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■用語 ミクロペニス [用語(み)]



[喫茶店]ペニスが基準よりも小さい状態にある性機能疾患
 ミクロペニスとは、男性のペニス(陰茎)が基準よりも大幅に小さい状態にあり、生殖や性行為に支障を来す性機能疾患。マイクロペニス、矮小(わいしょう)陰茎とも呼ばれます。
 短小ペニスという呼び方もありますが、こちらは俗語であって医学的に定義されたものではなく、個人差の範囲にすぎないものを指している場合が多く認められます。これに対して、ミクロペニスは医学的に定義されたもので、性機能疾患として認められている疾患の一つです。
 ペニスの形態は正常であるものの、その大きさが平常時はもちろん、勃起(ぼっき)時でも一定の基準よりも小さく、成人男性で勃起時の長さが5センチ以下のものが、ミクロペニスと定義されています。勃起時でも長さ太さともに5ミリに達せず、陰嚢(いんのう)に埋没して、外見上は生まれ付きペニスを所有しない陰茎欠損症に見える極端な例もあります。
 性腺(せいせん)からのホルモンの分泌不足によって起こる性腺機能低下症が、最も多い原因と考えられています。また、全身的な症候群の一症状として、ミクロペニスがみられることもあります。積極的な治療を必要とするミクロペニスは、男児250人に1人程度に認められるとされています。
 ペニスの発達はまず、胎生期における生殖茎の分化、成長が基軸にあります。排泄腔(はいせつくう)ひだが左右ともに癒合し合って、生殖結節が形成され、その生殖結節が伸びた状態が生殖茎であり、その生殖茎が男性のペニス、女性のクリトリス(陰核)のベースになります。
 生殖茎は、おおよそ胎生12週までは男女ともに同様の分化、成長を続けます。その後、男性では胎児精巣(睾丸〔こうがん〕)から分泌される男性ホルモンの一種であるテストステロンの影響で、生殖茎が伸びていき、ペニスの形状をなしていきます。生殖茎は伸長に並行して、尿道ひだを引き込んで尿道を形成し、それに応じて尿道口が亀頭の先端に形成されます。
 この生殖茎の伸長と尿道ひだの引き込みが、テストステロンの分泌量が足りない場合に不十分に進行して、ミクロペニスと、尿道の出口が亀頭の先端になくてペニスの途中や陰嚢などにある尿道下裂の原因になります。
 また、第二次性徴期におけるテストステロンの分泌障害もまた、ペニスの成長発達を阻害し、結果としてミクロペニスを示すことがあります。
 胎生期ならびに出生後に発生するテストステロンの分泌障害は、精巣自体に問題がある原発性性腺機能低下症と、テストステロンの上位ホルモンで、脳下垂体から出される性腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンの分泌障害などが原因の続発性性腺機能低下症があります。
 こうしたテストステロンの分泌不足によって発生するミクロペニスなどの障害は、テストステロンの受容体の障害でも同様に発生します。
 原発性性腺機能低下症によってミクロペニスを示す疾患には、類宦官(るいかんがん)症や、クラインフェルター症候群などの染色体異常を示す疾患があります。クラインフェルター症候群では、第二次性徴の障害は続発性性腺機能低下症などに比較して少ないことが多く、成人後の勃起障害(ED)や男性不妊症で、クラインフェルター症候群自体が発見されることも珍しくありません。
 ミクロペニスでは、ペニスが小さすぎるために性交障害を生じる時があります。また、テストステロンの相対的な不足は勃起障害(ED)を引き起こし、これもミクロペニス同様の性交障害の原因になります。
 通常は新生児期に、医師や看護師による性別の確認が行われる際に見付かり、専門医に紹介されて治療が行われます。
[バー]ミクロペニスの検査と診断と治療
 小児泌尿器科、小児外科、泌尿器科、内分泌代謝科の医師による診断では、染色体分析検査、性ホルモンの測定、アンドロゲン(男性ホルモン)受容体の検査、超音波検査、X線造影検査、CTやMRI検査による内性器の存在確認を行います。
 また、埋没陰茎、翼状陰茎などと鑑別します。これらの疾患は、いずれもペニスが一定の基準より小さい、もしくは小さく見えるという疾患になります。
 小児泌尿器科、小児外科、泌尿器科、内分泌代謝科の医師による治療では、ミクロペニスは男性ホルモンであるテストステロンの分泌不全、もしくは機能不全が問題であることがほとんどなので、幼少期のテストステロン製剤による刺激療法を行います。テストステロン製剤には塗布薬と注射薬があり、病態に合わせて局所塗布か全身投与かを決めます。
 注射薬を用いて全身投与を行う場合、骨の成長を進行させる副作用があり、骨の発達が早期に完了してしまうリスクがあります。身長が伸びる思春期以前に、このホルモン療法を行うと、背が十分伸びないことがあります。
 また、子供をつくる生殖能力を獲得するために、性腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンの注射など、上位ホルモンから性腺に刺激を与える治療を行うこともあります。
 ミクロペニスの成人以降の処置としては、自家移植手術の陰茎海綿体延長術が行われることもあります。大腿(だいたい)部や腹部から採取した真皮を使用して、ペニスの勃起機構の主体をなす陰茎海綿体に移植して、ミクロペニスの伸長を図ります。




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