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■野菜、果物の摂取は精神的幸福も後押し イギリスの大学が調査





 ダイエットや健康のために「果物や野菜の摂取量を増やそう」と考える人は多いものですが、このような食生活は肉体の健康によいだけではなく、気分の向上や感情面の幸福も後押しするとの研究結果が報告されています。
 イギリスの国立リーズ大学で行われた研究では、イギリスの世帯を対象に2010年から2017年まで収集された長期調査データを分析しました。調査に参加した人は、1日または1週間にどれくらいの生鮮食品を食べるか、および自らの幸せレベルや自己価値・不安の有無についても含めた健康質問票に記入しました。
 結果として、「果物や野菜の1単位」を「カップ1杯またはこぶし大の生野菜」「カップ半分の調理された野菜またはカットフルーツ」「果物1個」と定義すると、1日に3~4単位の果物・野菜を摂取している人は、摂取しなかった人と比べてよりよい心理的幸福を報告したと発見されました。この幸福状態は一般的な健康状態や人生の満足度ではなく、前後の変化を考慮して「よい影響を与えたか」という観点で測定されています。この「よい影響」が1ポイント高かった日には、0・11単位より多くの果物および0・14単位よりも多くの野菜を消費していると報告されています。
 論文では、「この調査結果は、果物と野菜の消費量を1日当たり約
1・05単位に増やすことで、失業状態から仕事に就くのと同じ精神的幸福へのプラス効果をもたらすことを示唆しています」とその効果について強調しています。また、1日に1単位の摂取量を増やすだけでも、1カ月当たり8日余分にウオーキングするのと同じ効果があると述べられています。
 しかしながら、この調査では、イギリス政府が推奨する摂取量の「1日5単位」を満たす人すら少なかったため、より高いレベルで果物や野菜の摂取を勧める方法が重要度であることが論文では示されています。
 生鮮食品がなぜ私達の精神的健康を増進させるのかははっきりしていないとのことですが、過去の研究では、豆やオレンジ、ほうれん草が豊富に含むビタミンEとビタミンCの働きが関係していると示唆されています。また、果物や野菜に含まれる複合糖質は、気持ちいい感覚を生むホルモンであるセロトニンのレベルを高める可能性もあると考えられています。
 イギリスの国民保険サービスはこの調査結果について、ここで用いられたのは縦断的コホート研究であるため、果物と野菜の摂取が精神的な幸福につながるという関連性を見付けるのには向いているものの、ある要因が他の要因を直接引き起こすことを証明することはできず、測定されていない他の要因も影響を受ける可能性があると指摘しています。
 国民保険サービスはこの研究には限界があり、果物や野菜の摂取が実際に精神的な健康の向上をもたらすのかどうかを明確に教えてはくれないと慎重な態度をとりつつも、果物と野菜をたくさん摂取することに利点があることは間違いなく、それがもし幸福感、充実感、不安感の軽減につながるのであれば、それはよいことであると前向きに述べています。

 2019年4月7日(日)
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