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■遺伝子解析で患者ごとに抗がん剤を選ぶサービスを開始 中外製薬が2018年度内にも [健康ダイジェスト]





 がん治療の分野で、患者一人ひとりに対応した究極の個別医療に向けたサービスを提供する「カスタマイズ型」の道が開けてきました。中外製薬は、究極の個人情報ともいえる遺伝子を解析して抗がん剤を選ぶサービスを2018年度内にも始めます。
 中外製薬が始めるのは、がんに関連する遺伝子を一度に複数調べる「がん遺伝子パネル検査」と呼ばれるサービス。がんは遺伝子の変異で発症する場合があり、例えば同じ肺がんでも変異した遺伝子の種類によって効く薬が異なります。患者のがん組織から約320種類の遺伝子変異を調べ、最適な薬の情報を医師に伝えます。
 解析手法は親会社であるスイス製薬大手ロシュの子会社、アメリカのファウンデーション・メディシンが開発しました。遺伝子の解析は同社に委託します。同社は2017年、アメリカの食品医薬品局(FDA)からゲノム(全遺伝情報)解析サービスとして初の承認を取得。すでに20万人以上の実績があります。
 国内では中外製薬が3月に承認を申請し、2018年内にも認可が下りる見通し。遺伝子パネル検査はすでに大学病院や国立がん研究センターが自由診療で始めていますが、中外製薬の新サービスは初めて保険適用を受ける見通し。自己負担額は国立がん研究センターの約47万円から、数万円に下がるとみられます。
 これまで抗がん剤の選択は学会が決める指針に沿って医師が判断し、投与してみて効かなければ薬を切り替えることもありました。遺伝子レベルで最適な薬を選ぶことができるようになれば、患者にとっては治療の確実性や安全性が高まります。不要な投薬を減らせるため、医療費の削減にもつながります。
 中外製薬の小坂達朗社長は、「これまでのがん治療はすべての患者を対象にしていた。一人ひとりに合った抗がん剤を選べるようにすることで患者中心の医療を実現できる」と話しています。
 医療に遺伝子を活用する動きは、他にも相次ぎます。コニカミノルタは、遺伝子やタンパク質の分析を通じてカスタマイズ型の医療を支援する新会社を10月に設立します。買収したアメリカの会社の技術を活用し、親から子へ遺伝するタイプのがんの発症リスクを予想するサービスを計画するほか、データを活用し製薬会社の創薬を支援する事業も手掛けます。

 2018年9月30日(日)
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■10年後に防げるアレルギー死を根絶 厚労省、初のアレルギー戦略を開始へ [健康ダイジェスト]





 花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜんそくなど国民の2人に1人が持つとされるアレルギー疾患に対し、厚生労働省の有識者検討会は28日、今後10年間の研究や治療などの方策を示す初めてのアレルギー戦略を了承しました。目指すべき目標として「防ぎ得る死の根絶」、「革新的医療技術による治療の実現」などを掲げました。
 厚労省は来年度予算に研究開発費を盛り込み、来春から取り組みを始める方針です。
 アレルギー戦略では、「現在の治療法では患者の満足度が低く、実際のニーズの収集や評価も不十分」と強調。治療法に対し患者の満足度を示す「見える化」を打ち出しました。
 アレルギー疾患の多くは慢性的症状ですが、アナフィラキシー(急性アレルギー反応)や薬剤アレルギーなどで重篤になったり、死に至ることもあります。このため目標として「防ぎ得る死の根絶」を掲げました。目標の実現に向け、各疾患が持つ特徴に基づく治療法などを示し、患者や周囲に向けた教育資材を開発するといいます。
 さらに目標達成に向け、アレルギー疾患の基礎研究などを促進し、患者数減少と生活の質の改善を目指すなどと明示。遺伝情報を調べて患者の特性にあった治療法を開発するなど、各疾患の特徴に基づく予防法や治療法を広く社会に普及させていくことなども盛り込みました。
 アレルギー疾患は、食物や花粉など体に無害な物を異物として認識する免疫反応に伴って起こります。食物アレルギーがある公立小中高校の児童・生徒は、文部科学省の2013年の調査によると、約45万4000人(全体の4・5%)で、2004年の調査より約12万4000人増えました。
 花粉症患者の全国的な人数は明らかではないものの、東京都が今年まとめた調査では、都民の48・8%がスギ花粉症で、10年前から17・4ポイント増加。花粉症は今や「国民病」とも称されます。厚労省によると、気管支ぜんそくなどアレルギー疾患による死亡者も2014年に約1500人に上りました。

 2018年9月30日(日)
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■乳がん手術後の生存率、23の遺伝子が関係か 九州大が人工知能で解析 [健康ダイジェスト]





 乳がんの手術で摘出したがん細胞の遺伝子を人工知能(AI)を使って解析したところ、手術後の生存率には23の遺伝子が関係していると見なされることを九州大学の研究チームが発見し、詳しいメカニズムを解明して新たな治療法の開発にも役立てたいとしています。
 研究を行ったのは、九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授らの研究チームで、27日から大阪市で始まる日本癌学会で成果を発表します。
 海外のデータベースに登録されている乳がんで亡くなった約7000人の患者について、がん細胞の中で働く184の遺伝子と手術後の生存率の関係を人工知能を使って詳しく解析しました。
 その結果、23の遺伝子が活発に働いているかどうかの組み合わせが手術後の生存率に深くかかわっていると見なされることがわかったということです。
 比較的進行したがんでも、長期間にわたって高い生存率を保つことに関係していると見なされる遺伝子の組み合わせもあったということです。
 研究チームでは、これらの遺伝子を調べることで乳がんの手術後の生存率を予測できる可能性があるとしており、メカニズムを解明して新たな治療法の開発にも役立てたいとしています。
 中山主幹教授は、「23の遺伝子はこれまで乳がんとのかかわりは知られていなかったが、人工知能を使うことで見付けることができた。がんの本質をつかむ大きな一歩になるはずだ」と話しています。

 2018年9月30日(日)
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■理研と東大、皮膚に貼る心電計を作製 薄い太陽電池の開発により [健康ダイジェスト]





 皮膚に貼って曲げ伸ばしできるほど薄い有機太陽電池を開発し、長時間身に着けて使える心電計を作ったと、理化学研究所と東京大学の研究チームが27日、イギリスの科学誌「ネイチャー」に発表しました。
 身に着けるタイプの測定機器は電源の確保が難点でしたが、この外部からの電力供給が不要な太陽電池を使えば、電力消費や装着する不快感を気にせずにさまざまな生体情報を計測するデバイス開発につながるといいます。
 開発した太陽電池は、金属酸化物や高分子化合物を6層重ねた構造で、厚さは0・003ミリ。層の内部に凹凸をつけることで光の反射によるロスを防ぎ、曲げ伸ばしできる太陽電池では世界最高のエネルギー変換効率(10・5%)を実現しました。この太陽電池を使った心電計は手の指に貼れるほどの小ささで、体の微弱な電気信号を計測できました。
 今後は測定したデータを蓄積、送信する仕組みも開発し、実用化を目指します。
 開発した理研の福田憲二郎専任研究員は、「血圧や気温なども測れるようにして、長時間の測定で初めてわかる疾患の発見や、高齢者の見守りなどへ活用したい」と話しています。
 時任静士(しずお)・山形大有機エレクトロニクス研究センター長は、「光を効率よく電気に変換する太陽電池を使い、薄型センサーの電源の問題を解決した価値ある研究だ」と話しています。

 2018年9月30日(日)
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