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■死後4時間たったブタの脳、一部細胞が機能回復 米研究チームが成功 [健康ダイジェスト]





 アメリカなどの研究チームが、死んだブタの脳に血液の代わりとなる液体を流したところ、脳の一部の細胞が動き始め、機能が回復しているのが観察されました。意識や感覚など、脳の高度な機能は働いていませんでしたが、死後も脳の一部が機能していたことで、何をもって死とするのか、その定義が変わることにつながる可能性もあるとして注目されています。
 アメリカのイェール大学などの研究チームが17日、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。
 それによりますと、食肉処理場から32頭分のブタの脳を採取し、死後4時間後に研究チームが製作した機器に接続しました。この機器を使い、酸素や脳細胞の死を遅延・逆行させる薬剤を脳に送り込むため、合成血液を含んだ特別な液体を、脈動に似せたリズムで脳に送り込みました。脳再生のためのこの調合液は6時間にわたり、ブタの脳に供給されました。
 ブタが死亡してから10時間後の時点で、海馬と呼ばれる部分など脳の一部で細胞が動き、酸素やぶどう糖を消費して神経の信号の伝達にかかわるシナプスが働いていたのが観察されたということです。
 ただ、脳波スキャンでは、意識や感覚を示す脳全体の電気活動は観測されませんでした。
 脳細胞は、血液が流れず酸素や栄養が供給されなくなるとすぐに破壊されると考えられていましたが、イェール大学のネナド・セスタン神経科学教授は、「脳細胞の死は、これまで私達が思っていたよりも長い時間をかけて起こっていることが示された。また、そのプロセスの一部を延期したり、停止させたり、逆行させられることもわかった」と説明しています。
 ほ乳類のブタで死後も脳の一部で機能が回復したのが観察されたことで、将来、脳梗塞(こうそく)などの後に脳の機能を維持する治療への応用が期待される一方、何をもって死とするのか、その定義が変わることにもつながる可能性があるとして注目されています。

 2019年4月22日(月)
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