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■かむ力が弱い、むせやすいなど口の働きの衰え、死亡リスク高める恐れ 東京大が調査 [健康ダイジェスト]





 硬い物が食べづらくなる、むせることが増えるなどの「口まわり」のトラブルが将来の死亡リスクを高める可能性があるとする調査結果を、東京大学などの研究チームがまとめました。
 こうした口の働きの衰えは自覚しにくいものの、歯科医の定期的な受診などで対処していくことが大切といいます。
 調査は、千葉県柏市に2012年に住み、介護を必要としない状態にある65歳以上の約2000人を対象に実施しました。
 本人への聞き取りや測定から、①残っている歯が20本未満②かむ力が弱い③口を巧みに動かせない④舌の力が弱い⑤硬い食品が食べづらい⑥むせやすいの6項目を評価。該当するのが「3項目以上」「1〜2項目」「ゼロ」と3つのグループに分け、約4年後の健康状態を検証しました。
 その結果、年齢などの影響を取り除いても、3項目以上該当したグループは、ゼロのグループに比べて死亡率が2・09倍になり、介護が必要になった割合は2・35倍になりました。また、筋力が衰える「サルコペニア」と呼ばれる状態に2年以内になった割合は2・13倍、筋力に加えて意欲の低下など心身の活力が落ちた「フレイル」と呼ばれる状態になった割合は2・41倍でした。
 口の働きが衰えている人は、食事量が少なく、肉類の摂取量が減る傾向がありました。食べられる物が減って栄養状態が偏り、体力の低下や健康状態の悪化につながったとみられます。軽くみられがちな口の働きの衰えを「オーラルフレイル」(口の虚弱)と呼び、早めに対処することで要介護になる高齢者を減らそうとする考え方が、医療現場で注目されています。
 オーラルフレイルの提唱者で、調査を実施した東京大高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授(老年医学)は、「歯の本数を注目しがちだがそれだけでなく、かむ力や滑舌の悪化などささいな口の働きの衰えの積み重ねが、体に大きな影響を及ぼすことがわかってきた。早いうちに気付き、かかりつけの歯科医で口まわりのケアをしてほしい」と話しています。
 研究成果は、老年学の国際誌「ジャーナル・オブ・ジェロントロジー」で発表されました。

 2018年1月10日(水)
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