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■抗生物質が効かない緑膿菌、新手法で殺菌 名大が技術開発 [健康ダイジェスト]




 
 抗生物質への耐性を持つ緑膿(りょくのう)菌を殺菌する新手法を、名古屋大学大学院理学研究科などの研究チームが開発したと発表しました。緑膿菌が生存するのに必須な鉄を取り込む仕組みを利用し、薬剤を菌内に注入。薬剤に近赤外光を当てて活性酸素を出し、菌を死滅させるといいます。
 緑膿菌は肺炎や敗血症など感染症の原因で、院内感染が問題となっており、今後、肺や目などの感染に対する治療を目指していくといいます。
 緑膿菌は水や土の中に存在しており、免疫力が低下した時に感染します。細胞壁を作らせない攻撃法を持つ抗生物質などに対して耐性を持つようになり、治療できない状況だとして、世界保健機関(WHO)は、新たな抗菌薬の開発の緊急性が最も高いものの一つとしています。
 名古屋大学大学院生の四坂勇磨さんらは、緑膿菌が増えるために鉄が必須で、人間の体内で血液の鉄分を吸収して増殖することに着目。鉄を菌内に運ぶタンパク質に、色素の一種「ガリウムフタロシアニン」がくっ付くことを突き止めました。鉄の代わりにこの色素を取り込ませ、色素に近赤外光を当てると、菌にとって有害な活性酸素が発生するといいます。
 この色素は、道路標識、新幹線の塗料などに使われています。研究チームの荘司長三・名古屋大教授(生物無機化学)は、「緑膿菌は、自ら増えるために鉄を必要とする。その鉄を取り込む経路を止める方法は、耐性化されにくいと考えている」と話しています。
 研究成果は、アメリカの化学会の専門誌の電子版に論文として掲載されました。

 2019年8月18日(日)
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Leonelwaw

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by Leonelwaw (2019-08-19 00:13) 

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