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■堀ちえみさん公表の舌がん、増加傾向 歯科開業医からの相談も急増 [健康ダイジェスト]





 タレントの堀ちえみさん(52歳)が舌がんを公表してから間もなく1カ月。舌がんに対する関心の高まりで、東京都内の大学が開設したネットの相談窓口には、歯科開業医から患者の口の中の異常について相談が急増しています。舌がんは一般的な口内炎と間違えられ、診断が遅れる恐れがあり、患者の遺族からも「この機会に舌がんのことを知って」との声が上がっています。
 堀さんは2月19日、自身のブログで、進行した舌がんが見付かったことを明らかにしました。当初数カ月は舌がんとの診断がつかず、口内炎として治療を受けていたといいます。2月22日に大学病院で、耳鼻咽喉科・口腔(こうくう)外科・形成外科が連携しての11時間に渡る手術を受けました。頸部(けいぶ)リンパ節を取り、舌の6割を切除。太ももの組織を使い、舌の再建手術を行ったといいます。
 3月17日のブログでは、医師の許可を得て一時自宅に戻った様子を報告しました。「退院まで後少し」などと近況をつづっています。
 「堀さんの公表を切っ掛けに、多くの人に関心を持ってほしい」と呼び掛けるのは、千葉県船橋市の男性(55歳)。2017年6月、父親(当時83歳)を舌がんで亡くしました。
 前年5月、父親は口内炎がなかなか治らず、近くの歯科医院から紹介された病院の口腔外科を受診。入れ歯が合っていないためといわれ、数カ月通院しました。症状は治まらず、別の病院を受診したところ、11月末になって進行した舌がんとわかりました。男性は父親の死後、最初の病院を提訴しました。
 男性は、「『治らない口内炎』とネット検索すればよかったと悔やんでいます。他の人には父のような思いをしてほしくない」と語っています。
 舌がんは、初期症状の口内炎が見分けられずに放置され、診断がつくまでに進行してしまうことが、以前から問題とされてきました。
 診療には耳鼻咽喉科・頭頸部外科のほか、口腔外科など複数の診療科がかかわります。早期発見を目指し、日ごろ患者の口の中を診ている歯科開業医と大学病院などの専門医が連携する取り組みも広がりつつあります。
 東京歯科大口腔外科などは、歯科開業医が口内の異常を見付けた場合、ネットを通じて画像を共有し、助言する仕組み「オーラルナビシステム」を2012年から始めました。今では全国1386の歯科診療所が参加しています。堀さんの病気公表後、1週間に4、5件だった相談は1日10~20件に急増しました。
 柴原孝彦・東京歯科大主任教授は、「口内炎のような症状が2週間以上続いたら要注意だ。早期発見には部分的に白いとか赤いとか色調の変化がないかを見る習慣も大切」と話しています。
 舌がんは、年間約2万人が診断される「口腔・咽頭がん」のうち、口内にできる「口腔がん」の一種。口腔がんでは最も患者が多く、5~6割を占めるとされます。ほかのがんと同様に高齢化で増加傾向にあり、喫煙や飲酒などが原因に挙げられ、男性に多く発症します。
 舌がんの5年生存率は、ステージ1、2で80~90%、ステージ3で60~80%、ステージ4で30~40%とされます。早期の発見が肝心です。

 2019年3月18日(月)
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■ゲノム編集食品、夏にも流通が可能に 「届け出」で懸念払拭 [健康ダイジェスト]





 「ゲノム編集」と呼ばれる最新の遺伝子操作技術を使った食品について、厚生労働省の専門家会議は流通させる際のルールの最終報告書をまとめました。この技術で開発が進められているほとんどの農水産物は、早ければ夏にも国への届け出だけで販売できるようになる見通しです。
 ゲノム編集は遺伝子を操作する最新の技術で、収穫量が多いイネや体の大きなタイなど、農林水産業の分野で新しい品種を作り出す研究開発が盛んに行われています。
 18日、厚労省の専門家会議が開かれ、ゲノム編集食品を流通させるためのルールについて議論が行われました。
 この中で、今、開発が進むほとんどの農水産物で行われている、新たな遺伝子は組み込まずに遺伝子の変異を起こさせる方法を使った食品は、毒性や発がん性などを調べる安全性の審査は必要なく、事前に届け出を求めて公表する、とした最終の報告書をまとめました。
 一方、新たに組み込んだ遺伝子が残っている場合には安全性の審査をするとしています。
 今後は消費者庁で食品の表示について検討が始まることになりますが、厚労省は早ければ夏にもこのルールの運用を始め、ゲノム編集食品の販売ができるようになる見通しです。
 専門家会議の部会長で新潟大学の曽根博仁教授は、「ゲノム編集食品の安全性は、方法によってはこれまでの品種改良の技術で作られたものと変わらないと考えられる。食べ物について消費者が心配するのは当然で、国や研究者は引き続き丁寧な説明が必要だ」と話しています。
 国は法律によって、従来の「遺伝子組み換え技術」が使われた食品については、安全性の審査を行ってきました。
 そのため、遺伝子組み換えトウモロコシや遺伝子組み換えダイズなどを食品にする際には、事業者は組み込まれる遺伝子によって、毒性や発がん性、それにアレルギーを起こす危険性が高まっていないかデータを取り、国が審査して安全だと判断された場合に販売できるようになっています。
 一方、ゲノム編集食品について国の専門家会議は、新たな遺伝子を組み込んだものは遺伝子組み換えと同じように安全性の審査を行う必要があるとし、新たな遺伝子は入っておらず遺伝子の変異を起こさせる方法を使ったものについては、安全性の審査は必要とせず事前に届け出を求めて公表する仕組みを作ることが妥当であるとしています。
 届け出では国は開発者などに対して、どのようなゲノム編集をしたのかや、毒性が強まっていないか確認した内容などを求め、概要を公表するとしています。
 現在、開発が進むほとんどの農水産物は遺伝子の変異を起こさせる方法で行われているので、こうしたものは届け出だけで販売できるようになる見通しです。
 安全性の審査を必要としない理由として、遺伝子の変異は自然界でも起きていて、従来の品種改良の技術で作られたものと技術的に区別することができないことなどが挙げられています。
 海外ではアメリカ政府が原則として特別な規制をしない方針を示し、EUでは司法裁判所が遺伝子組み換え技術と同じ規制を適用すべきとしていて、具体的な制度が検討されています。
 専門家会議の中では、届け出の義務化が必要だといった意見や、罰則を設けるべきだなどの意見も出て、厚労省は今後、具体的な方策を検討することにしています。
 また、消費者団体の中にはすべてのゲノム編集食品について安全性の審査を行うべきだという意見もあります。ゲノム編集では、思いもしない遺伝子の変異が起きる可能性があり、毒性が強まったり発がん物質ができたりしている可能性が完全に否定できないと批判しています。
 ゲノム編集という最新の遺伝子操作技術の普及とともに、ゲノム編集食品を作る研究開発は世界各国で行われています。
 ゲノム編集食品は国内では、収穫量が多いイネや、特定の成分が多く含まれるトマト、体が大きいタイ、食中毒を起こさないジャガイモなどがあるほか、アメリカでは健康にいいとされる成分を多く含むダイズを作り、食用油として販売する計画も進んでいるとされています。日本ではいずれも一般には流通していないとされています。
 全国消費者団体連絡会の浦郷由季事務局長は、「ゲノム編集は新しい技術が次々と開発されていて、アレルギーの原因物質ができてしまうなど、わかっていないリスクがでてくる恐れがある。消費者が知らないうちにゲノム編集食品を食べてしまう事態を防ぐため、企業などの良心に任せる届け出では不十分で、確実にゲノム編集食品を把握するために義務化を進めるべきだ」と話しています。

 2019年3月18日(月)
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☐用語 咽頭異物 [用語(あ行)]





[喫茶店]異物が誤って咽頭に引っ掛かった状態
 咽頭(いんとう)異物とは、誤って飲み込んだ異物が、のどの入り口辺りの咽頭に引っ掛かった状態。異物の大きさによっては、肺に通じる空気の通り道を大きく障害することがあり、窒息の危険性を伴うこともあります。
 咽頭異物は、さまざまな物を原因として起きます。日本では、食生活が関係して魚の骨が多くを占めることが報告されています。咽頭異物は多くの年齢層で生じますが、魚の骨による咽頭異物は各年齢層にみられ、多くは口蓋扁桃(こうがいへんとう)か舌根に引っ掛かります。
 また、入れ歯や薬の包装などによる咽頭異物は、特に高年齢層において生じることが多くなっています。乳幼児では、おもちゃや硬貨、シール、ボタン、針、ボタン型電池などが原因となることが特徴です。食べ物であるのかないのかの判別がつかず、何でも口に入れてしまう乳幼児の特性を反映しているといえます。
 異物を飲み込んだ直後から、咽頭に物が引っ掛かった感じが現れたり、咽頭に激しい痛みが現れたり、症状はさまざまです。異物を飲み込んだ際にむせ込んだり、せきが出たりすることもしばしばあり、異物の大きさによってはのどをふさいで、呼吸困難や窒息を生じることもあります。
 乳幼児や認知症を患う高齢者の場合、本人や周囲の人が気付かないうちに異物を飲み込んでいることもあります。その場合、長引くせき、ヒューヒュー、ゼーゼーという喘鳴(ぜんめい)、かすれ声などの症状で認識されることがあります。高齢者の場合、本来はあるはずの入れ歯がなくなっていることから、咽頭異物が疑われることもあります。
 小さな魚の骨ぐらいなら、ご飯をそのまま飲み込めば取れることがあります。また、勢いよくせきをすると取れることもあります。激しく痛み、なかなか取れない場合、あるいは乳幼児や高齢者が異物を飲み込んだ可能性がある場合は、すぐに耳鼻咽喉(いんこう)科を受診してください。異物は引っ掛かってすぐなら見付けるのは比較的簡単ですが、時間がたっていたり、深く刺さっている場合には発見が難しいこともあります。
[喫茶店]咽頭異物の検査と診断と治療
 耳鼻咽喉科の医師による診断では、咽頭に引っ掛かった物、その大きさ、痛みの部位などを詳細に問診します。異物を飲み込んだという状況が明確でなくても、せきが長引く、呼吸が苦しいといった症状がみられる場合は、咽頭異物を疑います。
 咽頭異物が疑われる場合は、X線(レントゲン)検査、CT(コンピュータ断層撮影)検査といった画像検査を行います。針、ボタン型電池など異物の種類によっては、画像検査によって異常構造物を指摘することが可能な時もあります。また、口から直接、あるいは鼻から鼻咽腔ファイバースコープを挿入し、異物を探すこともあります。
 耳鼻咽喉科の医師による治療では、咽頭異物が確認された場合、すぐに異物を除去するための処置を行います。具体的には、口から直接、あるいは鼻から鼻咽腔ファイバースコープを挿入し、鼻咽腔ファイバー内から異物をつかむ鉗子(かんし)を挿入して異物を摘出します。
 異物が体の奥深くに入り込んでしまったり、先がとがった構造で咽頭に引っ掛かり、鼻咽腔ファイバースコープを用いての摘出が困難な場合には、手術を行います。
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