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■人工透析中止に新ガイドライン策定へ 福生病院問題で日本透析医学会 [健康ダイジェスト]





 東京都福生(ふっさ)市の公立福生病院で腎臓病患者の女性(当時44歳)が人工透析治療を中止して死亡した問題で、日本透析医学会(理事長=中元秀友・埼玉医科大教授)は25日発表した声明で「終末期でない患者の意思決定プロセスなどを追加して(学会のガイドラインを)改訂する時期にきている」として、透析治療中止に関する新たなガイドラインを年内に策定する方針を明らかにしました。
 同日、作成委員会(委員長=岡田一義・川島病院副院長)を発足させました。2014年に示した現行のガイドラインは、治療中止の条件を「患者の全身状態が極めて不良」「患者の生命を損なう危険性が高い」という場合と規定し、重い合併症などのある終末期の患者に限定しています。日本透析医学会は、終末期ではない患者が自ら治療を拒否した場合、家族や医療従事者らが患者の価値観や人生観を探りながら何度も話し合うことなどを想定しているとみられます。
 これまで福生病院側は「透析を受けている患者は『終末期』だ」と独自に定義。「透析を受けない権利を患者に認めるべきだ」と主張しています。これに対し学会は声明で、透析治療を受けている患者は終末期に含まないことを確認したとして、福生病院側の主張を否定しました。
 15日に立ち入り調査した学会の調査委員会(委員長=土谷健・東京女子医大教授)は、治療中止や最初から治療をしない「非導入」の選択肢を終末期ではない計21人に提示していた外科医(50歳)と腎臓内科医(55歳)から事情を聴きました。腎臓内科医は外科医と同じく、「透析患者は『終末期』だ」と話したといいます。
 調査は、昨年8月に透析治療をやめる選択肢を外科医から示されて死亡した女性の事例が中心で、他の20人については今後、病院に質問状を送るなどの方法で調査を継続するといいます。学会によると、4月中に倫理委員会で結論を出し、5月中に調査委報告と合わせて理事会声明を出す予定です。
 25日に発表した声明は、「現在までの議論で、学会の考えとして『透析を行っている患者は終末期には含まないこと』を確認している」とした上で、「患者の状態は、透析に伴う合併症などを含めて個々に判断していくことが重要」としています。

 2019年3月26日(火)
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