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■心臓移植待機者が700人を超える 毎年100人増加し、待機期間も延伸 [健康ダイジェスト]




 
 心臓移植を待つ人が今夏に700人を超え、9月末で714人になりました。日本臓器移植ネットワークによると、近年は毎年約100人ずつ増えています。脳死の人からの臓器移植は増えてきたものの、昨年は1年間で76件にとどまり、待機者の増加に追い付いていない現状があります。
 2010年中に日本臓器移植ネットワークに登録した心臓移植の待機者は162人でしたが、2016年には556人、2017年には663人となっていました。
 植え込み型の補助人工心臓に保険が適用され、多くの人が自宅で生活しながら待てるようになったことが待機者数の急増につながり、待機期間も平均3年に延びています。
 東京都小金井市の上原旺典(おうすけ)ちゃん(3歳)は、重い心臓病の拡張型心筋症を患っており、アメリカで心臓移植手術を受けることにしました。9月28日に東京都内で記者会見を開いた両親らは、移植の機会が少ない国内の現状や旺典ちゃんへの支援を訴えました。
 旺典ちゃんは生後9カ月で拡張型心筋症が判明。移植以外に根本的な治療はなく、1歳3カ月ごろ、心臓のポンプの役割をする補助人工心臓を着けました。移植までの「つなぎ」の処置ですが、約2年たっても国内で移植のめどが立たないため、渡航移植を決めました。
 ただ、移植には原則、自国民から提供された臓器を使うことが、世界保健機関(WHO)の指針などに盛り込まれています。国内移植の場合、自己負担は数十万~数百万円なのに対し、近年では渡航移植にかかる費用は高騰、病院側に支払う保証金や飛行機のチャーター費などを合わせると、約3億円にも上るといいます。旺典ちゃんの場合も、3億5000万円の費用を見込んでいます。海外で移植を行うハードルは以前と比べて高くなっています。
 補助人工心臓は、機器の故障や細菌感染などの可能性があります。旺典ちゃんは病室からほとんど出られないものの、普段はアニメの曲に合わせて踊ったり、いたずらしたりする普通の子だといいます。母親の歩さんは記者会見で、「家族で食卓を囲んだり、一緒に寝たりして、普通の生活をさせてあげたい」と語りました。
 補助人工心臓の手術を担当した国立成育医療研究センター心臓血管外科の金子幸裕さんは、「亡くなるかもしれないという心配が常にある。この病気や心臓移植の現状を多くの人に知ってもらいたい」と話しています。

 2018年10月10日(水)
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