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■妊娠初期の母親のストレス、男性の精子数低下に関係か 豪の大学が研究 [健康ダイジェスト]




 
 妊娠初期に離婚や失業など強いストレスを感じる経験をした母親から生まれた男性は、精子の数が少なくその運動率も低い傾向にあるという調査結果が、30日に発表されました。
 西オーストラリア大学で生殖医療を専門とするロジャー・ハート教授らが執筆した論文によると、妊娠18週までに強いストレスを感じる経験が3回以上あった母親から生まれた男性は、同じ年の他の男性に比べて精子数が3分の1少なく、運動率も12%低いことが明らかになりました。
 また、男性ホルモンのテストステロン値も10%ほど低かったといいます。
 ハート教授の研究チームは、母体が受けるストレスがもたらす影響を調べるため、オーストラリア西部で1989~1991年に妊娠18週の女性約3000人を対象にアンケート調査を実施。直前の数カ月にストレスを感じる経験があったかどうかを尋ねました。
 回答者らから計1454人の男児が生まれ、その後20年にわたり追跡調査を行いました。20歳を迎えた643人が精巣の超音波検査を受け、精液と血液のサンプルを提出。これらの分析結果が、今回の論文にまとめられました。
 ハート教授は、「胎児の臓器の発達に影響を与えやすい妊娠初期に、母親が強いストレスを感じる経験をすることは、男性の生殖能力に生涯にわたって重大な悪影響を及ぼす可能性がある」と結論付けています。
 論文は、イギリスの学術誌「ヒューマン・リプロダクション」に掲載されました。

 2019年5月31日(金)
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■世界の河川から安全基準値を上回る抗生物質を検出 英の大学が発表 [健康ダイジェスト]




 
 世界各地の河川が、環境安全基準値を最大で300倍上回る抗生物質で汚染されているとの研究結果が、フィンランド・ヘルシンキで今週開催された欧州セタックの年次総会で発表されました。
 イギリス・ヨーク大学などの研究チームが、世界6大陸72カ国の河川から711のサンプルを収集し調べたところ、その3分の2に1種類以上の汎用(はんよう)抗生物質が含まれていたことがわかりました。
 抗生物質は人間や家畜の細菌感染を抑えるために使用される薬剤で、今回は14種類の汎用抗生物質を調べました。この結果、薬剤耐性業界連合会が定める抗生物質濃度の安全基準を、多数の地域の河川で上回っていました。同連合会は、バイオテクノロジー関連企業と製薬会社100社以上で構成される業界団体。
 腸管感染症や尿路感染症の治療薬である抗生物質シプロフロキサシンについては、調査対象地のうち51カ所で基準値を上回っていました。また、広く使用されているもう一つの抗生物質メトロニダゾールについては、バングラデシュのある地域の濃度が基準濃度を300倍上回っていたといいます。
 イギリス・ヨーク環境持続可能性研究所の科学者、アリステア・ボクソール氏は、「これは非常に驚くべき、憂慮すべき結果で、抗生物質化合物による汚染が世界中の水系に広まっていることを実証している」と述べました。
 抗生物質の存在の広がりは野生生物に影響を与えているほか、薬剤耐性問題の一因にもなっている可能性が高くなっています。
 世界保健機関(WHO)は世界中で抗生物質の有効性が失われつつあると警告し、業界や政府に対し新世代の抗生物質を早急に開発するよう呼び掛けています。
 1920年代に発見された抗生物質は肺炎、結核、髄膜炎などの多くの致死性細菌から何万人もの命を救ってきた一方で、抗生物質の過剰使用や誤用は薬剤耐性菌の主な原因となっていると考えられています。
 だが、今回の研究では、自然環境に存在する抗生物質が増えていることも、薬剤耐性菌の主な要因の一つとなっている可能性が示唆されました。
 地域別では、アジアやアフリカの多くの河川で安全基準を上回っていましたが、ヨーロッパやアメリカ大陸で収集したサンプルはこの問題が世界的に広がっていることを示していました。
 抗生物質による河川汚染が最も深刻だった国は、バングラデシュ、ケニア、ガーナ、パキスタン、ナイジェリアでした。ヨーロッパで最も高い濃度が検出されたのは、オーストリアでした。
 調査を行った河川水サンプルは、ドナウ川、メコン川、セーヌ川、テムズ川、チグリス川、チャオプラヤ川やその他数十の河川から収集しました。

 2019年5月31日(金)
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■不適切な鉄剤注射は根絶、食事・練習量で対処 陸連が指針を発表 [健康ダイジェスト]




 
 高校駅伝の一部強豪校で貧血治療用の鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本陸上競技連盟は30日、不適切な鉄剤注射の防止に関する指針(ガイドライン)を発表しました。
 「不適切な鉄剤注射の根絶」を明記し、使用につながりやすい、やせすぎや栄養不足の選手への具体的対処法を示しています。指針は、鉄剤注射根絶へ向けた、陸連のすべての施策の基本に位置付けられます。
 鉄剤注射は、重度の貧血治療に使われる一方、酸素運搬能力が上がって持久力を高める効果があるとして、女子の長距離選手を中心に全国的に広まったとされます。陸連は、一部強豪校での不適切使用が明らかになった昨年12月、「不適切な注射の禁止」を明確にした上で指針の策定を決めました。
 指針では、鉄剤注射が「若い競技者の生涯にわたる身体的・精神的な健康を阻害する」と指摘。繰り返して使用した場合、鉄の過剰摂取状態に陥り、肝機能障害などを引き起こす恐れがあると説明しています。
 鉄剤注射が広がった背景について、体内の鉄分不足を招く「食事制限」と「過度なトレーニング」の2点を挙げ、対策として食事の増量や練習量の抑制を求めました。また、全国高校駅伝大会については今年から、出場選手に血液検査の結果報告を求め、異常値や虚偽申告があったりした場合は、ヒアリングをした上でチームの大会出場停止や順位を剥奪(はくだつ)する可能性もあると明記しました。
 陸連は指針の内容を冊子にまとめ、6月中旬以降、陸上部のある全国の中学、高校、47都道府県の教育委員会、日本学生陸上競技連合、日本実業団陸上競技連合など計約1万カ所に配布します。

 2019年5月31日(金)
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■造血幹細胞、液体のりの成分を使い大量培養に成功 東京大など [健康ダイジェスト]




 
 これまでほとんど増やすことができなかった血液の細胞の元になる「造血幹細胞」を、市販の液体のりの成分を使って培養し、大量に増やすことにマウスでの実験で初めて成功したと東京大学などの研究チームが発表しました。
 人の造血幹細胞でも増やすことができれば、白血病の治療などに応用できる可能性があるとして、関係者の注目を集めています。
 造血幹細胞は、赤血球や白血球、血小板の元になっていて、骨髄にあるため、白血病の治療で行われる骨髄移植には欠かせない細胞ですが、人工的に増やすことはほとんどできませんでした。
 東京大学医科学研究所の山崎聡特任准教授(幹細胞生物学)などの研究チームは、市販の液体のりの成分である高分子化合物のポリビニルアルコールの中で、マウスの造血幹細胞を培養したところ、1カ月余りで200倍から900倍に増やすことに世界で初めて成功したと発表しました。
 ポリビニルアルコールは、通常の培養では必ず使うアルブミンという成分の代わりに使っており、今後、人の造血幹細胞でも培養に成功すれば、白血病の治療などに応用できる可能性があるとして関係者の注目を集めています。
 山崎特任准教授は、「のりの成分は不純物がほとんどなく、粘り気が細胞にとってちょうどよかったのだと思う」と話しています。

 2019年5月31日(金)
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