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■皮膚の「若さ」を保つ上で重要なタンパク質を発見 東京医科歯科大 [健康ダイジェスト]





 皮膚を「若々しく」保つ上で重要な細胞競合を促進するタンパク質があることが、最新の研究結果で明らかになりました。東京医科歯科大学の西村栄美教授らの研究チームによる研究結果は4日付で、イギリスの科学誌「ネイチャー」に発表されました。
 このタンパク質「17型コラーゲン(COL17A1)」は、細胞組織の適応度を維持する重要な過程である細胞競合を促進します。細胞競合により、弱い細胞は駆逐され、強い細胞の複製が促されます。
 17型コラーゲンは、加齢によって減少します。減少により、弱い細胞が自己複製し、皮膚が薄くなり、損傷を受けやすくなるとともに、再生も遅くなります。
 今回の研究は、人間の皮膚と同じ特徴を多く有しているマウスのしっぽを用いて行いました。研究チームは、17型コラーゲンの減少が起きた時点で17型コラーゲンを活性化することが可能か調べ、皮膚の抗加齢を促進させる化合物を探りました。
 「Y27632」と「アポシニン」という2種類の化合物を単離し、皮膚細胞でテストしたところ、肯定的な結果が得られました。論文では、「これらを皮膚全層の損傷に塗布したところ、損傷の再生が著しく促進された」と指摘し、「2つの化合物は皮膚の再生促進と老化抑制につながることが期待される」と続けています。
 論文の査読はネイチャーに依頼され、アメリカのコロラド大学のガンナ・ビルソワ教授とジェームズ・デグレゴリ教授が行いました。両教授は、細胞競合に関する詳細な研究はこれまでハエでしか行われていなかったと指摘しています。
 また、「研究は哺乳類の正常細胞が成体組織を効果的に再配置し、弱い細胞や損傷した細胞を取り換えることができるという証拠を提供している」と記し、「2つの化合物が老化に対抗できることの原理証明が今回の研究で得られた」とも指摘しています。
 さらに、「他の組織における細胞競合のメカニズムを解明し、他の臓器における若返りを可能にする化合物を特定するには、今後さらに研究を重ねる必要がある」と、両教授は記しています。

 2019年4月5日(金)
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