So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

■若年性認知症、診断から1年以内の大企業社員離職率14% 医療経済研究機構が調査 [健康ダイジェスト]



 若年性認知症と診断された大企業の社員のうち、14%が診断から1年以内に離職したとの調査結果を、医療経済研究機構(東京都港区)の研究チームが医学専門誌で発表しました。
 若年性認知症でない社員と比べ、2倍近い離職率となりました。仕事を継続できないと思い込んだり、職場に居づらくなったりしたことなどが、理由とみられます。働き盛りの年齢に当たるため、配置転換などで患者が仕事を続けられるよう企業などの理解と支援が求められます。
 若年性認知症は65歳未満での発症を指し、国内の患者は約3万7800人と推計されています。仕事の継続が課題とされてきましたが、離職の実態はほとんどわかっていませんでした。
 今回の調査では、大企業の社員が加入する健康保険組合の約300万人のレセプト(診療報酬明細書)データを利用。特に働き盛りの40~59歳について、2013年4月~2015年6月に若年性認知症と診断された社員143人と、そうではない社員で患者と年齢や性別などが適合する715人を2016 年 6 月まで観察して、比較しました。
 その結果、診断から1年以内に離職した社員は14%で、そうでない社員の7・3%の1・9倍に上りました。診断から2年以内に離職した社員は23・5%で、そうでない社員の12・8%の1・8倍でした。
 一方、配偶者など家族に患者がいる社員が1年以内に離職した割合は7・8%で、患者がいない社員の6・5%とほぼ同じでした。
 中小企業での離職率は、もっと高いとみられます。医療経済研究機構の佐方信夫・主任研究員(医療政策学)は、「職場の配置転換で仕事を続けられるケースもある。患者が社会で孤立しないためにも、仕事を続けられるよう企業が最大限支援してほしい」と求めています。

 2017年11月25日(土)
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■10種類の医療検査画像を解析するAIを開発 東大関連のベンチャー企業 [健康ダイジェスト]



 東京大学に関係するベンチャー企業が、病院で行う複数の検査の画像などを人工知能(AI)で解析して、異常が疑われる部分を見付け出すことができる技術を開発しました。
 AIを使った画像データの解析技術は多くの会社や研究機関が開発を行っていますが、1種類の画像を解析するものがほとんどです。
 東京大学が関係するベンチャー企業「LPixel(エルピクセル)」(東京都文京区)は、CTやMRIのほか、X線や病気の組織の顕微鏡画像など10種類の画像などをAIで解析する技術を開発しました。
 このため患者それぞれの複数の画像を解析することができ、将来的には特に病気の原因がわからない患者が多くの検査を受けた際に、迅速に診断することに役立つということです。
 LPixelは、画像データの種類ごとに臨床研究を行い、順次、医療機器としての申請を行う方針で、数年以内の実用化を目指したいとしています。
 LPixelの島原佑基代表取締役は、「人工知能を使うことで医師の診断を支援し将来的には効率的な診断につながるようにしていきたい」と話しています。

 2017年11月25日(土)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■厚労省、重症患者向け急性期病床を削減へ 医療費の削減を目指す [健康ダイジェスト]



 厚生労働省は24日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で、患者7人に対し看護師1人など、手厚く看護師を配置している重症入院患者向けの急性期病床の仕組みについて、来年度からの診療報酬で見直す方針を示しました。看護師の配置基準だけでなく、手術の件数や重症患者の割合など、提供する医療の実績に応じて支払う形を加味します。
 患者7人に対し看護師1人を配置する「7対1病床」は、昼夜を問わず忙しい急性期病棟の看護師を増やし、看護の質を高める目的で2006年度に創設されましたが、患者1人につき病院が受け取れる「入院基本料」が高く設定されているため多くの病院が採り入れ、看護師の争奪戦が繰り広げられました。
 7対1病床は、2006年の約4万5000床から2017年には約35万床に急増。医療費が膨らんだため、厚労省は2014年度の診療報酬改定で算定基準を厳しくし、当時36万床あった病床を2年で約9万床減らす目標を立てましたがうまくいきませんでした。
 厚労省が今回考えたのは、7対1病床の次に診療報酬が高く、救急や重症者にも対応できる患者10人に対し看護師1人を配置する「10対1病床」への転換を促す仕組み。7対1病床の入院基本料は今、患者1人につき1日1万5910円。10対1病床は各種の加算を上積みしても1万3870円で、転換した場合の病院側の減収が大きくなります。例えば200床の病院が7対1病床から10対1病床に転換した場合、年間約1億2000万円の収入減となります。
 このため二つの基準は残しつつ、10対1病床と7対1病床との診療報酬差を縮められる仕組みを導入します。10対1病床の入院基本料をベースに、手術の実績や実際に受け入れている重症患者の割合などに応じて診療報酬を上乗せします。 
 また、7対1病床など急性期病床に軽症患者が入院している場合は、診療報酬を下げて、患者の自己負担を減らす考えです。厚労省は、高齢化で急性疾患の患者が減り、慢性疾患を持った患者が増えて病床の稼働率が低下傾向にあるため、医療ニーズに合うように医療費のかさむ急性期病床を削減し、リハビリ向けの回復期病床や在宅医療の受け皿を増やす方針を決めており、これに沿った変更となります。

 2017年11月25日(土)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■用語 夜間低血糖 [用語(や)]



[夜]睡眠中に現れる低血糖
 夜間低血糖とは、血液に含まれる糖(ブドウ糖)が少なくなりすぎる低血糖が睡眠中に現れる状態。
 血液に含まれる糖は、生きるために欠かせないエネルギー源。糖尿病でない人の血液に含まれる糖の量、すなわち血糖値は約70mg/dLから140mg/dLの間に維持されています。しかし、糖尿病ではこの糖の量を一定に維持することができません。食事から取り入れた糖を体や脳のエネルギーとして消費するという需要と供給のバランスが崩れ、血液中の糖が増えすぎると高血糖、逆に薬が効きすぎるなどして血液中の糖が少なくなりすぎると低血糖になります。
 一般に、血糖値が70mg/dL以下になると、人の体は血糖値を上げようとします。また、血糖値が50mg/dL未満になると、脳などの中枢神経が糖不足、すなわちエネルギー不足の状態になります。その時に現れる特有の症状を低血糖症状といいます。
 人によっては、血糖値が70mg/dL以下にならない場合でも、糖尿病の治療などで血糖値を下げるインスリンの過剰な状態になった時に血糖値が急激に大きく下がることで、低血糖症状が現れることがあります。逆に、血糖値が70mg/dL以下になった場合でも、低血糖症状が現れない人もいます。
 睡眠中に血糖値が低下する夜間低血糖が起こると、血糖値を回復させるため、アドレナリンやコルチゾールなどの興奮にかかわるホルモンが分泌され、交感神経が優位になります。そのため、寝汗や歯ぎしり、悪夢にうなされる、熟睡感がない、寝ても疲れが取れない、朝起きた時に頭痛や肩凝りがある、といった症状が現れます。つまり、夜間低血糖と同時に、眠りの質を低下させる睡眠障害も起きてしまうということです。
 夜間低血糖は夜中の2時から3時ころに起きやすく、いったん、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが分泌されると、肝臓からブドウ糖が放出されるため、明け方以降に血糖値の上昇が起こり、半日程度は血糖値が下がりにくくなります。そのため、糖尿病の薬が十分効かなくなり、一日の血糖コントロールに悪影響を及ぼすことも少なくありません。
 夜間低血糖が起きると、多くの場合は不快な症状により目が覚め、自発的に夜間低血糖に気が付きます。ただし、眠りが深い場合や、急激に血糖値が下がって意識を消失した場合には、本人が気付かないこともあります。
 現れる症状には個人差がありますが、血糖値が低下すれば低下するほど症状は重くなり、血糖値が50mg/dL程度になると、中枢神経症状が現れ、意識障害を示すことがあります。そして、血糖値が30mg/dLよりも低くなると、重症低血糖に陥って意識レベルが低下し、意識消失、けいれん、昏睡(こんすい)など危険な状態になってしまうことがあります。これは大変深刻な状態で、死に至ることもあります。
 夜間低血糖になる原因は、いくつか考えられます。食事の量や炭水化物の不足、糖尿病の薬を服用した後の食事時間の遅れ、寝る前の運動の量や時間の多すぎ、空腹での運動、インスリン注射や経口血糖降下剤の量の多すぎ、飲酒、入浴など。
 夜間低血糖になった時は、できるだけ早い段階で速やかに対応をしなければなりません。目が覚めて意識があり、経口摂取が可能な時は、砂糖15グラムから20グラムを飲みます。糖分を含む缶ジュース、缶コーヒーでも構いません。10分から15分で回復しない時は、再度同量を摂取します。
 α-グルコシダーゼ阻害剤であるアカルボース(商品名:グルコバイ等)、ボグリボース(商品名:ベイスン等)、ミグリトール(商品名:セイブル)など、消化管の二糖類をブドウ糖に分解する消化酵素の働きを抑えることで血糖の急激な上昇を抑える経口血糖降下剤を飲んでいて夜間低血糖を起こした時には、砂糖を飲んでもすぐに吸収されないため、回復に時間がかかることがあります。
 そのため、夜間低血糖時にはブドウ糖、またはブドウ糖を多く含む清涼飲料水を飲むようにします。
 深刻な低血糖で意識障害を来した時には、自身でブドウ糖を飲み込むのが難しいことがあり、家族や周囲の協力が必要になります。その場合は、無理にブドウ糖を飲ませると、誤嚥(ごえん)や窒息の原因になります。周囲の人は、ブドウ糖や砂糖を水で溶かして、口唇と歯肉の間に塗り付けます。
 医療機関の指導を受けた上で、周囲の人が血糖値を上げるためのグルカゴンという注射を行うこともあります。肝臓のグリコーゲンを分解し、ブドウ糖を放出する作用があるグルカゴン注射で回復した後は、軽く経口摂取しておくことが必要です。なお、アルコールの飲みすぎで低血糖になった時は、肝臓内のグリコーゲンが枯渇しており、グルカゴン注射は効きません。
 救急処置でも回復しない時は、すぐに救急車を呼び、医療機関へ搬送しましょう。
 意識がはっきりしない状態にまでなった低血糖は、一時的に血糖値が改善してもその後にまた血糖値が下がり、同じ症状が現れる可能性が高くなります。低血糖が続く場合も、必ず内科、内分泌代謝内科などを受診し、診察を受けましょう。
 糖尿病でない健康な人でも、夜間低血糖が起こることがあります。食事量が十分に取れていなかった時、食事時間が遅れて空腹が続いた時、空腹のまま激しい運動や長時間の運動を行った時、食事を取らない状態でアルコールを過剰に摂取した時などに血糖値のバランスが崩れると、夜間低血糖を起こしやすくなります。
 また、夜間低血糖は、1日を通して血糖値が乱高下している人に多く見受けられます。特に夕食後に血糖値が急激に上がると、それに対応すべくインスリンが過剰に分泌される結果、血糖値が下がりすぎて夜間低血糖を引き起こすことがあります。
 ただし、健康な人の場合、夜間低血糖になっても、自然に回復してしまい気が付かないことがあります。
[夜]夜間低血糖の対策と予防
 夜間低血糖に関しては、予防に優る治療はありません。食事を規則正しく摂取する、食前の過激な運動は避ける、運動前に補食するなどの注意が必要です。
 また、自身が糖尿病治療のために使用している薬が、低血糖を起こしやすいか否かを把握することも、必要です。一般に低血糖を起こしやすい糖尿病の治療薬は、経口血糖降下剤のスルホニル尿素薬(SU薬)とインスリンです。経口血糖降下剤のビグアナイド薬(BG薬)、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトールなど)、速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)といった薬でも起こることがあります。インスリン注射は、正しい手技を身に着けておくことが重要です。
 軽い低血糖症状が現れた時は、できるだけ早い段階で速やかに対処して、重症低血糖を防ぎます。血糖自己測定器で夜間にも血糖を測り、血糖が下がっていれば症状がなくても早めに対処することが必要です。




nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■用語 薬剤性低血糖 [用語(や)]



[レストラン]糖尿病の薬などの服用により、血液に含まれる糖が少なくなりすぎて症状が現れる状態
 薬剤性低血糖とは、糖尿病の薬などの服用が原因で、血液に含まれる糖(ブドウ糖)が少なくなりすぎて特有の症状が現れる状態。
 経口血糖降下剤やインスリン注射などの薬物療法を必要とする糖尿病患者では、それらの薬剤を服用している限り、日常生活において低血糖が現れる可能性は常に潜んでいます。また、糖尿病治療薬以外の薬剤の服用による副作用として、薬剤性低血糖の症状が現れることもあります。
 血液に含まれる糖は、生きるために欠かせないエネルギー源。糖尿病でない人の血液に含まれる糖の量、すなわち血糖値は約70mg/dLから140mg/dLの間に維持されています。しかし、糖尿病ではこの糖の量を一定に維持することができません。食事から取り入れた糖を体や脳のエネルギーとして消費するという需要と供給のバランスが崩れ、血液中の糖が増えすぎると高血糖、逆に薬が効きすぎるなどして血液中の糖が少なくなりすぎると低血糖になります。
 一般に、血糖値が70mg/dL以下になると、人の体は血糖値を上げようとします。また、血糖値が50mg/dL未満になると、脳などの中枢神経が糖不足、すなわちエネルギー不足の状態になります。その時に現れる特有の症状を低血糖症状といいます。
 人によっては、血糖値が70mg/dL以下にならない場合でも、治療などによって血糖値を下げるインスリンの過剰な状態になった時に血糖値が急激に大きく下がることで、低血糖症状が現れることがあります。逆に、血糖値が70mg/dL以下になった場合でも、低血糖症状が現れない人もいます。
 低血糖になる原因は、いくつか考えられます。経口血糖降下剤やインスリン注射の量の多すぎ、糖尿病の薬を服用した後の食事時間の遅れのほか、食事の量や炭水化物の不足、運動の量や時間の多すぎ、空腹での運動、飲酒、入浴など。
 一般に低血糖を起こしやすい糖尿病の治療薬は、経口血糖降下剤のスルホニル尿素薬(SU薬)とインスリンです。経口血糖降下剤のビグアナイド薬(BG薬)、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボース、ミグリトールなど)、速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)といった薬でも起こることがあります。インスリン注射は、正しい手技を身に着けておくことが重要です。
 糖尿病治療薬以外で低血糖を起こしやすい薬剤は、合成抗菌剤(ニューキノロン系、ST合剤)、不整脈用剤(ジソピラミド、シベンゾリンなど)、脳循環代謝改善剤(ホパンテン酸カルシウム)などです。
 低血糖の時には、その値に応じて、体にさまざまな低血糖症状が現れます。集中できなかったり、いつもしていることに時間がかかってしまう場合は、低血糖の可能性もあります。
 睡眠中に低血糖が起きていても、気付かない場合が多々あります。日中に起きる低血糖と症状や原因が異なり、寝る前の運動や食事、入浴などのちょっとした行動が原因になることもあります。さらに、夜間低血糖を起こすと、その反動で翌朝、高血糖になることがあり、その高血糖が尾を引くと一日の血糖コントロールに悪影響を及ぼすことも少なくありません。
 血糖値が約70mg/dL以下になると、交感神経症状が現れ、異常な空腹感、発汗、手の震え、動悸(どうき)などの症状が出てきます。さらに血糖値が下がり50mg/dL程度になると、中枢神経症状が現れます。
 ただし、ふだんから低血糖がよく起こる人や、低血糖症状の自覚が少ない人は、空腹感、発汗などの交感神経症状が現れないまま、無自覚性低血糖になることがあります。無自覚性低血糖の状況になると、血糖値を測ると60mg/dL程度まで低下していることに気付いたり、血糖値が50mg/dLより低くなって、突然さらに重い中枢神経症状が現れ、意識障害を示すことがあります。
 そして、血糖値が30mg/dLよりも低くなると、重症低血糖に陥って意識レベルが低下し、昏睡(こんすい)など意識のない危険な状態になってしまうことがあります。これは大変深刻な状態で、死に至ることもあります。
 低血糖になった時は、できるだけ早い段階で速やかに対応をしなければなりません。意識があり経口摂取が可能な時は、砂糖15グラムから20グラムを飲みます。糖分を含む缶ジュース、缶コーヒーでも構いません。10分から15分で回復しない時は、再度同量を摂取します。
 α-グルコシダーゼ阻害剤であるアカルボース(商品名:グルコバイ等)、ボグリボース(商品名:ベイスン等)、ミグリトール(商品名:セイブル)など、消化管の二糖類をブドウ糖に分解する消化酵素の働きを抑えることで血糖の急激な上昇を抑える糖尿病の薬を飲んでいて低血糖を起こした時には、砂糖を飲んでもすぐに吸収されないため、回復に時間がかかることがあります。
 そのため、低血糖時にはブドウ糖、またはブドウ糖を多く含む清涼飲料水を飲むようにします。
 深刻な低血糖で意識障害を来した時には、自身でブドウ糖を飲み込むのが難しいことがあり、家族や周囲の協力が必要になります。その場合は、無理にブドウ糖を飲ませると、誤嚥(ごえん)や窒息の原因になります。周囲の人は、ブドウ糖や砂糖を水で溶かして、口唇と歯肉の間に塗り付けます。
 医療機関の指導を受けた上で、周囲の人が血糖値を上げるためのグルカゴンという注射を行うこともあります。肝臓のグリコーゲンを分解し、ブドウ糖を放出する作用があるグルカゴン注射で回復した後は、軽く経口摂取しておくことが必要です。なお、アルコールの飲みすぎで低血糖になった時は、肝臓内のグリコーゲンが枯渇しており、グルカゴン注射は効きません。
 救急処置でも回復しない時は、すぐに救急車を呼び、医療機関へ搬送しましょう。
 意識がはっきりしない状態にまでなった低血糖は、一時的に血糖値が改善してもその後にまた血糖値が下がり、同じ症状が現れる可能性が高くなります。低血糖が続く場合も、必ず医療機関で診察を受けましょう。
[レストラン]薬剤性低血糖の検査と診断と治療
 内科、内分泌代謝内科などの医師による診断では、低血糖症状があってもなくても、血糖値が70mg/dLより低い場合、血糖値が70mg/dLより高くても、低血糖症状がある場合に、低血糖と判断します。
 意識障害で重症低血糖の患者が搬送されてきた場合には直ちに緊急の処置を行いますが、それでも可能であれば血液検査を行い、血糖値を確認します。
 内科、内分泌代謝内科などの医師による治療では、意識が保持され経口摂取が可能な場合には、ブドウ糖10〜20グラムを経口摂取します。低血糖昏睡を起こし経口摂取が不可能な場合には、まず50%のブドウ糖液 20〜40 mlを静注し、その後5%のブドウ糖を点滴し、血糖値を100~200 mg/dlに保ちます。特にスルホニル尿素薬(SU薬)を内服している場合には、ブドウ糖液の静注で血糖が上昇したからといって安心せず、数時間後に再発することがあるため、入院の上で十分な管理を行います。
 低血糖に関しては、予防に優る治療はありません。食事を規則正しく摂取する、食前の過激な運動は避ける、運動前に補食するなどの注意が必要です。
 また、自身が糖尿病治療のために使用している薬、あるいは糖尿病治療薬以外の抗菌薬、抗不整脈薬などの薬剤が、低血糖を起こしやすいか否かを把握することも、必要です。
 軽い低血糖症状が現れた時は、できるだけ早い段階で速やかに対処して、重症低血糖を防ぎます。無自覚低血糖を起こすようなケースでは、こまめに血糖を自己測定し、血糖が下がっていれば症状がなくても早めに対処することが必要です。
 低血糖を起こした時、いつ、どこにいてもすぐに対処できるように、ペットシュガーやブドウ糖ゼリーなどを常時携帯しておきます。特に運動療法で外出するような時は忘れずに持っていきます。
 もしもの時に備えて、糖尿病患者であることを示す糖尿病手帳や、携帯用の糖尿病患者用IDカード(緊急連絡用カード)を常に携行しておけば、昏睡で医療機関に搬送された時でもすぐに適切な処置が受けられます。




nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■用語 低血糖発作 [用語(て)]



[レストラン]血糖値が生理的な変動範囲を超えて低下することにより、意識障害などの症状を示す状態
 低血糖発作とは、人の血液に含まれる糖の量、すなわち血糖値が生理的に正常な変動範囲を超えて低下することにより、意識障害などのさまざまな症状を示す状態。
 対応が遅れると、死に至ることもある危険な状態です。血液に含まれる糖(ブドウ糖)が少なくなりすぎる低血糖の原因により、空腹時低血糖、反応性低血糖、薬剤性低血糖に分けられます。
 空腹では本来は低血糖発作は起こりませんが、ホルモンの異常分泌などにより低血糖を引き起こしてしまうものが、空腹時低血糖です。
 また、胃がんの手術などで胃を切除した人に起こるのが、反応性低血糖です。
 薬剤性低血糖は、糖尿病患者に起こります。糖尿病患者で、食事の量や炭水化物の不足、糖尿病の薬を服用した後の食事時間の遅れ、運動の量や時間が多い時の運動中や運動後、空腹での運動、インスリン注射や経口血糖降下剤の量の多すぎ、アルコールの多量摂取、入浴などが原因で、低血糖発作が引き起こされます。
 人の血液に含まれる糖の量、すなわち血糖値は約70mg/dLから140mg/dLの間に維持されていますので、血糖値が約70mg/dL以下になると低血糖の状態となり、交感神経症状が現れ、集中力の低下、脱力感、異常な空腹感、発汗、手の震え、動悸(どうき)などの症状が出てきます。さらに血糖値が下がり50mg/dL程度になると、意識や呼吸の調節をしている中枢神経症状が現れます。
 ただし、ふだんから低血糖がよく起こる人や、低血糖症状の自覚が少ない人は、空腹感、発汗などの交感神経症状が現れないまま、無自覚性低血糖になることがあります。無自覚性低血糖の状況になると、血糖値を測ると60mg/dL程度まで低下していることに気付いたり、血糖値が50mg/dLより低くなって、突然さらに重い中枢神経症状が現れ、意識障害を示すことがあります。
 そして、血糖値が30mg/dLよりも低くなると、低血糖発作を起こす重症低血糖に陥って意識レベルが低下し、昏睡(こんすい)など意識のない危険な状態になってしまうことがあります。これは大変深刻な状態で、死に至ることもあります。
 低血糖になった時は、できるだけ早い段階で速やかに対応をしなければなりません。意識があり経口摂取が可能な時は、砂糖15グラムから20グラムを飲みます。糖分を含む缶ジュース、缶コーヒーでも構いません。10分から15分で回復しない時は、再度同量を摂取します。
 α-グルコシダーゼ阻害剤であるアカルボース(商品名:グルコバイ等)、ボグリボース(商品名:ベイスン等)、ミグリトール(商品名:セイブル)など、消化管の二糖類をブドウ糖に分解する消化酵素の働きを抑えることで血糖の急激な上昇を抑える糖尿病の薬を飲んでいて低血糖を起こした時には、砂糖を飲んでもすぐに吸収されないため、回復に時間がかかることがあります。
 そのため、低血糖時にはブドウ糖、またはブドウ糖を多く含む清涼飲料水を飲むようにします。
 深刻な低血糖で意識障害を来した時には、自身でブドウ糖を飲み込むのが難しいことがあり、家族や周囲の協力が必要になります。その場合は、無理にブドウ糖を飲ませると、誤嚥(ごえん)や窒息の原因になります。周囲の人は、ブドウ糖や砂糖を水で溶かして、口唇と歯肉の間に塗り付けます。
 医療機関の指導を受けた上で、周囲の人が血糖値を上げるためのグルカゴンという注射を行うこともあります。肝臓のグリコーゲンを分解し、ブドウ糖を放出する作用があるグルカゴン注射で回復した後は、軽く経口摂取しておくことが必要です。なお、一時的に血糖値を下げる作用があるアルコールの飲みすぎで低血糖になった時は、肝臓内のグリコーゲンが枯渇しており、グルカゴン注射は効きません。
 救急処置でも回復しない時は、すぐに救急車を呼び、医療機関へ搬送しましょう。
 意識がはっきりしない状態にまでなった低血糖は、一時的に血糖値が改善してもその後にまた血糖値が下がり、同じ症状が現れる可能性が高くなります。低血糖が続く場合も、必ず医療機関で診察を受けましょう。
[レストラン]低血糖発作の検査と診断と治療
 内科、内分泌代謝内科などの医師による診断では、低血糖症状があってもなくても、血糖値が70mg/dLより低い場合、血糖値が70mg/dLより高くても、低血糖症状がある場合に、低血糖と判断します。
 低血糖発作を起こす重症低血糖に陥って意識レベルが低下した患者が搬送されてきた場合には、直ちに緊急の処置を行いますが、それでも可能であれば血液検査を行い、血糖値を確認します。
 内科、内分泌代謝内科などの医師による治療では、意識が保持され経口摂取が可能な場合には、ブドウ糖10〜20グラムを経口摂取します。低血糖昏睡を起こし経口摂取が不可能な場合には、まず50%のブドウ糖液 20〜40 mlを静注し、その後5%のブドウ糖を点滴し、血糖値を100~200 mg/dlに保ちます。
 特にスルホニル尿素薬(SU薬)を内服している場合には、ブドウ糖液の静注で血糖が上昇したからといって安心せず、数時間後に再発することがあるため、入院の上で十分な管理を行います。
 低血糖に関しては、予防に優る治療はありません。食事を規則正しく摂取する、食前の過激な運動は避ける、運動前に補食するなどの注意が必要です。
 また、自身が糖尿病治療のために使用している薬が、低血糖を起こしやすいか否かを把握することも、必要です。一般に低血糖を起こしやすい薬は、スルホニル尿素薬(SU薬)とインスリンです。ほかのアカルボース、ボグリボース、ミグリトールなどの薬でも起こることがあります。インスリン注射は、正しい手技を身に着けておくことが重要です。
 軽い低血糖症状が現れた時は、できるだけ早い段階で速やかに対処して、重症低血糖を防ぎます。無自覚低血糖を起こすようなケースでは、こまめに血糖を自己測定し、血糖が下がっていれば症状がなくても早めに対処することが必要です。
 低血糖を起こした時、いつ、どこにいてもすぐに対処できるように、ペットシュガーやブドウ糖ゼリーなどを常時携帯しておきます。特に運動療法で外出するような時は忘れずに持っていきます。
 もしもの時に備えて、糖尿病患者であることを示す糖尿病手帳や、携帯用の糖尿病患者用IDカード(緊急連絡用カード)を常に携行しておけば、昏睡で医療機関に搬送された時でもすぐに適切な処置が受けられます。




nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■ハウス食品がレトルトカレー15万個余を回収 ポリエチレン片が混入した可能性 [健康ダイジェスト]



 大手食品メーカーのハウス食品は、全国で販売している3種類のレトルトカレーに、ポリエチレンの破片が混入している恐れがあるとして、合わせて15万個余りを回収すると発表しました。
 回収の対象となるのは、「3歳からの野菜カレー」のうち、賞味期限が再来年2月から5月までの商品、「カリー厨房 粗挽きスパイスのビーフカレー 辛口」は、賞味期限が再来年8月17日と25日の商品、「シェフラベル ビーフカレー 中辛(4個パック)」は、賞味期限が再来年2月25日の商品です。
 これらの商品は全国で販売され、合わせて15万1780個に上るということですが、今のところ、健康被害の情報はないということです。
 ハウス食品によりますと、22日、子会社で製造元の「サンハウス食品」の従業員がタマネギの量を計っていたところ、幅7ミリほどの白いポリエチレンの破片3つが混入しているのを見付けたため、同じタマネギを使っている3種類の商品の回収を決めたということです。ポリエチレンの破片は、タマネギを納入した業者が加工工場でスライスする際に洗浄用のホースの先端が破損し、混入したということです。
 これまでにポリエチレンの破片が混入した商品は見付かっていないものの、念のため同じラインで製造していた商品を回収します。ポリエチレンの破片に毒性はありませんが、口の中を傷付けたり、のどに引っ掛かったりする可能性があります。
 商品を購入した人は、愛知県江南市にある製造元の「サンハウス食品」に着払いで送れば、代金を返却するということです。問い合わせは平日午前9時~午後5時、ハウス食品お客様相談センター(0120・50・2461)。25日、26日も受け付けます。

 2017年11月25日(土)
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:健康