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■長期の糖質制限、老化を促進 マウス実験で判明 [健康ダイジェスト]




 
 米やパンといった主食をとらず、タンパク質などでカロリーを補う「糖質制限」を長期間続けると、老化が早まる可能性があることが、東北大学の都築毅准教授(食品機能学)らのマウスを使った実験で明らかになりました。静岡市で開かれている日本栄養・食糧学会の大会で19日に発表します。
 糖質制限は、短期間行うと内臓脂肪を減らしたり、血糖値を下げたりする効果が報告されています。
 都築准教授らは寿命が約1年のマウスを20匹ずつの3グループに分け、合計のカロリーは同じで内訳を「標準的」「低糖質・高脂肪」「低糖質・高タンパク」にした飼料をそれぞれ与えました。
 「低糖質・高タンパク」の飼料は、糖質によるカロリーは2割に抑え、残りを乳タンパクで補いました。人間が3食すべて主食を抜いた状態に相当する厳しい糖質制限です。その結果、「低糖質・高タンパク」のマウスは、「標準的」と比べて寿命が約2割(8~9週間)短かくなりました。
 腸内で乳酸をつくる細菌が減っており、腸内環境が悪化してがんなどになりやすかったとみられます。短期の記憶力を測ると、「標準的」のマウスに比べ半分程度でした。また、「標準的」「低糖質・高脂肪」と比べて皮膚や毛髪の状態が非常に悪く、見た目の老化が著しく促進されていました。
 都築准教授は、「人間でも糖質制限を20~30年程度続けると、老化を促進する可能性がある。医師や管理栄養士などの指導で行ってほしい」と話しています。

 2019年5月18日(土)
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