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■人の細胞を用いたゲノム編集、研究内容を登録する体制必要 WHOの諮問委員会 [健康ダイジェスト]





 遺伝情報を書き換えるゲノム編集について話し合う世界保健機関(WHO)の諮問委員会の初会合が開かれ、人への応用は現時点では行うべきではないとした上で、透明性を確保するため、WHOに研究内容を登録する体制が必要だという見解で一致しました。
 この諮問委員会は、中国の研究者が昨年、人の遺伝情報をゲノム編集で書き換えて双子の女児を誕生させた問題を受けてWHOが新たに設け、初めての会合がスイスのジュネーブで19日までの2日間にわたって開かれました。
 この中で、諮問委員会は、ゲノム編集を現時点で人に用いることは無責任で、行われるべきではないとした上で、研究を進めるためには透明性の確保が重要だという見解で一致しました。
 具体的には、人の細胞を用いたゲノム編集の研究がどこでどのように行われているかがわかるよう研究内容をWHOに登録する新たなシステムを設けて、科学誌や研究機関などは、このシステムへの登録を論文の掲載や資金提供の条件にすべきだとしています。
 諮問委員会は、日本やアメリカを始めとした各国の科学や生命倫理などの専門家18人で構成され、1年半ほどかけて討議を重ね、科学や倫理、社会、法的な問題点を検討し、WHOに対する提言をまとめます。
 諮問委員会の共同議長を務める研究者は、「多様な分野から集まった素晴らしいメンバーで議論をスタートできた。議論の過程で合意に至った提言は速やかに発表してWHOに行動を促していきたい」と話しています。

 2019年3月20日(水)
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