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■がん患者の5年生存率は66・1% 国立がん研究センターが発表 [健康ダイジェスト]




   
 国立がん研究センターは8日、質の高いがん診療を行う全国の「がん診療連携拠点病院」の大半が参加した調査で、2009~2010年にがんと診断された患者の5年後の生存率が66・1%だったと発表しました。2008~2009年に比べて0・3ポイント向上しました。2012年にがんと診断された患者の3年後の生存率は72・1%で、2011年に比べ0・8ポイント改善しました。
 ほかの統計データを含めて見ると、生存率は1990年代後半から伸び続けており、治療の進歩や検診の普及などが貢献したとみられます。ただ膵臓(すいぞう)がんの5年生存率は9・6%にとどまるなど、難治性がんの対策が改めて課題として浮き彫りになりました。
 今回は比較的患者が少ない胆のうがんなど4種類について初めて3年生存率を集計。難治性とされる胆のうがんは33・4%でしたが、切除が可能な比較的早期の場合、大幅に向上することがわかりました。喉頭がんは84・4%、腎臓がんは85・6%、腎盂(じんう)尿管がんは55・6%でした。
 5年生存率は、がん診療連携拠点病院のうち277施設の患者約56万8000人を分析。がん以外の死亡の影響を取り除いた「相対生存率」を算出しました。
 部位別で最も高かったのは、前立腺がんの98・6%で、乳がんも92・5%と比較的良好でした。このほか子宮体がん(82・1%)、子宮頸(けい)がん(75・3%)、大腸がん(72・9%)、胃がん(71・6%)が70%を超えました。比較的低いのは、食道がん(44・4%)、肺がん(40・6%)、肝臓がん(40・0%)でした。
 進行度別に見た場合、早期の「1期」に比べてほかの部位に転移した「4期」の生存率が低く、早期に発見し治療を始める重要性が確認できました。
 データはウェブサイト「がん情報サービス」で公開。病院選びに役立てるのが目的で、施設や治療法ごとに患者数などを閲覧できます。患者の年齢や状態が病院ごとに異なるため、治療成績の比較はできないとしています。
 国立がん研究センターの東尚弘がん登録センター長は、「データは単純には比較できないが、患者が病院の特徴を把握し、主治医と相談する際の参考にはできる。データの精度が高まり、調査態勢が確立しつつあるので、今後のがん治療の評価や改善につなげたい」と話しています。

 2019年8月8日(木)
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