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■大腸がんの転移に影響する3種類の遺伝子変異を確認 金沢大学など [健康ダイジェスト]





 特定の3種類の遺伝子に変異があると、大腸がんが転移しやすくなることを、金沢大学などの研究チームが動物実験で突き止めました。研究成果を応用すれば、大腸がんの転移を効果的に防ぐ新タイプの薬の開発につながりそうです。
 アメリカの医学誌「キャンサー・リサーチ」に論文を発表しました。
 大腸がんは日本人では肺がんに次いで死亡数が多く、2016年には約5万人が亡くなっています。肝臓に転移しやすく、外科手術で大腸がんを切除しても、肝転移が見付かると予後が悪くなります。
 金沢大がん進展制御研究所の大島正伸教授らは、大腸がんの発がんにかかわるとされる5種類の遺伝子のうち、どの遺伝子に変異があると転移しやすいかをマウスを使って調べました。
 その結果、特定の3種類の遺伝子に変異があるマウスは、大腸がんの転移が起きやすいことが確認されました。今回はマウスを使った研究ですが、人間でも同様のメカニズムが働いていると考えられるといいます。
 この仕組みが働くのを阻む新タイプの薬が開発できれば、遺伝子変異の情報をもとに個々の患者に適した治療を行う「がんゲノム医療」に役立つと期待されます。

 2018年1月14日(日)
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