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■病気 口腔カンジダ症(鵞口瘡) [病気(こ)]





[キスマーク]カンジダ菌の感染で、口の粘膜が白い苔状物で覆われる疾患
 口腔(こうくう)カンジダ症とは、口腔内に常在するカンジダ菌という真菌によって、主として斑点(はんてん)状の白い苔(こけ)のようなものが生じる疾患。急性偽膜性カンジダ症とも呼ばれ、以前は鵞口瘡(がこうそう)とも呼ばれていました。
 乳幼児や老人に多い疾患ですが、生後間もない健康な乳児にみられるものは、放置しておいても自然に消えます。成人がかかることもあります。
 原因は真菌(かび)の一種のカンジダ菌の感染で、カンジダ・アルビカンスが圧倒的に多い原因菌となり、カンジダ・トロピカーリス、カンジダ・パラプシローシスなどが原因菌となることもあります。誘因としては全身の衰弱、抗生物質の長期連用、副腎(ふくじん)皮質ホルモン(ステロイド剤)、免疫抑制剤、抗がん剤などの使用、がんの放射線治療、ビタミン欠乏、全身疾患による免疫機能の低下が挙げられます。
 カンジダ菌は酵母菌(イースト)の一種で、元来、人間の口腔粘膜や腸管の中に住んでいます。これが誘因があってたまたま増殖すると、口腔カンジダ症や皮膚カンジダ症になるのですが、このカンジダ菌は水虫などを起こす白癬菌とは異なって、体の内部に侵入する力があります。そのため、免疫機能の低下がある時には、全身に増殖して、重篤な疾患になることがあります。
 口腔カンジダ症の最初は、口腔粘膜、舌、歯肉が赤くはれ、表面が白い斑点状の苔状物の膜で覆われます。この苔状物の膜は軟らかくて、こするとすぐはがれ、はがれたところは赤くただれます。普通、痛みは軽度ですが、舌のズキズキする痛み、違和感、味覚異常を伴うこともあります。熱などの全身症状は、ほとんどありません。
 適切な処置をすれば、比較的早くよくなりますが、まれには進行して咽頭(いんとう)から食道、肺に広がって、カンジダ性肺炎を生じることもあります。
[キスマーク]口腔カンジダ症の検査と診断と治療
 口腔カンジダ症が味覚異常の原因になっていることもありますので、口の中を清潔に保ち、消毒力のあるうがい薬を使ってみます。それで舌などの口腔内の違和感が治らない場合、また全身状態が悪い場合には、食道や肺に広がることがあるので、口腔外科や内科などで治療を受けます。
 医師は病状から診断しますが、カンジダ菌が証明されれば確定します。証明のためには、KOH検査(皮膚真菌検査)と培養検査が行われます。KOH検査では、綿棒で皮膚の表面をこすり、それを水酸化カリウム溶液で溶かして、顕微鏡で観察します。5分もあれば結果が出ますが、カンジダ菌の種類の特定までは困難です。培養検査では、クロモアガー・カンジダ培地などで培養します。検査に時間がかかりますが、菌の種類を特定できます。
 治療においては、抗真菌剤の外用が主体で、殺菌性消毒剤による口すすぎも有効です。外用剤では、イミダゾール系のものが抗菌域が広く、カンジダ菌に対しても有効性が高く、第一選択薬といえます。ネチコナゾール(アトラント)、ケトコナゾール(ニゾラール)、ラノコナゾール(アスタット)などの新しい薬は、抗菌力が強化されています。基剤としては、軟こう剤、クリーム剤、液剤、ゲル剤があります。口腔カンジダ症ではただれの症状を示すことが多いので、刺激が少ないクリーム剤か軟こう剤が無難です。
 なお、抗真菌剤の外用剤は近年、たくさんの新しい薬剤が開発されかなり有効ですが、中には白癬菌にだけ効き、カンジダ菌には効きにくい薬剤もありますので、注意が必要です。
 症状が強い場合には、抗真菌剤の内服を行います。内服剤では、トリアゾール系のイトラコナゾール(イトリゾール)が、抗菌域が幅広く、第一選択薬です。副作用は比較的少ないのですが、血液検査は必要で、併用に注意する薬剤があります。特殊な内服剤として、口腔・食道カンジダ症用で、ほとんど吸収されないミコナゾール(フロリード)ゲルがあります。1日1〜2本を4回に分けて内服しますが、口腔カンジダ症では病変部に塗るだけでも有効です。

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■病気 紅皮症(剥脱性皮膚炎) [病気(こ)]





[どんっ(衝撃)]全身の皮膚が赤くなり、皮膚表面の角質がはがれる状態
 紅皮症とは、全身の皮膚が赤くなり、皮膚表面の角質が細かい糠(ぬか)状に、あるいは、うろこ状にはがれる鱗屑(りんせつ)を伴う状態を指します。疾患名というよりも一種の症候名であり、剥脱(はくだつ)性皮膚炎とも呼ばれます。
 通常、かゆみがあります。全身症状として、発熱、悪寒や震えなどの体温調節障害、リンパ節のはれ、全身の倦怠(けんたい)感、体重減少などを伴います。
 この紅皮症は、それぞれ原因の異なる皮膚病に続いて発症します。アトピー性皮膚炎、乾癬(かんせん)が悪化して起こることがあるほか、天疱瘡(てんぽうそう)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)、毛孔性紅色粃糠疹(ひこうしん)などが全身に広がって起こります。菌状息肉症、セザリー症候群などの皮膚の悪性リンパ腫(しゅ)や、慢性リンパ性白血病でも生じます。
 また、薬疹などの中毒性紅皮症もあり、乾燥した皮膚が不適切な治療により、次第に全身の皮膚に変化を起こしていく老人性紅皮症のようなものもあります。
 症状や経過は、さまざまです。中毒性紅皮症や老人性紅皮症では、治療によっては比較的短期間に、軽快する場合もあります。悪性リンパ腫などによって起こる場合は、予後が悪くなります。特に、再発を繰り返す場合は、次第に衰弱して合併症を起こし、死亡することもあります。 
[exclamation×2]紅皮症の検査と診断と治療
皮膚科専門医を受診して原因をよく調べ、それに合った治療を受けることが必要です。
 皮膚科では、どの疾患がもとにあって紅皮症を発症したのかを調べます。病変部の皮膚を数ミリ切り取って調べる病理組織検査である皮膚生検は、もとの疾患が何かを知る上で有用です。
 紅皮症に共通する血液検査所見として、白血球数、好酸球数、LDH(乳酸脱水素酵素)がいずれも増加します。また、紅皮症では有棘(ゆうきょく)細胞がんの腫瘍(しゅよう)マーカーであるSCCが血液中に増加しますが、がんの心配はありません。
 紅皮症では全身の皮膚が侵され、症例によっては予後不良になる場合もあるため全身管理が重要であり、原則入院治療が行われます。その上で、湿疹や皮膚炎に続発する紅皮症には、副腎(ふくじん)皮質ステロイド剤の外用と、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服が有効です。脱水予防のための輸液なども行われます。
 乾癬に続発する紅皮症には、エトレチナート(チガソン)の内服、PUVA療法(紫外線照射)、高濃度ビタミンD3含有軟こう(ボンアルファハイ軟こうなど)の外用が行われます。
 薬疹による中毒性紅皮症では、原因薬剤を中止し、副腎皮質ステロイド薬の外用、時に内服が行われます。悪性リンパ腫による紅皮症では、PUVA療法や電子線照射が行われます。

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■病気 高血圧症 [病気(こ)]





[ゴルフ]高血圧のためにいろいろな症状が現れてくる状態
 高血圧症とは、血圧の値が高いためにいろいろな症状が現れてくる状態。高血圧とは、最高血圧(収縮期血圧)と最低血圧(拡張期血圧)の両方、あるいはいずれかの血圧が一定以上高い場合を指します。
 血管壁に及ぼす血液の圧力であるところの血圧は、寒暖、季節、精神活動、肉体活動などの変化によって容易に揺れ動きます。そのため、医師が高血圧と診断するには、「いつ血圧を測っても高い」ことを証明する必要があります。初めて来院した発症者が高血圧の範囲に入る血圧値を示したとしても、すぐには降圧薬を出しません。日を変えて何回か血圧を測定し、いつも最低血圧が90mmHg以上、あるいは最高血圧が140mmHg以上であることを、高血圧の診断目安としています。
 高血圧の血圧値の基準は、しばしばガイドラインで示され、世界共通に用いられています。この現在の基準によると、正常血圧は最高血圧が120mmHg未満、かつ最低血圧が80mmHg未満とされています。120〜139/80〜89mmHgは、高血圧前状態と定義されています。
 高血圧では一般に自覚症状はない場合が多く、健康診断や病気で病院に行った時、たまたま血圧を測って発見されるというのが普通です。症状が現れやすいのは、血圧が高くなり始めた初期です。主な症状は、脳神経症状である頭痛、頭重(ずじゅう)感、めまい、耳鳴り、肩凝り、手足のしびれと、循環器症状である動悸(どうき)、脈の乱れ、心臓部の圧迫感などです。
 これらの症状は、ある程度の期間、高血圧が持続すると、むしろ軽減するか、消失することが多いといえます。ところが、血圧の治療を受けずに放っておくと、高血圧が引き金となっていろいろな重大な疾患が起こってきます。例えば、いつもの血圧値より大幅に、しかも急激に血圧が上昇し、激しい頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、嘔吐(おうと)などに見舞われることがあります。高血圧性脳症といわれるもので、最高血圧は200mmHgを超えていることも少なくありません。
 血圧の高い状態をそのまま放置すると、脳や心臓の合併症を起こし、この合併症によって死亡する頻度も高くなります。日本人の死亡原因の第1位はがんですが、第2位は心筋梗塞(こうそく)や狭心症などの心臓病、第3位は脳出血や脳梗塞などの脳血管障害です。この第2位と第3位の疾患はいずれも、その原因に高血圧が大きく関与しているのです。
 また、高血圧が長く続くと、腎(じん)臓の細い動脈に動脈硬化が起こって腎臓の機能が失われ、人工腎臓や腎臓移植を必要とすることもあります。動脈硬化は眼底の細動脈にも出現し、眼底出血を起こして突然目が見えなくなることも少なくありません。
 現在の日本では、約3000万人が高血圧症にかかっていると見なされています。成人男性の約45パーセント、成人女性の約35パーセントは高血圧症で、年齢とともに罹患(りかん)率は上昇しています。
 なお、高血圧には大きく分けて、本態性高血圧と二次性高血圧といわれる2つのタイプがあります。90パーセント程度が原因となる疾患がない本態性高血圧で、残りの約10パーセントが何らかの原因で高血圧になっている二次性高血圧です。
 本態性高血圧は、生活習慣の乱れや遺伝素因、加齢などが相互に関連し合って発症すると考えられています。通常、30歳代の後半、ないし40歳代に始まり、10年以上の長い経過をたどって心血管臓器の障害を来し、合併症を起こしてくるものです。
 二次性高血圧は、腎臓の疾患によって起こるものが最も多く、急性腎炎、慢性腎炎、糖尿病性腎症などによるものが挙げられます。さらに、腎血管性高血圧、腎実質性高血圧、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫(しゅ)、クッシング症候群、大動脈炎症候群、大動脈縮窄(しゅくさく)症などによるものがあります。二次性高血圧では、原因により特徴的な症状を示すものもあります。
[ゴルフ]高血圧症の検査と診断と治療
 高血圧症を予防ためには、症状がないからといってそのままにしておかず、血圧を時々でもよいので測るということが大切です。最近は、簡便な自動血圧測定器が市販されていますから、家庭でも血圧測定が可能になっています。健康診断などで高血圧の指摘を受けたり、自己測定した血圧値がガイドラインの高血圧の範囲に入るなら、循環器専門医の診察を受け、高血圧の重症度判定、鑑別診断、治療方針決定などについて相談することです。
 なお、自己測定する場合は、測定精度の面から上腕にカフを巻いて測定できる血圧計が勧められます。自己の測定値は、診察室での測定より低めになる傾向があります。広く合意された家庭血圧の基準はありませんが、135/85mmHg以上は高いと考えるべきです。
 医師による高血圧症の検査と診断では、正確な血圧測定のためには、水銀血圧計を用いて聴診法で測定します。最低5分間、座位安静にして足を床に置き、腕を心臓の高さに保って測定します。高血圧と診断されれば、生活習慣のチェック、高脂血症や糖尿病などの他の心血管危険因子の合併確認、二次性高血圧の精密検査、高血圧の影響を強く受ける心臓、脳、腎臓、目などの臓器の障害の程度を評価するための検査が行われます。これらの評価は、治療方針を決める上で非常に重要です。
 医師による本態性高血圧の治療では、生活習慣改善と薬物療法の2本立てとなります。まず薬に頼らない生活習慣の改善が重要で、これだけで治療効果の上がらない場合に初めて降圧薬を使います。二次性高血圧の場合は、高血圧の原因となる疾患を治すことが主体になります。
 生活習慣改善では、(1)食塩摂取の制限や肥満の解消など食事療法、(2)ストレスの軽減や適度の運動など日常生活の改善、(3)禁煙や深酒の禁止など、嗜好(しこう)品の摂取の改善などを行います。
 以上の療法を1カ月以上行ってもなお血圧値が高い場合に、降圧薬が処方されます。高い血圧を下げるための降圧薬の進歩は目覚ましく、今日ではいろいろの種類のものが用いられ、血圧のコントロールは多くの場合、可能となっています。
 しかし、降圧薬を内服しているからといって、生活習慣改善を軽んじることはできません。高血圧症治療はあくまでも食事療法と日常生活の改善などが中心であり、その効果を高めるために行われるのが薬物療法です。一般に降圧薬は長期に服用し続ける必要があり、発症者と高血圧症との戦いは短期決戦ではなく、長い戦いです。その戦いに勝つか負けるかは、発症者自身の生活態度にかかっているといっても過言ではありません。

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■病気 膠原(こうげん)病 [病気(こ)]

[トイレ]全身の結合組織に現れる病変
 膠原(こうげん)病とは、全身の細胞と細胞を結び付けている結合組織に、炎症による病変が現れる病気の総称。免疫の働きに異常が生じて、血管や皮膚、筋肉、関節、内臓など、体のさまざまな場所に同時に炎症を起こします。発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が、共通して見られます。
 全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、全身性強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎などの病気が、膠原病に含まれています。厚生労働省では、治療に公費負担のある特定疾患、いわゆる難病に、その多くを指定しています。
 日本の最新医療技術をもってしても完治はせず、改善したり悪化したりを繰り返して、長期の治療を必要としますので、早期の診断と治療開始が大切。ステロイドや消炎剤などを使用することで、炎症が抑制され、日常生活に支障のない程度にコントロールすることは可能です。 ステロイドだけでは制御できない症状には、漢方薬などの治療法も試みられています。
 なお、全身のコラーゲン(膠)に変性が見られる一連の疾患群の総称として、1942年に膠原病という名称が定義され、後に、コラーゲンの変性が病態の本質ではないことが明らかになって、「結合組織病」とも呼ばれるようになりました。

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