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■糖質制限食を食べ続けると老化が早まる恐れ マウス実験で判明 [健康ダイジェスト]




 
 東北大学大学院農学研究科の都築毅准教授(食品機能学)らは、糖質を抑えた糖質制限食を食べ続けると、体の老化を促し、健康に影響をもたらす恐れがあることをマウスを使った実験で示しました。米やパンといった炭水化物を与えずにマウスを約1年間育てたところ、寿命や記憶力で老化を促進させていました。
 マウスでの成果とはいえ、適切な糖質の摂取の重要性や食生活の見直しなど、昨今の糖質制限ブームに警鐘を鳴らす内容といえそうです。
 糖質制限は、短期間行うと内臓脂肪を減らしたり、血糖値を下げたりする効果が報告されています。
 都築准教授らは寿命が約1年のマウスを3グループに分け、合計のカロリーは同じで内訳を糖質・脂質・タンパク質のバランスが日本食に近い「標準的」、「低糖質・高脂肪」、「低糖質・高タンパク」にした飼料をそれぞれ与えました。「低糖質・高タンパク」の飼料は、糖質によるカロリーは2割に抑え、残りを乳タンパクで補いました。人間が3食すべて主食を抜いた状態に相当する厳しい糖質制限です。
 その結果、「低糖質・高タンパク」のマウスは、「標準的」と比べて寿命が約2割(8~9週間)短くなりました。腸内で乳酸をつくる細菌が減っており、腸内環境が悪化してがんなどになりやすかったとみられます。短期の記憶力を測ると、「標準的」のマウスに比べ半分程度でした。
 都築准教授は、「人間でも糖質制限を20~30年程度続けると、老化を促進する可能性がある。医師や管理栄養士などの指導で行ってほしい」と話しています。

 2019年7月11日(木)
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