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■急性Tリンパ芽球性白血病に有効な治療薬を発見 自治医科大ら [健康ダイジェスト]



 小さな子供や15~39歳の「AYA世代(思春期・若年成人」と呼ばれる若年層に多く発症する血液がん「急性Tリンパ芽球性白血病」(T―ALL)の治療に有効な物質を、自治医科大学(栃木県下野市)などの共同研究チームが発見しました。
 特許を出願中で、アメリカのがん学会誌「クリニカル・キャンサー・リサーチ」(電子版)に発表しました。
 自治医科大の菊池次郎准教授(腫瘍学)らによると、この病気は2~4歳で10万人のうち4、5人の割合で発症し、現在は骨髄移植や抗がん剤による治療が行われています。5年生存率は35%ですが、脳に転移すると5年以上の生存は望めないといいます。
 理化学研究所や山梨大学との共同研究で、この病気の発症や進行にリジン特異的脱メチル化酵素(LSD1)が関係していることが判明。脳に転移したマウスにLSD1の働きを阻害する化合物を投与したところ、白血病細胞の増殖を抑制し、生存期間が2倍以上延びることが確認されました。
 今後、臨床試験により人での安全性と有効性が検証されれば、脳転移にも有効な世界初の分子標的薬として大幅な延命効果が期待できます。
 菊池准教授は、「これまでは抗がん剤や骨髄移植で効果がないと、なすすべがなかった。患者に対する治療効果が期待でき、特に脳転移した場合の生存率を改善できる可能性がある」と話しています。

 2018年12月28日(金)
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■たばこの警告表示面積、50%以上に引き上げへ 2020年4月から適用 [健康ダイジェスト]



 たばこの包装に表示する健康被害に関する警告について、財務省は28日、表示にかける面積を広げることを決めました。これまでは包装の主な面積の30%以上としていましたが、世界保健機関(WHO)が推奨する50%以上に引き上げます。警告表示のルール変更は約15年ぶりとなります。
 今後、関連する省令を改正し、2020年東京オリンピック・パラリンピックで新表示のたばこを流通させるため、一部を除いて2020年4月1日の販売分から順次、適用します。
 警告がはっきりとわかるように文字を大きくし、警告表示を区切る枠線を現状より太い「1ミリ以上」とし、文字と枠線の色は白か黒に限定します。
 病気のリスクなど警告の定型文言も8種から10種に増やし、「たばこの煙は、周りの人の健康に悪影響を及ぼします」など受動喫煙に関する表現を充実させます。未成年の喫煙防止に関する文言は必ず表示することにします。たばこが原因で健康を害した人たちの写真など、画像による警告の実施は見送りました。
 普及の進む加熱式たばこについても表示面積は50%以上としますが、健康被害の科学的知見が得られていないとして、「悪影響が否定できません」などと、紙巻きたばこよりも表現を緩めます。
 財務省の審議会の分科会では、たばこ広告についても、業界に自主規制を要請。これを受け、日本たばこ協会は、新聞や雑誌への広告掲載の制限を強化する方針です。

 2018年12月28日(金)
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