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■早寝早起きのメリット [やる気を出す]





■「今日は頑張らなければならない」という特別な日は、朝から意識して積極的に動き、精神の活性化をはかるのもいいだろう。■
 では、事に当たってやる気を出すためのいろいろな方法を、具体的に紹介していくことにしよう。
 まずは、その日一日がやる気の充実したものになるか否かは、当日の朝をいかに過ごすかで、大きく決定されることを知ってもらいたい。
 ビジネスマンなら大事な企画会議があるとか、学生なら試験や試合があるといった日には、朝からやる気を入れすぎてはいけないが、やる気の出やすいコンディションを作っておくことは、ぜひ必要である。人間は朝のうちから物事がうまくいかないと、その日一日、調子が悪いように思えてしまい、いざとなって、やる気もなかなか出しにくいからだ。
 例えば、朝寝坊して電車に乗り遅れたりした時には、「さあ、やるぞ」という元気も、消沈してしまいがちなもの。反対に、運よくぎりぎりで電車に間に合い、しかも自分の前の席がすぐに空いて座れたりすると、急に気分は肯定的になり、やる気も出やすくなる。
 朝一番の気分や行動は、その日一日を大きく支配する。そこで、「今日は頑張らなければならない」という特別な日は、朝から意識して積極的に動き、精神の活性化をはかるのもいいだろう。
 積極的に動くといっても、むずかしいものではない。ちょっと勢いよく、体を動かすだけでいいのである。起き抜けに雨戸やカーテンをサッと、元気よく開ける。駅の階段を速足で上ってみる。いつもと違う意欲的な体の動かし方をするだけでも、精神は確実に活性化するだろう。
■早起きをしていると、心身が宇宙天地大自然のリズムに等しくなり、やる気も呼び起こされて、潜在している能力まで発揮することができる。■
 毎夜、早寝をして、毎朝、早起きを実行することも、やる気を引き出す絶好の方法である。「早起きは三文の得、長寝は三百の損」という道理は、多くの人が子供の頃から聞かされてきたはず。
 利益は知ってはいても、夜型社会が急速に普及した現代の日本では、早寝早起きを実行、実践している人が、果たしてどれほどいるであろうか。あるいは、まれに早起きをしたとしても、それが嫌々ながら行ったのでは、あまり意味がないようにも思われる。
 ここが大切な点である。嫌な気持ちで起きるのと、いい気持ちでサッと寝床から離れるのとでは、その心境に天と地ほどの差があるのだ。いい気持ちで、同時に「ありがとうございます」という世の中に対する感謝の気持ちで起きなければ、早起きの意義は半減するといってもいいほどである。
 なぜなら、いい気持ち、感謝の気持ちで早起きをする時に、その心は宇宙の心、神仏の心に結び付くからである。利己を捨てて利他の気持ちになれれば、宇宙的な精神、神仏の精神につながるのである。
 極論すれば、早起きは宇宙の真理にのっとった人間の最も根源的行為で、神様に一歩近付くことでもある。早起きをしていると、心身が宇宙天地大自然のリズムに等しくなり、やる気も呼び起こされて、潜在している能力まで発揮することができる。それが、早起きの持つパワーの源なのである。
 自然に「幸せだ。ありがたい」という気持ちにもなり、物事を明るく、前向きに考えるられるようにもなる。積極的な気持ちになると、日常生活のやる気も、幸運も、ビジネスチャンスも、自然に開けてくるものである。
■早起きは人間の頭を柔らかくして、先入観や固定観念などを取り除き、思考や発想の自由自在な働きを可能にするのである。■
 人間の肉体の生理面から考えても、早起きがやる気に満ちた、明るく、前向きな気分にしてくれることが、十分に納得できるだろう。
 私たち人間の体温は、午後二時ごろにピークに達する。反対に、夜中の二時から四時ごろに最低になる。体温が低いというのは、いい睡眠をとるためには非常に大切な要素である。そして、最低になった時点から、体温は徐々に上昇し始める。この体温が上昇するということは、とりもなおさず睡眠と逆、体が覚醒(かくせい)してゆくための条件である。
 体が生理的に、順調に目覚めていくタイミングに合わせて、午前五時頃に起床すれば、心身が気持ちよく目覚めていくのは、当然なのである。
 だから、さっぱりと快い早起きは、追い詰められた気持ち、焦燥感、いら立ちなど、心身の病気の原因になる人間心の傾向をなくすことができる。同時に、早起きは人間の頭を柔らかくして、先入観や固定観念などを取り除き、思考や発想の自由自在な働きを可能にするのである。
 それも早朝という時間が、体や心の働き始める一日のリズムに一致した、理想的時間であることを証明しているといえよう。
 禅僧などの黙想が心を自由自在に解き放ち、素晴らしいアイデア、ひらめきを獲得することができることは、よく知られている。黙想も、物事に捕らわれない心を目的にしているのである。そうした坐禅も午前三時、四時といった早朝の修行。
 人間の五官や感性を養うのにも、早起き生活が大いに役に立つ。発生学的に大脳と最も近い関係にある皮膚感覚を、早朝のフレッシュな空気に触れさせ、刺激を与えると、目、耳、口、鼻といった感覚器官を敏感にし、大脳の感情をつかさどる部分を豊かに発達させ、感覚を磨き、感性を豊かにすることにつながるのだ。
■遅寝遅起きの人にありがちな失敗というのは、余裕のなさが大きな原因となっている。精神の落ち着きや先を見る先見性など、持てるわけがないのである。■
 大脳生理学の専門家によれば、人間が年を取ると誰もが自然に早起きになるのは、肉体的にも精神的にも衰えてきたことから生じる、体の自己防衛作用のなせる業だという。
 ならば、人生の春夏を生きる青壮年が朝早く起きることで、大脳に少し刺激を与えてやれば、大脳に備わった活動力をより活性化させることになる。
 さらに、早起き生活で貴重なことの一つは、時間がたっぷりあるから余裕を持てるということで、人間の精神に奥深い落ち着きを与えてくれる効果もある。
 世の中で駄目な人間といわれるのは、その場限りで物を考えたり、行ったりするタイプである。朝ぎりぎりで起き出して、出勤、登校するという行動パターンでは、どうしても将来を見据えられないということにならざるを得ない。遅寝遅起きの人にありがちな失敗というのは、余裕のなさが大きな原因となっている。精神の落ち着きや先を見る先見性など、持てるわけがないのである。
 早起きをする人は、そこが違う。優れた企業の経営者などは、事業の先の先まで読み取る重要な時間として、早朝の時間を活用している。壮大で、かつ綿密な先見性を身に着けるには、真の余裕というものを持つことのできる早朝が最適だからだ。
 すでに述べた通り、何よりも朝という時間は、前を見る、前向きに考えるようにできている。目覚めて気合よく起きれば、気持ちは昨日という後ろを向くことはない。やる気も出て、集中的に前を向くようにできている。
 だから、早寝早起き生活を持続していれば、おのずから先見力も磨かれてくるのである。
■時間や仕事に追われた人間が、やる気に燃え、いい仕事をこなせるはずはない。■
 早寝早起きをする人は、一日にリズムと張りが生まれてやる気に満ち、しかも快適である上に、自分の時間が持てる。朝の時間は、無駄が少ない。同じ一時間であっても、深夜の場合は案外、無意味に、ダラダラと過ごしていることが多いもの。
 この早起きを積み重ねることの効果は、真に大きい。早起きが毎日のこととなれば、朝型人間と夜更かし型人間とではやる気の出方がまるで違うから、何カ月、何カ年後には、心身面のみならず仕事や学業の面においても、明らかに大差がつくのである。
 朝型人間ならば毎朝、早く家を出て、すいた電車の中でゆっくりと本を読んだりして会社に着けば、始業までなおたっぷり時間の余裕があるので、一仕事も二仕事も能率よく進めることができる。
 自家用車で通勤している人も、家を一時間早く出ることを習慣として実行したら、道路もすいているから早く会社に着ける。勤務時間前は普通の仕事に使わず、創造的な思考の時間に当てるのも、一案である。
 このように私が早い出勤を勧めるのは、会社に遅くくる人は、ビジネスマン失格だからでもある。時間や仕事に追われた人間が、やる気に燃え、いい仕事をこなせるはずはない。
 優良企業のトップなどには、七時半か八時には出社して仕事をしている人が多い。「一日は早朝の時間で決まってしまう」と、彼らは考えているからである。
 一般的にいって、人生の夏を生きるビジネスマン時代に夜型の生活を続け、一日中時間に追われるままの毎日を送っていると、定年を迎え、人生の秋に入った時には、目標や生きがいがなくなり、精神も肉体もなえてしまうといわれている。
■仕事を追い掛ければ、結果として視野も広くなって、次にやるべきことに気付くものだ。■
 人生の秋の季節を充実させるためにも、現役時代から時間に対して、常に前向き、積極的に対応する必要がある。
 朝遅くまで寝ていて、ぎりぎりに出社した太郎は、すでに時間に追われていることになる。早く出社している次郎は、心に余裕があるから、やる気を出して仕事を追える。仕事を追い掛ければ、結果として視野も広くなって、次にやるべきことに気付くものだ。
 反対に、追い掛けられる太郎は、対処するだけで精いっぱいだから、仕事に対しても必然的に消極的になろう。
 早起きとは、消極的な人を積極的でやる気に満ちた人にする好機であり、日中忙しく時間や仕事に追われる人を追う人に変える転機の時なのである。「時間がない。忙しい」といっている人は、案外、朝の時間を捨てていないか。ここで改めて、自分の生活態度を見詰め直すとよい。
 夜型の人間で、「朝はどうにも眠くて、すっきりしない」というのならば、思い切って朝風呂に入ってみたらどうだろう。「朝食をきちんと食べていない」という人ならば、早起きして、少々無理してでもしっかり食べるのもよい。また、ラジオ体操程度の運動や深呼吸をしてみるのもいいだろう。新調の背広やシャツを着て通勤してみるのもいい。
 とにかく、今まで早起きしていなかった人は、一日のスタートのイメージをいつもの朝と違ったものにして、精神に刺激を与える自己演出を心掛けたらよい。
 ふだんとは違ったスタートを切ると、その日一日をいつもと一味も二味も違った、新鮮な気分で送ることができるようになる。いつも通う駅までの道も、会社までの道も、今までと違って見えるはず。
 こういう活性化した精神状態の時は、気合も入りやすく、やる気も出やすい。寝不足の目をこすりながら、疲れた体を引きずるように通勤、通学していたのでは、せっかく出したやる気も、出るべきやる気も満足に生かされない。やる気を出すためには、心身の準備運動が何より大切なのである。
■ビジネスの交渉の席に、相手よりも早くくるか、遅くくるかで、結果が違ってくることさえある。■
 ビジネスマンでも、学生でも、やる気に満ちた一日を送るためには、朝早くスタートすることが何よりである。会社へ十分早く出勤した日と十分遅れて着いた日とでは、その日の仕事の能率が違うことは、誰もが経験ずみであろう。
 「先んずれば人を制す」と、古代中国の『史記』に記述されている。ビジネスの交渉の席に、相手よりも早くくるか、遅くくるかで、結果が違ってくることさえある。交渉などで、相手に飲まれないようにやる気を出すためには、約束の時間よりも早く出向けばよいだろう。
 不安や劣等感から「会いたくない」という気持ちが強い時でも、相手より先にゆくという積極性は、「この仕事をやらなくてはならない」という気持ちを押し上げる。また、早く着くという積極的な行動自体が、不安や劣等感、消極的な気持ちを抑えてくれるから、やらなければならない気持ちが高まり、やる気も出るのである。
 学生なら、大学受験や就職試験などの時に、定刻よりも少し早めにゆくようにするといいだろう。あるいは、ビジネスマンなら、大事な仕事の待ち構えている日は、いつもより早めに出社する。
 特別の日でなくても、会社にゆくことが憂うつに感じられる月曜日などは、ふだんより十五分だけ早く出てみるといい。それだけでやる気も出て、憂うつな気分も吹き飛ぶだろう。
 会社に着いた後、仕事に対するやる気を促すためには、着手を早くすることだ。昨夜のナイターやサッカーの話に熱中するなど、おしゃべりに長々と時間を費やすといったことは、やめるべきだろう。無駄口はエネルギーの消費、空費なのである。




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■すぐ行動する習慣を持つ [やる気を出す]





■真実の成果を得られないような、くだらぬ小事に気を使って、貴重な時間と労力を無駄に費やしてはならない。■
 前向きに、やる気を出して仕事に取り組むには、その日一日のことを計画することも大切。つまり、プランとかスケジュールとかいうことが、やる気を鼓舞し、仕事の能率を上げるために極めて重要なのである。
 プランというのは、仕事全般を長期に渡って見通すものである。スケジュールというのは、現在の問題、明日とか明後日の仕事をどう処理するかという、毎日毎日の計画である。
 世の中には、「仕事が多すぎる」と愚痴る人が多いが、そのような人の大部分は、毎日毎日のスケジュールを作ることが下手なのである。日常の仕事の整理もせず、つまらぬ仕事まで抱え込んで、その雑事に押しつぶされているのだ。
 スケジュール作りがうまくいかないのは、困難な仕事をつい先に延ばしたいという意識が、人間に働きがちだからでもある。
 もちろん、ほかの簡単な仕事や、やりやすい仕事から着手し、それを弾みにして困難な仕事に取り掛かるというのなら、やる気の出し方の一つである。気を付けたいのは、単に嫌な仕事を先に延ばしたいという、逃げの気持ちでやってしまうこと。この場合は、うまくこなせば次への弾みになるはずの仕事も、ただダラダラとこなしているだけで、一向に能率も上がらないはず。
 編集子がお勧めしたいのは、その日にやらなければならない仕事を全部リストアップし、重要なものから優先順位をつけていく方法。
 書類の作成は最重要課題なのでA、机の中の整理はE、企画書作りはBなどランクをつけてしまえば、何から取り掛からねばならぬか一目瞭然(りょうぜん)。重要度がわかると、やる気の出しどころもわかってくる。
 朝、仕事に取り掛かる前に、その日一日の仕事を書き出して、真っ先にやらなければならない重要な仕事から、着手してみてはどうだろうか。
 常に、真っ先に、一番大事なことをやる習慣をつけるようにし、つまらぬことによって妨げられないようにするのだ。真実の成果を得られないような、くだらぬ小事に気を使って、貴重な時間と労力を無駄に費やしてはならない。
 この際、身近な事柄が常に、最も重要なこととは限らない点を、知ってもらいたい。誰にとっても、時間的に近接している事柄が、その瞬間には一番大切なことのように見えるもの。だが、全体を見通して、果たして本当に適当かどうかを決めた上で、実際に仕事を進めてゆく習慣を作るべきである。
■午前中は大抵の人がエネルギーが充実し、集中度が高まっている時間に相当する。午前の時間こそ、最も挑戦的な、最も創造的な仕事に当てるがよい。■
 次に、私たち人間の一日の生活時間には、リズムがあるものだから、やる気を喚起して仕事の能率を上げるためには、自分のリズムを活用し、心身両面に渡るエネルギーの上昇と下降のカーブに仕事を合わせることも、必要である。
 このエネルギーのカーブは各自によって異なるが、午前中は大抵の人がエネルギーが充実し、集中度が高まっている時間に相当する。午前の時間こそ、最も挑戦的な、最も創造的な仕事に当てるがよい。重要な契約とか会議も、精神状態が鋭敏で、活力に満ちている午前中に予定を組むように配慮すれば、大いに効果が認められるはずだ。
 逆に、決まり切った仕事、重要でない仕事には、エネルギーの充実した時間を割り振らないこと。精神的、肉体的に自分の能率が下降し、やる気の水準が次第に落ち込みかかった時に、より受動的な仕事に切り替えればいい。日課の仕事を片付けるとか、一休みするのである。
 今の企業社会の実情を見ると、大抵の人は一番気合が乗って、やる気に満ちている朝の時間に、手紙の処理、帳簿の照合、昨日の残務整理など平凡な日常業務にかかり切っていて、本当に大事な、創造的な仕事に取り組む頃には、頭の回転が鈍くなっているのではないだろうか。
 人間には一日二十四時間の生体リズムがあり、精神的、肉体的な効率は毎日、周期的に変化している。一日のうちには、効率の最も高い時と最も低い時があるが、この効率の上昇、下降というものは毎日、だいたい同じ時刻に起こる。
 これが効率の型で、大抵の人は朝食後一時間ぐらいでピークに達し、その後効率は徐々に落ちて、午後四時ごろに最低となり、夕食後はわずかに上昇し、また次第に下降するパターンを繰り返している。
■ビジネスマンに限らず誰もが、今できることを後に延ばすな、今日できることを明日に延ばすな。■
 人間の生体リズムを大いに活用して、仕事に意欲的に取り組んでもらいたいものだが、同じ時間に同じ労力で、より多くの仕事をこなすために、即時処理というよい方法もある。
 即時処理とは、自分がやろうと決めたことは何事であれ、ほとんど反射的に、即座に着手するということである。
 この即時処理のちょっとした習慣、技術を身に着けた人は、例外なく、仕事が楽しく、やる気や活気が生まれ、効果的にやれるようになる。
 即時処理を基準に判断し、実行できる人は、交渉相手を訪問するのを引き延ばしているうちに、競争相手に注文をさらわれてしまうこともない。今日中に作らねばならぬ報告書を翌日まで延ばして、上司から叱られることもない。自分が今、やらなければならないことや、やろうと思ったことは、すぐにその時、その場で片付けてしまうからだ。
 もし、一度で片付けられないことがあった場合は、再度できる時間を決めておいて、その時間に間違いなく着手することである。
 すぐ着手するということは、事柄を記憶したり、書き留めたり、はじめからやり直したりする労力と時間を省く。また、一つの事柄を長く心の中に抱いていることから生じるストレスを解消するという効果も、認められる。
 手紙の返事を書く必要がある場合は、即座に書く。意思決定をしなければならない場合は、すぐ下す。仕事に役立つアイデアが浮かんだら、すぐ出す。
 当然ながら、事柄によっては熟慮を要し、時間をかけて考えなければならない問題もあるにしろ、重要度の低い事柄や急を要する事柄は、すぐ迷わず着手するほうが得策。
 ビジネスマンに限らず誰もが、今できることを後に延ばすな、今日できることを明日に延ばすな。「今すぐ」はやる気につながり、物事を成し遂げるが、「いつか」、「いずれ」、「明日」、「次の週」、「後で」などいう考え方は嫌気につながり、失敗をもたらす場合が多い、ということを銘記してほしい。
■大工などの仕事ぶりを観察していると、熟練した人ほどリズミカルに動いていることに、気が付くだろう。■
 毎日の会社の仕事にやる気を出して、能率的に遂行するに当たっては、即時処理の実行で無駄を省き、失敗を防ぐと同時に、リズミカルに行うことも大切になる。
 大工、左官、庭師、土工などの仕事ぶりを観察していると、熟練した人ほど体がリズミカルに動いていることに、気が付くだろう。頭脳的な仕事をする場合の心身のリズムも、同じ理屈である。能率の悪い人は、何か一事を始めても完全にやり終えないうちに、中途半端なところでほかのものに手を出したりして、仕事に少しもリズムが感じられない。
 そういう人は、一定の時間、決して無駄で余計な意識を使わず、一つの仕事だけに熱中するようにすれば、おのずとリズムが生まれてきて、能率が上がるものである。
 といっても、やたらに根を詰めて仕事をするように、勧めているのではない。むずかしい仕事を一気に片付けようとしては、誰でも息が続かなくなる。途中でペースを調節しながら気力を一新し、能率をよくする工夫をしなければならない。
 三時間仕事に集中したら、十分間だけ仕事に変化をつけるという方法もある。仕事に変化をつけるとは、休むことを意味するのではなく、気分転換に役立つようなほかの仕事をやるのである。適当に気分を変えながら仕事をしていれば、やろうという気力や思考力がスランプに陥るようなことはない。
■あれこれ考える前に、思い切って自分の体を動かすことが、やる気の発動につながる。最初に一歩を踏み出す。そうしてはじめて、状況は動く。■
 そのほかにも、会社においてやる気を喚起しながら仕事をする上で、実行可能な工夫がいろいろある。
 例えば、頭脳を明敏にしたり、日常業務でない特殊な問題に注意を集中するために、短時間自分一人になって考えたいと思うのだったら、静かな喫茶店や図書館を利用するのもよい。座席のすいている時間を見計らって電車に乗り、環状線を二、三回回ってみるのもよい。
 天気のよい日だったら、会社の屋上も考える場所になるだろう。あまり人が混んでいない公園のベンチ、美術館、博物館も、まとまった自分の時間を持ち、新鮮な気持ちで落ち着いて物を考えるのに適している。
 このように工夫はいろいろあるが、ビジネスマンが物事を成し遂げるための要点は、すぐ行動する習慣を身に着けること、精神が自分を動かすのを待っていないで、自ら精神を動かす工夫を試みることに尽きる。
 「仕事が嫌だなあ」などと考えないで、まずその仕事に飛ぶ込み、体で専念してやってみればいい。あれこれ考える前に、思い切って自分の体を動かすことが、やる気の発動につながる。最初に一歩を踏み出す。そうしてはじめて、状況は動く。
 ほんのちょっとした行動を起こすだけで、状況は大きく変わり、仕事、あるいは勉強に集中するきっかけを作ることになる。パソコンに向かうだけでもいい。自席に着くだけでいい。書類をペラペラとめくるだけでもいい。鉛筆を手に持って、ノートに何でもいいから書いてみるだけでもいい。
 とにかく、行動することが大切。書類を眺めたりしていれば、次第に「やはり、今のうちにやっておいたほうがいいかな」という気持ちも生まれてくる。そこで「よし」と、やる気を出せばよい。




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■体を動かす習慣を持つ [やる気を出す]





■やる気を持続させるエネルギーを持つためには、ふだんからスポーツなどで体を動かす習慣を持つことも、ぜひ勧めたい。■
 すぐ行動する習慣を自分のものとし、ここ一番という時にやる気を出し、そのやる気を持続させるエネルギーを持つためには、ふだんからスポーツなどで体を動かす習慣を持つことも、ぜひ勧めたい。
 ビジネス雑誌を開けば、日本の優秀なビジネスマンも、体を動かすことでやる気を喚起していることが、よくわかる。経営のトップにある社長たちや、第一線に立つビジネスマンたちが、「毎朝のジョギングの後に、朝風呂に入って心身をリフレッシュさせてから、出社する」、「毎朝五時に起床して、近くの公園を散歩し、ラジオ体操もやる」などと、独自の体を動かす健康法を語っているのである。
 彼らの運動は、健康管理の一つの方法であるとともに、自分のやる気を喚起するためのものでもあるはずだ。体を動かすことで、精神も興奮する。「仕事をしなければならない」という積極的な気持ちが刺激され、「怠けたい。仕事をしたくない」というマイナスの気持ちを上回る。そこで、今日一日の仕事へのやる気が生まれてくるというわけだ。
 体を動かすのに、時間や場所の制約を設ける必要は、全くない。仕事や勉強をしている最中、「能率が落ちてきたな」、「ちょっとダレてきたな」と自覚したら、椅子(いす)から立ち上がって、背伸びや屈伸運動をしてもいい。床に手をついて、腕立て伏せをしてもいい。
 運動の種類は、何でもいい。要は、体を少し動かすことで、気分を爽快(そうかい)にし、心に活を入れればいいのだ。
 仕事が順調にいかない時や、いらいらして手につかない時には、会社の屋上へ出てみたり、トイレに入って、ゴルフのスイングや野球の素振りのまねをしてみるのもよい。会社の階段を使って、駆け足で上り下りしてみるのもいいだろう。
 長々と体を動かす必要は、毛頭ない。あまりに激しい運動を長く続けると、体のほうが疲れてしまい、やる気を出そうにも体がついてこないという結果になりかねない。やる気が出たと感じたら、すぐに仕事や勉強に戻ることである。
■キビキビと素早い動作をするように心掛ければ、連動して心のエンジンも始動する。■
 自分のやる気を喚起するには、ただ体を動かすだけでも効果があるが、仕事中にキビキビと素早い動作をするように心掛ければ、連動して心のエンジンも始動する。
 春と夏の全国高校野球大会は今や季節の風物詩の感があるが、攻守交代のたびに選手たちが全力疾走している姿は、見ていて気持ちのいいものである。彼ら人生の春を謳歌(おうか)している高校球児は、全力で走って守備に就いたり、ベンチに帰ったりすることで、自分たちのやる気を喚起しているのである。
 高校野球に限らず、ダラダラと緩慢な動作で仕事をしていたなら、やる気も起きないはずである。一方、キビキビと素早い動作で仕事をしてみると、不思議にやる気が出てきたという体験は、誰にもあることだろう。
 緩慢で鈍い動作では、体に興奮が起きてこないから、精神も興奮しない。動作を素早くすると、自分の体にすぐに興奮が起こり、精神にも興奮が伝わる。体のエネルギーが心のエネルギーに変わり、やる気が出てくるというわけだ。
 そこで、仕事や勉強に気乗りがしない場合には、書類や参考書をめくるスピードや、文字を書くスピードなど、自分の動作を意識的に早くしてみることを勧めたい。
 怖い上司に飲まれたくなかったら、呼ばれた際には「ハイ」と返事して、素早く立つ。それだけのことでも、仕事や上司に対して積極的に立ち向かっていけるものである。
■腹に力をこめることで、元気が出てきて、大胆で、何事にも動じない男になれるものだ。■
 自分の肉体の一部に強い力を入れてみるのも、やる気を引き出す有効な手段である。
 心の緊張や興奮が、体のどこか一部に力をこめる形となって現れるのと同様、体のどこか一部の緊張は、心の緊張や興奮となって現れるもの。それによって、心の中のやらなければならない気持ちが刺激され、高まってくるわけだ。
 応用するのは、仕事や勉強に飽きて、能率が悪くなった時などである。男性ならば、ベルトやネクタイを強く締め直してみるといいだろう。腹や首に力を入れるわけだが、真に簡単な方法でやる気も出て、能率が元に戻ってくるもの。
 何気ない体の緊張でも、心のエネルギーを一気に高め、やる気を呼び起こす。
 私が特に勧めたいのは、下腹に力をこめて、緊張させること。最近の男性が弱々しくなった理由の一つは、腹に力を入れる腹式呼吸ではなく、胸で息を吸う胸式呼吸をするようになったことにある。腹に力が入らないと、元気も出てこないし、いかにも弱そうに見えるものだ。逆に、腹に力をこめることで、元気が出てきて、大胆で、何事にも動じない男になれるものだ。
 昔から臍下丹田というが、丹田とはヘソの下三センチほどのところであり、さらにその下一・五センチが気海といって、宇宙天地大自然の「気」が集まるところである。
 丹田、気海のある腹は柔らかいもので、脳や心臓のように骨で保護されていないが、この腹を中心に存在する細胞の働きは、実に見事なものである。あらゆるものを感じ取り、想像、判断をするという力が、腹の細胞の一つひとつに見事に備わっている。
 この腹や腰の細胞というものが生命の基礎、根本となって、人の一生をコントロールする中心、基盤となるのである。例えば、人間の精神的、意識的調整というようなものは、腹がやり、腰が担う。
 人間の体の「気」の中心は、臍下丹田、下腹部にあるということを知るべきである。
 相撲取りのまわしも、「気」を集めるために締める。日本古来の和服でも、男は下腹に帯を締めて「気」を集めるようになっているし、女が筒のようにしてお太鼓を締めると、腰を真っすぐにして負担をかけず、腰痛にならないという効用が認められる。
 現代は誰も彼も、頭を使って生きること、ずる賢く生きることに懸命であるが、「気」の集まる腹で生きることだ。腹で生きる人は、老けないでいつまでも若く、健康、長寿が得られる。
■気分転換や心機一転の機会ごとに、あくびや伸びによってやる気を取り戻し、意識が前向きで、着想が新しく、新しくと進んでゆくのがよい。■
 やる気を取り戻したいと願う人には、あくびや伸びをすることもぜひ勧めたいことの一つである。あくびなどは体内の疲れを「気」に変えて、体外に放出する自然作用で、大いに奨励すべきもの。
 その原因が前夜の睡眠不足では怠け者の象徴となるが、気分転換や心機一転の機会ごとに、あくびや伸びによってやる気を取り戻し、意識が前向きで、着想が新しく、新しくと進んでゆくのがよい。
 事務仕事の多いビジネスマンやOLなら、人工的に時々、あくびや伸びをする癖をつけておくと、習慣的に、条件反射的に、疲れがたまると、すぐに出るようになる。努めて、このような自然機能が発動するような体勢、体調にしておくことだ。
 『ホトトギス』を主宰した俳人の高浜虚子は、「五十ばかりあくびをすると一句浮かぶ」という特技を持っていたそうである。
 頭の働きに活を入れようと思ったら、体の筋肉を引き伸ばすことが一番なのであり、人間が無意識に実行している典型的な例が、あくびや伸びなのである。
 筋肉が引き伸ばされた時、その中にある感覚器の筋紡錘からは、しきりに信号が出て大脳へ伝えられる。大脳は感覚器から網様体経由でくる信号が多いほどよく働き、意識は高まって、頭ははっきり、すっきりするようになる。
 あくびも、上あごと下あごの間に張っていて、物を噛(か)むのに必要な咬筋(こうきん)という筋肉を強く引き伸ばすものであることを勘案すれば、俳人の特技もよく納得できる。
 あくびは「血液の中の炭酸ガスを追い出すための深呼吸」だと説いている書物が圧倒的だが、あくびは「頭をはっきり、すっきりさせるための運動の一つ」でもあるわけだ。
 眠っていた猫が目を覚まして、行動を起こそうという間際には、決まってあくびをし、ついでに背伸びをしている。私たち人間も、今から起き出そうという際には、伸びをしたり、あくびをして筋肉を伸ばし、頭をはっきりさせる軽い運動をしている。
 長い会議に出席したり、退屈な講演や授業を聞かされると、あくびが出そうになるもの。このあくびが、頭をはっきりさせて、何とか目を覚ましていようという、無意識の努力の表れだとしたら、周囲も腹を立てたりはできなくなる。
 あくびは、自然の覚醒剤。いつでも堂々とやりたいものである。礼儀作法、エチケットに反することになるのは、いかにも残念。その点、咬筋の収縮を繰り返しても同じような効果があるので、ガムを噛むのもいいだろう。
■仕事に飽きた時に、やる気を取り戻すための簡単な運動で、最も手っ取り早いのは、自分の体をたたいて刺激することだ。■
 体の伸びを取り入れた簡単な運動の数々。これらも、座りっ放しで仕事を続けている人には、気分転換、やる気喚起として大いに役立つだろう。
 椅子に腰掛けるたびに、腕を精いっぱい伸ばし、深呼吸をする。十分か十五分おきに、きちんと椅子に座り直して、肩を回し、体をリラックスさせる。三十分おきに、椅子の背にもたれて、十分に体を反らせる。
 電話を手元に置かず、少し離して置く。当然ながら、電話のたびに手を思い切り伸ばさなければならなず、腕の運動になる。椅子から立ち上がった際には、前かがみになって、足先をつかむようにするなどだ。
 それぞれ本当に簡単な運動ながら、習慣的に実行を続ければ、緊張を解きほぐし、やる気を呼び起こす上で、極めて効果的である。
 とりわけ、仕事に飽きた時に、やる気を取り戻すための簡単な運動で、最も手っ取り早いのは、自分の体をたたいて刺激することだ。
 芸者がお座敷に出る時、しばしば帯を締め直してポンポンとたたくのは、自分の体を刺激して「気」を引き締めているのである。大相撲の力士が自分の出番がきて呼び出された時や、最後の仕切りの直前に、ほおや、太ももや、まわしをたたいている姿も、よく見掛けるところだろう。
 この体をたたいて自分のやる気を出したり、人から出してもらったりするのは、一般の人もよく経験していることである。失意のどん底にいるような人間には、先輩や友人などが背中や肩をたたいて「しっかりしろよ」と励まし、元気づけする光景は、よく目にするはずだ。
 背中や肩をドンとたたかれた場合、それだけで気合が入り、人間は意外に、やる気を起こすものである。
■会社で仕事に励むビジネスマンには、職場の洗面所にゆき、冷たい水で顔や手を洗って、自分を刺激することを勧めてみたい。■
 私たち人間は無意識のうちにも、体をたたいたり、たたかれたりしてやる気を奮い起こしているわけだが、ここ一番、さらなるやる気を奮い立たせたい時には、これを応用し、芸者や力士を見習って、意識的にたたいてみるといい。
 仕事や勉強の能率が落ちてきたら、肩や腕をたたくなどしてみることで、能率を持続できるはずである。
 冷たい水を浴びるという行為も、肉体に強い刺激を与えてやる気を喚起する方法の一つである。体をたたくのは肩などどこか一部に限定されるが、冷たい水ならば、体全身が刺激されることになる。特に冬などは、刺激がいっそう強烈なものになるから、体をたたくよりも効果は大きいだろう。
 しかし、当然のことながら、冷たい水をかぶったり、シャワーを浴びるというのは、浴室や井戸などのある場所に限られてくるから、会社で仕事に励むビジネスマンには、職場の洗面所にゆき、冷たい水で顔や手を洗って、自分を刺激することを勧めてみたい。
 仕事にダレてきた時などは、考え方が積極的なものとなったり、思考の行き詰まりを破ったり、なえかけた気分を発奮し直したりできるというもの。
 冷たい水とは反対に、熱いお湯で顔や手を洗ったり、熱い風呂につかって体を興奮させ、やる気を引き出す方法もある。
■昼休みには、できるだけ散歩するのがいいだろう。十五分ぐらい歩けば、脳に刺激を与え、気持ちをリフレッシュさせることになる。■
 まとまった時間が確保できる昼休みは、ビジネスマンやOLにとって、心機一転のやる気を起こす絶好の機会となる。
 昼休みには、できるだけ散歩するのがいいだろう。十五分ぐらい歩けば、脳に刺激を与え、気持ちをリフレッシュさせることになる。足を使うウォーキングがストレス解消など肉体的、心理的に効果があることは、各方面の研究で続々実証されている。
 天気がよければ、かなり遠方まで足を延ばそう。一人で出掛けるのもいいが、上司や同僚、部下たちと一緒に、伸び伸びと語り合う散歩なら、またとない気分転換にもなることだろう。
 家庭にいる主婦などは、昼休みに限定せず、いつでも簡単にできる運動、手軽なレジャーとして、街歩きを実行すればよい。買い物ついでに、バス停の四つ、五つは歩くことに決めてしまえば、車窓からは見えない風景が現れる。街を歩けば、季節の細かな移ろいにも敏感になるはずだ。
 街歩きなら時と場所を選ばず、準備運動がいらずに、誰でもできる。健康的で、まさに賢い余暇の横綱といえよう。準備に時間をかけないで、スッと出て、少し汗をかく程度に歩けばいい。
 歩く時には、姿勢を正しく、胸を張って、腹や腰に力を入れて歩くことが必要。背骨を無理のない姿に保てば、内臓の働きがよくなる。歩く時間が少ないと、足腰の筋肉が衰え、姿勢も前かがみになりがち。こういう不自然な姿勢でいると、神経が圧迫され、いろいろな病気を起こす原因になる。
 「老化は足腰から始まる」と一般的にいわれているが、人間の体というものは、使わなければそれだけ衰えていくものである。あまり大切にしすぎても、かえって体のためにならない。
■慢性的に運動不足の現代人は、歩くということさえ忘れかけている。人間の常として、足が弱ると行動力に欠けてくるため、やる気の原動力となる自信を失ってしまう。■
 現代に生きる日本人は、老若男女を問わず平均的に、運動不足だといわれて久しい。平常から体を動かしている人と、動かしていない人とでは、病気に対する抵抗力が大きく違ってくる。
 慢性的な運動不足は、筋肉を減少させ、内臓機能を低下させてしまう。少々疲れているからといって、電車や車にばかり頼っていたのでは、体が鈍ってしまう。
 老人は絶対に過激な運動を避けるなど、年齢や体力によって運動量は違ってくるが、ライフワークの一環として、日常生活で使わない足腰の筋肉を中心に、労をいとわず動かすよう心掛けるべきだ。
 足と腰を鍛え、肉体の下半身からエネルギーが、自然に湧き上がってくるような気合の人となれば、疲れるなどということはない。倦怠(けんたい)感を覚えるとか、飽きるということもない。
 こういう人間になれば、腸が活発に働くだけでなく、胃も丈夫だから、頭脳も明敏になる。体全体がバランスよく、すべてが当たり前に働くようになる。
 それなのに、慢性的に運動不足の現代人は、歩くということさえ忘れかけている。人間の常として、足が弱ると行動力に欠けてくるため、やる気の原動力となる自信を失ってしまう。
 私たち人間が歩くことは、決して高度な技術や装備が必要なわけではない。人間の先祖たちは、自らの二本の脚を頼りにして、全世界に進出していったのだから__。
 むずかしさがあるとすれば、実行するやる気一つ、持続する意志一つである。
 昼休みやふだんの暮らしの中で、「長い時間歩く機会を、どうしても見付けられない」という人は、通勤時間帯を利用する手がある。家から駅、駅から会社までを車やバスを使わず、とにかく歩いてみる。駅のそばに住んでいる人は、次の駅まで歩く気持ちがあってもいいだろう。




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■聴覚刺激の心理的効用 [やる気を出す]

■食べ物や飲み物などによる味覚面からの刺激が、人間の精神の興奮や緊張を呼び起こし、やる気を喚起する。■
 私たち人間の肉体に備わっている五官を刺激することで、仕事や勉強に対する、やる気を引き出すことも可能である。
 まずは、食べ物や飲み物などによる味覚面からの刺激が、人間の精神の興奮や緊張を呼び起こし、やる気を喚起することについて、述べていこう。
 この味覚からやる気を喚起する方法は、いくらでも考えられる。若者の人気を集めているメンソール系のキャンディーや、非常に辛い菓子を口にすることで、口の中がヒリヒリしたり、スースーしたりすれば、思わずやる気が出てくるような気がすることだろう。
 また、仕事中に気分転換してやる気を出すために、お茶やコーヒーを飲んだり、たばこを吸ったりする人は多いもの。午前中と午後に一度ずつ、十分から十五分の時間を割いてお茶やコーヒーを飲むのは、一時的に仕事から離れることによって、気力を一新し、仕事の効率をよくする、と信じている人も多い。
 実際、仕事や勉強に限らず何事も、ただダラダラと時間を過ごせばいい、というものではない。いい加減に取り組んだ十時間と、集中的にこなした三時間とを比べたら、後者のほうが質的にもはるかに優れた成果をもたらす、と見なしてよい。
 長時間連続の仕事などは見る見る、集中力を欠いて能率が落ち、ちょっとした休憩などを挟むと、その後しばらく高能率になるということも、実証されているところ。ひとまず仕事や勉強から離れると、集中力や前向きの気持ちが出てくるのは、確かなのである。
■■人間もビジネスの場に臨んで、ここ一番のやる気や闘志を出したい時は、意識的に大きな声を発してみたらいい。■■
 仕事に飽きた時は、しばらく休んで、いつも楽しんでいるお茶やコーヒー、ココアを少し濃いめに入れて飲むのも、一案である。
 もともと、この種のカフェインと称する興奮剤を含む飲料は、無意識に気合を入れ直し、やる気を引き出すために飲まれていることが少なくないので、意識的に飲めば、さらにやる気も出るはず。
 濃いコーヒーの香りをかぐ、緑の木々の香りをかぐなど、味覚以外に嗅覚(きゅうかく)でやる気を出すという方法もあるし、同じ意味で、たばこを吸うことも、心をくつろげ、気分を転換するのに役立つだろう。
 「これを仕上げたら一服するんだ」と思いながら仕事をする気分は、愛煙家でなければ味わえない妙味であろう。とかく弊害ばかりがクローズアップされがちな喫煙ではあるが、紫煙をくゆらせることから生ずる気分のくつろぎによって、悠々としたペースで、仕事をすることができる人もいるのである。
 味覚、嗅覚と同様、聴覚からやる気を引き出す方法もある。
 武術に代表されるスポーツの世界では、大きな掛け声を上げて気合を入れ、やる気を出そうとする姿が、よく見受けられるところ。剣道のけいこでは、「エイ、エイ、オウッ」と大声を発することによって、竹刀に精魂をこめる。空手の選手は、ふだんのあいさつから「オッス」と掛け声を出し合うのを習慣にしている。
 ビジネスの世界では、大声を出したところで、やる気の喚起と全く無関係と思うかもしれないが、実は効果があるのだ。
 野生動物の場合、自分の生存を懸けた激しい闘争に臨んで、きばをむき出しながら、ほえたり、うなったりする。彼らは大声を出して体を緊張させ、自分の大声を自分の耳で確認することによって、いっそう緊張度を高め、相手に飲まれないだけの気力、闘志を湧かせている。
 人間もビジネスの場に臨んで、ここ一番のやる気や闘志を出したい時は、意識的に大きな声を発してみたらいい。気合が入り、仕事へのやる気も高まって、重要な交渉で相手に圧倒されることがなくなるし、自分の主張したいことをいうだけの気迫も出てくる。
■自分の気持ちを高揚させてくれる曲を一つ持って、折に触れて耳にするだけでも、仕事や勉強に向かう意欲が違ったものになってくる。■
 意識的に大きな声を出すことと同様、人によっては歌を歌うことによって、やる気が出る場合もある。
 歌を歌うことには、沈みがちな気分をプラスの方向へと変える効果が認められる。ただ単に大きな声を上げるよりも、リズムがあるから、いっそう声に出しやすいという利点もある。
 音楽を聞くのもまたよい。日本各地のお祭りはもちろん、世界各国のお祭りをみても、必ずといってよいほど、気持ちを盛り上げてくれる威勢のいい音楽を伴っている。音楽は人間の心に働き掛け、祭りを盛り上げていくのに、必要不可欠な要素なのである。
 音楽による聴覚刺激の心理的な効用には、各種の用途があることが確認されているが、やる気を引き出すために利用するなら、人によって好悪はあるにしても、やはり威勢のいい曲を選んだほうがよいだろう。静かなメロディーの曲より、気持ちを高揚させ、心を弾ませてくれるもののほうが、効果があるようだ。
 もちろん、歌謡曲でもロックでも、威勢のいい曲ならどんなものでもいいし、リズミカルで、軽快なテンポの曲でもいいだろう。
 心理学的、生理学的見地からいっても、リズミカルな音楽には、心に活気や自信を与えてくれる作用がある。人間が精神的に高揚した状態にある時、体内の諸器官の活動も活発になり、体内にエネルギーが蓄えられるもの。このエネルギーが、やる気や積極性を引き出す根源力ともなる。
 だから、自分の気分を高揚させてくれる曲を一つ持って、折に触れて耳にするだけでも、仕事や勉強に向かう意欲が違ったものになってくる。ベートーベンでもバロック音楽でも、懐かしい童謡でも母校の校歌でもかまわない。どれか一つ、好きな曲を決めておくとよい。
■怒りを笑いに変え、マイナスのホルモンを分泌させないことも、やる気を生み、幸せな人生を過ごすための秘訣である。■
 音楽と同様、人間に備わった笑いという行為も、やる気を奮い立たせるきっかけとなる。
 「ハッハッハ」、「フッフッフ」と笑うことで、まず不要な重苦しい緊張が解かれ、気分は明るい方向へと向かっていく。この明るい気持ちが、マイナスの気持ちを抑え、「だけどやってみよう」、「何とかやってみよう」というやる気を呼ぶのである。
 とりわけ、瞬間的に大声を出して笑うならば、前述の大声効果も加わって、いっそう効果的である。
 こういうやる気が出る、気分がいい、楽しいというプラスの状態は、感情の問題であると同時に、ホルモン分泌がかかわっている。人間が前向きな快感を得ると、大脳の深部からドーパミンが分泌し、意欲的な精神状態を作り、プラスの方向に作用するのである。
 人間は通常、ホルモンをコントロールすることはできない。だが、精神の力で感情をコントロールすることは可能である。
 ドーパミンがプラスのホルモンであれば、当然マイナスのホルモンも存在する。恐怖のホルモンといわれるアドレナリンや、怒りのホルモンといわれるノルアドレナリンなどである。逃避や不満の感情が高まった時は、必ずこれらのホルモンが分泌されている。
 怒りを笑いに変え、マイナスのホルモンを分泌させないことも、やる気を生み、幸せな人生を過ごすための秘訣である。
■落ち込んだ気分で仕事や勉強に身が入らない時には、居直ってでもいいから、腹の底から「ワッハッハ」と大笑いしてみたらよいだろう。■
 精神の力で感情を制御し、ホルモンの分泌をコントロールすることができる。しかしながら、体の中に生じる圧力は、肉体の自然機能、自然作用を使わないと、容易に消し去ることはできない。
 多くの人は肉体の自然機能、自然作用を知らないから、心を野放しにして感情を高ぶらせ、心や意識でその感情を静めようとしたり、取り除こうとしては、自己を統御できずに苦しんでいるのが常。
 そういう人こそ、試しに、「アッハッハ」と笑ってみるとよい。腹の底から、息が全部吐き出せるだろう。そして、何となくすっきりとし、気分爽快で、愉快になるだろう。
 笑うと胸の内圧が下がり、肩も垂れ、上半身がリラックスするとともに、下腹が突き出て、ヘソが天井を向き、腰がグッと締まる、というメカニズムになっている効用である。逆に、すすり泣きをまねてみれば、息を吸い込むばかりで、ついには胸苦しくなり、妙に寂しく、悲しくなるだろう。笑いと反対に、肩に力が入り、腹や腰は虚脱する、というメカニズムが働くせいである。
 体で、精神や感情に方向がつけられる。体位から、心のゆがみを是正できるのだ。
 人間とは不思議なもので、笑う習慣が身に着くと、楽しい気分になれ、笑いたくなるような現象に敏感になってくるもの。進んで笑うことで、やる気を出して仕事に取り組めるのである。
 誰もが笑い上戸を見習って、憂うつな気分、落ち込んだ気分で仕事や勉強に身が入らない時には、居直ってでもいいから、腹の底から「ワッハッハ」と大笑いしてみたらよいだろう。
 笑いたくない時でも、「フーッ」と強く息を吐くだけで、笑った時と同じ調子が出る。大事の時、「心を落ち着けろ」と自分に言い聞かせても、急に落ち着くものではないが、ただ「フーッ」と息を吐き、本来のリラックス状態を取り戻せばよい。





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