずい)などの中枢神経からの信号が末梢(まっしょう)神経を通って筋肉に送られて、筋肉の収縮が起こり、次に筋肉や腱(けん)のセンサーから逆方向に信号が中枢神経に送られ、どれくらい収縮するか弛緩するかが決められています。
 有痛性筋けいれんは、この仕組みの中で起こる異常収縮で、ふくらはぎの腓腹筋が異常な緊張を起こし、収縮したまま弛緩しない状態になり、激しい痛みを伴います。
 筋肉の異常収縮が起こる理由は、2つ考えられます。1つは、神経や筋肉が刺激を受けやすい状態になっていることです。運動などで多量の汗をかいた時は、血液中のナトリウムやカリウムなどの電解質のバランスが崩れ、神経や筋肉が興奮しやすくなります。
 もう1つは、筋肉や腱のセンサーがうまく作動しないことで、立ち仕事の後や、久しぶりに運動した後、加齢とともに夜に起こりやすくなる有痛性筋けいれんなどに相当します。足の筋肉が緊張した状態が長時間持続すると、センサーが常に刺激された状態に置かれ、やがてセンサーがうまく働かなくなります。この時に、ふくらはぎに余分な力がかかるとセンサーが過剰に反応し、異常な収縮が引き起こされ有痛性筋けいれんが起こります。
 高齢者では、慢性の運動不足のために常に腓腹筋が緊張した状態にあり、少し脚を伸ばしたりふくらはぎを打っただけでも、有痛性筋けいれんを起こすことがあります。
 また、寝ている時は脚の温度が低下し、センサーの感度が鈍くなることも理由に挙げらます。布団の重みや重力のため足先が伸びた状態になっていることも、有痛性筋けいれんを起こしやすくします。寝ていて伸びをする時に、かかとを前に出すようにすると少なくなります。
 ほとんどの有痛性筋けいれんは病気とは無関係に起こるものですが、健康な人でも夏に多量の汗をかいた時に水だけ飲んで電解質が補給されないと、熱けいれんと呼ばれる有痛性筋けいれんを起こすので危険です。妊娠中のカルシウム不足、下痢によるカリウム不足などでも起こりやすくなります。
 利尿剤やある種の漢方薬、民間薬などの薬剤も、電解質バランスを崩すことがあります。アルコール依存症や胃摘出後数年たってからビタミン欠乏によって起こることもあり、近年では、若者の食生活の偏りによるビタミンB1不足によって起こることも増加しています。
 腎臓や心臓の病気、糖尿病のほか、ある種の筋肉や神経の病気、甲状腺の病気でも、有痛性筋けいれんが起こりやすくなることがあります。腰椎の変形が原因で、脊髄神経を圧迫するために神経の異常な興奮が起こりやすくなり、有痛性筋けいれんを起こすこともあります。
[ー(長音記号2)]有痛性筋けいれんの対策と軽減策
 頑固な有痛性筋けいれんや、足以外の筋肉にけいれんが起こる場合は、整形外科、内科、内分泌代謝科、老人科などの医師による診察が必要です。
 医師による治療では、基礎疾患があればその改善を図るのが原則で、有痛性筋けいれんがひどい時には、筋弛緩薬、抗不安薬、漢方薬などを用い、電解質を改善する薬、タウリン、糖尿病の合併症に使用する薬を用いることもあります。一般的には、ビタミンEを摂取すると効果的といわれています。
 薬の内服で症状が改善すれば、薬は減量または中止することが望ましく、再発するようであればその都度内服するようにします。
 スポーツや立ち仕事の後では、筋肉の疲労をとることが予防に大切。血行をよくする意味からスポーツマッサージや指圧などを早めに行い、スポーツドリンクなどで水分と電解質の補給を心掛けます。
 また、慢性的な有痛性筋けいれんでは運動不足の注意信号と考え、ふだんから脚のストレッチやマッサージをすることが予防になります。寝る前に、軽いストレッチやマッサージをするのもお勧めです。
 カリウムやカルシウム、マグネシウムなどの電解質を補給するために、野菜や果物、海藻類、牛乳、小魚などをバランスよく食べることも、予防に役立ちます。ビタミンB1も筋肉代謝には重要な成分といえるので、多くを含む卵や豚肉、ぬか漬けなどを食べるようにします。
 予防に心掛けても有痛性筋けいれんが起きてしまった時は、片方の手で痛いところを優しくさすって、もう片方の手で足のつま先をゆっくり顔の方へ曲げるようにして、ふくらはぎの筋肉をよく伸ばします。そうすれば、少しずつ痛みは治まります。

[位置情報]詳しい病気解説は健康創造塾http://ksjuku.com)へどうぞ[位置情報]
[位置情報]健康創造塾i−mode版http://ksjuku.com/i.html)、au版http://ksjuku.com/e.html)、Yahoo!ケータイ版http://ksjuku.com/v.html)へも寄り道してください[位置情報]





■用語 有痛性分裂膝蓋骨 [用語(ゆ)]

[ー(長音記号2)]運動中などに、膝の皿に相当する膝蓋骨のやや外側上方がズキズキと痛む障害
 有痛性分裂膝蓋骨(しつがいこつ)とは、運動中などに、膝(ひざ)の皿に相当する膝蓋骨のやや外側上方がズキズキと痛む障害。
 成長期の10~17歳の男子に多くみられる障害で、何らかの原因により分裂した膝蓋骨に痛みが生じ、運動や歩行に障害を来すものです。
 膝蓋骨の分裂部分は、外側に多く、特に大腿(だいたい)四頭筋の外側広筋が付着している外側上方で最も多く認められます。また、2分裂だけではなく、3分裂やそれ以上の多分裂も認められることがあります。膝蓋骨の分裂が認められる人のうち、約40パーセントの人は両膝に分裂が認められるといわれています。
 正常では1つの骨である膝蓋骨が2つ以上に分裂する分裂膝蓋骨の原因は、まだはっきりわかっていません。先天性異常、後天的癒合不全、外傷性癒合不全など諸説があります。
 ただし、分裂膝蓋骨は、無症状の場合も多く、必ず障害をもたらすわけではありません。痛みや機能障害を生じる分裂膝蓋骨を、特に有痛性分裂膝蓋骨と呼びます。
 膝蓋骨は、成長軟骨より骨が形成される元になる部分である小さな骨核(こつかく)と、大部分の成長軟骨から始まり、成長とともに徐々に成長軟骨部分の骨化が進み、成人と同様の形に形成されていきます。その過程で、外側上方の骨形成が最も遅いのが起因となって、有痛性分裂膝蓋骨が外側上方に発症する確立が高くなると考えられています。
 また、骨形成が完成する前の成長軟骨部分は耐久性に劣るため、外力に対する抵抗力が完成された骨と比較して物理的にもろく、さらに、膝蓋骨の外側上方には強力な大腿四頭筋の外側広筋が付着し、その外側広筋の張力の影響を受けやすいことから、骨形成が部分的に阻害された結果、有痛性分裂膝蓋骨が外側上方に発症する確立が高くなると考えられています。
 有痛性分裂膝蓋骨は、その多くで事故や転倒などの外傷や、スポーツによる過剰負荷など何らかの外力がさらに加わることで 、分裂骨片と膝蓋骨本体の間をつなぐ軟骨や線維を損傷し、症状が出現します。
 症状としては、膝蓋骨の外側上方もしくは下端に痛みを生じます。痛みは運動で誘発され安静で軽快しますが、ひどくなると階段の昇降や歩行で痛みが誘発され、日常生活に支障を来すことがあります。膝蓋骨の盛り上がりを触知することがあり、指で押すと痛みます。
 有痛性分裂膝蓋骨を生じやすいスポーツとしては、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上競技が挙げられます。
[ー(長音記号2)]有痛性分裂膝蓋骨の検査と診断と治療
 整形外科、ないし形成外科の医師による診断では、触診で膝蓋骨の分裂部分に骨性の盛り上がりを感知することがあります。また、癒合不全により骨の位置のずれ(転位)がある場合は、異常可動性を感知することもあります。
 X線(レントゲン)検査やCT(コンピュータ断層撮影)検査を行うと、分裂した膝蓋骨が確認できます。
 整形外科、ないし形成外科の医師による治療では、症状が軽度の場合は、痛みが治まるまでスポーツを中止して安静を保つことで、自然と痛みは治まります。
 症状がより積極的な治療を必要とする場合は、炎症を抑える目的で、膝蓋骨を温める温熱療法、消炎鎮痛剤入りのシップ薬や塗り薬による薬物療法を行います。膝への負担を軽くするには、膝をテーピングやサポーターで固定する装具療法、外側広筋を中心に筋肉を鍛え、柔軟性をつける運動療法を行います。
 これらで症状が改善しない場合は、膝蓋骨の分裂部分への局所麻酔剤の注射や、副腎(ふくじん)ステロイド剤の注射を行います。
 それでも痛みなどの症状が改善しない場合や、何度も再発を繰り返す場合は、膝蓋骨の分裂骨片の摘出、分裂骨片の接合、外側広筋や外側支帯という腱(けん)の切離などの手術を行います。外側広筋や外側支帯を切離する手術によって、膝蓋骨の外側上方にかかる筋肉の張力を除外することで、痛みが消失したり、分裂した部分の癒合が起こるなどの改善がみられることもあります。
 予防法としては、膝への負担を減らすことが第一です。運動前後のウォームアップとクールダウンはしっかり行い、膝を急激に動かしたり、ジャンプ動作を繰り返したり、長時間のランニングを行うなど、膝を酷使する無理な運動は避けるようにします。





前の4件 | - 用語(ゆ) ブログトップ