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■父親が高齢なほど新生児の健康リスク上昇 アメリカ・スタンフォード大が研究 [健康ダイジェスト]





 父親が45歳以上の新生児は、低体重で生まれたり、新生児集中治療室での処置が必要になったりする確率が高いとの研究結果が1日、発表されました。
 イギリスの医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表され研究論文によると、アメリカのスタンフォード大学のマイケル・アイゼンバーグ氏率いる研究チームは、父親が高齢であることが新生児や母親に及ぼす可能性のある影響を理解するために、アメリカで2007~16年に記録された出生データ4050万件以上を綿密に調査しました。
 その結果、父親が45歳以上の新生児は、それよりも若い父親の新生児に比べて出生体重が平均20グラム軽く、また2500グラム未満の低出生体重児となるリスクが14%高くなりました。
 また、父親が45歳以上の新生児は、父親が25~34歳の新生児に比べて、新生児集中治療室で処置を受ける確率が14%、けいれんを起こす確率が18%、それぞれ高くなりました。
 さらに父親が55歳以上の新生児は、出生直後の健康状態の評価に使われる標準検査の結果が劣る傾向がみられました。55歳以上の男性の子供を妊娠している女性でも、妊娠性糖尿病の発症リスクが34%上昇することもわかりました。研究チームは、早産の13%が父親の高齢に起因すると推測しています。
 研究チームは、これらの結果はすべて制御された実験ではなく医療記録の分析に基づくもので、因果関係について確固たる結論は導き出せないと注意を促しています。また、これらのマイナスの結果の全体的なリスクは依然として低かったと補足しました。
 だが、母親の年齢や喫煙歴、教育水準など、結果に影響する可能性のあるその他の因子を考慮に入れても同じ結果が得られたと、研究チームは指摘しています。
 「これら出生にまつわるマイナスな結果が有意な数で現れる事態は、父親が45歳になる前に子供をもうけることを選択していた場合には回避できたことが推測される」と研究チームは結論付け、「家族計画や生殖カウンセリングに関する議論の中に、父親の年齢に関連するリスクを含めるべきだ」と述べています。
 富裕国では男性が父親になる平均年齢が上昇傾向にあり、45~55歳以上で父親になる割合も増加しています。
 アメリカでは、父親が40歳以上の新生児の出生数の割合がこの40年間でほぼ倍増し全体の9%、50歳以上の場合は0・5%から1%に増えています。
 同様の傾向はヨーロッパでもみられます。例えばイギリスでは、35歳以上の父親の割合が1993年は全出生数の25%だったのに対し、2003年には全体の40%を占めるに至りました。
 最近の研究では、中年期以降に父親になることが子供の自閉症や遺伝的異常、精神障害などのリスク上昇に関連する可能性が示唆されています。原因の一つとして考えられるのは、男性の加齢に伴う生殖細胞(精子)の変化。この変化は遺伝子そのものではなく、遺伝子がどのように発現するかに影響を与えます。

 2018年11月2日(金)
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■名古屋大、「朝食抜くと体重が増える」を確認 体内時計のリズムの乱れが原因 [健康ダイジェスト]





 朝食を抜くと体重が増えるのは、体内時計のリズムの異常が原因で起こるという仕組みを、名古屋大学などの研究チームがラットの実験で明らかにしました。1日、アメリカの科学誌「プロスワン」に発表しました。
 朝食を抜くと、肥満や糖尿病などを引き起こすことは従来の観察研究で知られていましたが、体内時計の乱れで起きる詳しい仕組みは、よくわかっていませんでした。
 小田裕昭・名古屋大准教授(時間栄養学)らの研究チームは、通常の活動時間中に高脂肪食のえさを与える「朝食あり」と、えさの与え始めを4時間遅らせる「朝食抜き」の2つの環境下でラット計56匹を育てました。2週間にわたって、体重の増減や、肝臓の体内時計のリズムの変化などを調べました。
 その結果、食べた量は同じでも朝食抜きは体重の増加量が朝食ありよりも5グラム多い67・4グラムでした。体内時計の遺伝子が働くリズムも約4時間遅れたほか、体温についても朝食を食べるまで上がらないなど上昇していた時間が短くなりました。
 朝食を抜くと、体脂肪の代謝を担う肝臓で体内時計のリズムが乱れ、代謝が落ちるほか、体温の上昇が抑えられることで消費エネルギーが少ないため、脂肪がたまりやすくなったと考えられるといいます。
 小田准教授は、「規則正しく朝食を取ることは体内リズムの正常化に重要であることを示しており、人間でも生活習慣病の予防につながることが期待される」と話しています。

 2018年11月2日(金)
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