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■用語 黄色腫症 [用語(お)]





[満月]皮膚などに黄色い盛り上がりや丘疹ができる状態
 黄色腫(おうしょくしゅ)症とは、血漿(けっしょう)中のリポ蛋白(たんぱく)質という脂肪と蛋白質の結合物を取り込んで、脂肪分をためたマクロファージ由来の泡沫(ほうまつ)細胞が集合して、皮膚や腱(けん)などの組織に存在する状態。
 黄色腫症を発症する原因は、家族性の高脂血症(高リポ蛋白血症、脂質異常症)や正脂血症(高脂血症のないもの)、肝臓、腎(じん)臓、膵(すい)臓などの疾患や糖尿病などに合併する二次性高脂血症です。
 黄色腫が皮膚に存在する形態には、結節型、発疹(はっしん)型、偏平型、手掌線条(しゅしょうせんじょう)型があります。ほかにも眼瞼(がんけん)黄色腫症、腱黄色腫、二次性黄色腫症があります。
 結節型黄色腫症では、皮膚から1センチ以上盛り上がった黄色から赤褐色の結節が生じます。高コレステロール血症に多くみられ、膝(ひざ)、肘(ひじ)、手指、足指の関節に生じます。
 発疹型黄色腫症では、皮膚から1センチ以下の盛り上がった丘疹が多発します。高トリグリセリド血症(中性脂肪血症)に合併しやすいものです。
 偏平型黄色腫症では、皮膚から偏平に盛り上がる黄色腫が生じますが、盛り上がらずに、黄色調の変化だけのものもあります。
 手掌線条型黄色腫症では、手のひらのしわに沿って黄色腫が生じます。高コレステロール血症に多くみられます。
 眼瞼黄色腫症では、上まぶたの目頭に偏平に盛り上がる黄色の結節が生じます。黄色腫症で最も頻度が高く、3分の2は正脂血症に伴うものです。
 腱黄色腫では、皮膚表面に近い腱の肥厚として触れ、アキレス腱、手指伸筋腱に好発します。
 二次性黄色腫症では、四肢関節の背面に発疹が生じ、長期の高脂血症に合併します。
 黄色腫症に気付いたら、皮膚科、ないし皮膚泌尿器科、内科を受診します。
[満月]黄色腫症の検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科、内科の医師による診断では、組織検査で泡沫細胞の存在を証明します。高脂血症の検査で、高脂血症に伴うものかどうかを区別します。
 偏平型黄色腫症では、骨髄腫(しゅ)の合併も調べます。眼瞼型黄色腫症では、動脈硬化性疾患の合併も調べます。正脂血症に伴う黄色腫症では、ランゲルハンス細胞組織球症、びまん性偏平黄色腫、若年性黄色肉芽腫と区別します。
 皮膚科、皮膚泌尿器科、内科の医師による治療では、食餌(しょくじ)療法と薬物療法を行ないます。
 食餌療法では、高脂血症のタイプに従って、欧米風の高カロリー食品やコレステロール値の高い食品、脂分の多いファーストフードの過剰な摂取を制限します。そして、野菜や果物、魚といった低カロリー食や低脂肪食、低炭水化物食を中心とした食生活に切り替えます。発疹型と手掌線条型は、食事療法で改善しやすいものです。
 薬物治療では、抗高脂血症剤のプロブコールを使用して、黄色腫の退縮を図ります。眼瞼黄色腫症には、切除手術や、液体窒素による冷凍療法、レーザー治療を行ないます。
 また、生活習慣の改善も、黄色腫症の予防法として効果的です。適切な体重の維持につながるばかりか、適度な運動を行なうことで基礎代謝の向上効果が期待できます。




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■用語 オニコマイコーシス [用語(お)]





[ハートたち(複数ハート)]カビの仲間である真菌の感染によって、爪に炎症が生じる疾患
 オニコマイコーシスとは、カビの仲間である真菌の感染によって、爪(つめ)に炎症が生じる疾患。爪(そう)真菌症とも呼ばれます。
 真菌は、カビ、酵母(イースト)、キノコなどからなる微生物の総称であり、菌類に含まれる一部門で、細菌と変形菌を除くものに相当します。葉緑素を持たない真核生物で、単細胞あるいは連なって糸状体をなし、胞子で増えます。主な真菌は、カンジダ、アスベルギルス、クリプトコックス、ムコールなど。
 これらの真菌が、爪の甲や、爪の基底部である爪床に感染して、オニコマイコーシスを引き起こします。
 オニコマイコーシスのうち最も多くみられる疾患は、皮膚糸状菌、特にトリコフィトンールブルムなどの白癬(はくせん)菌と呼ばれる一群の真菌の感染により生じる爪白癬で、オニコマイコーシスの60〜80パーセントを占めるといわれています。
 残りのオニコマイコーシスの多くは、皮膚糸状菌に属さないアスペルギルス、スコプラリオプシス、フサリウムなどの真菌で生じます。免疫の低下している人や慢性皮膚粘膜カンジダ症を発症している人では、カンジダ性のオニコマイコーシスであるカンジダ性爪囲炎、カンジダ性爪炎、爪カンジダを生じることがあります。
 爪白癬は、いわゆる水虫、足白癬や手白癬が爪に発生したもの。爪の甲が白く濁り、爪の下が厚く、硬くなります。
 白癬は、皮膚糸状菌が皮膚に感染して起こる疾患。皮膚糸状菌の多くは一群の真菌である白癬菌で、高温多湿を好み、ケラチンという皮膚の蛋白(たんぱく)質を栄養源とするため、足の裏、足指の間などが最も住みやすい場所になり、足白癬を始めとして手白癬、頭部白癬、体部白癬などを生じます。
 この足白癬や手白癬を放置していると、白癬菌が爪の中に感染して、爪白癬になります。爪は表皮が変化して硬くなった皮膚の一部であり、白癬菌の栄養源となるケラチンでできていますから、爪もまた水虫にかかるというわけです。
 爪白癬は足指に多いのですが、手指の爪に生じることもあります。最近の統計によると、足白癬を持つ人の半分が爪白癬も持っていることがわかりました。日本国内に500万~1000万人の発症者がいるという統計も報告され、60歳以上の人の4割が発症しているとも推計されていますが、治療されずに放置されたままのケースがほとんどです。
 爪の症状の現れ方には、いくつかあります。最も多いのは、爪の甲の先端部が白色から黄色に濁って、爪の甲の下の角質部分が厚くもろくなり、全体として爪が厚くなるものです。爪の甲の先端部が楔(くさび)状に濁って、角質部分が厚くもろく全体として爪が厚くなるものも、よくみられます。そのほかに、爪の甲の表面が点状ないし斑(まだら)状に白濁するのみのものもあります。まれに、爪の甲の付け根が濁ることもあります。
 かゆみ、痛みなどの自覚症状は、ありません。陥入爪(かんにゅうそう)の原因の一つにもなりますが、爪の爪囲炎の合併はまれです。
 カンジダ性爪囲炎、カンジダ性爪炎、爪カンジダは、もともと人間が持っている常在菌で、腸管や膣(ちつ)内、口腔(こうこう)、皮膚などに存在している真菌の一つのカンジダが感染して生じます。
 健康であれば、体には何の影響も与えないカンジダですが、抵抗力や免疫力の低下、抗生物質の投与などによって増殖すると、さまざまな部位に炎症を引き起こし、爪や爪の周辺にも炎症を引き起こします。
 爪の回りに炎症が起きるカンジダ性爪囲炎の場合、症状が軽く、痛みも出ないことが多いものの、爪の生え際が赤みを帯びだり、はれたりします。この爪囲炎を繰り返していると、カンジダ性爪炎に移行し、爪が変色し、表面に凹凸ができる、横にすじができる、赤くなってはれ、痛むといった症状がみられます。
 カンジダ性爪囲炎とカンジダ性爪炎は、爪の表面だけがカンジダに感染している状態ですが、カンジダが爪の内部にまで寄生すると、爪カンジダになります。爪の先が皮膚から離れて浮き上がったような状態になり、爪が変形します。また、爪が厚くなることもあれば、逆にボロボロになって先端が欠けたりすることもあります。
 カンジダ性爪囲炎、カンジダ性爪炎、爪カンジダは、糖尿病患者、免疫機能が低下している人、または健康に問題はなくても手を頻繁にぬらしたり洗ったりする人によくみられます。
 オニコマイコーシスのうち、成人の爪白癬の発症率は、かなり高いとされています。爪の肥厚や変形が高齢者の起立障害、歩行障害、転倒事故の原因になることも、指摘されています。重症になるとますます治療が難しくなるため、なるべく早く皮膚科、ないし皮膚泌尿器科の医師による治療を受けます。
[ハートたち(複数ハート)]オニコマイコーシスの検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、通常、爪の外観に基づいて判断します。診断の確定には、爪の破片を顕微鏡で調べ、培養してどんな真菌による感染かを判断します。爪では皮膚と違って真菌を見付けにくく、真菌の形態が不整形で判定しにくいことが多いので、注意が必要です。
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療は、オニコマイコーシスは完治が難しいため、症状の重症度と本人が感じる不快さの程度に基づいて行われます。
 治療が望まれる場合は、内服薬のイトラコナゾールやグリセオフルビンなどを処方します。このような薬は、約3〜6カ月服用します。硬く厚くなった爪の外側から外用薬を塗っても、奥深く潜んでいる真菌まで薬の有効成分が行き渡りませんが、内服薬ならば血流に乗って直接真菌にダメージを与え、体の内側から治すことができるわけです。
 従来の内服薬は、1年以上服用しなければなりませんでした。近年開発された薬は、内服をやめた後も有効成分が爪の中にとどまって効果が持続しますので、従来に比べ治療期間が大幅に短縮されました。しかし、肝臓に負担がかかることもあるため、肝臓の弱い人は内服できません。内服中は1カ月に1回、肝機能検査を行います。
 マニキュア型製剤に含まれる抗真菌薬であるシクロピロクスは、単独で使った場合はあまり効果がありませんが、特に抵抗性の感染症の場合、内服薬に加えて使った場合は治癒率が高まることがあります。シクロピロクスは、ほかの健康上の理由により内服薬を服用できない人に役立つこともあります。
 再発の可能性を下げるためには、爪は常に短く切り、入浴後は足を乾いた状態に保ち、吸収性のよい靴下を履き、抗真菌薬の足用パウダーを使用するとよいでしょう。古い靴には真菌の胞子が多数いることがあるため、できれば履かないないようにします。




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■用語 オーバーカーブドネイル [用語(お)]





[足]爪の甲が高度に弓なりに曲がり、両側縁に食い込んだ状態
 オーバーカーブドネイルとは、爪(つめ)の甲の先端が両側縁に向かって深く湾曲して、側爪廓(そくそうかく)に巻き込み、爪の甲の周りを囲んでいる爪廓部を損傷する状態。巻き爪、過湾曲爪、ピンサーネイルとも呼ばれます。
 側爪廓に食い込んでいるものは陥入爪、またはイングローンネイルといい、側爪廓に巻き込んでいて爪の両端が丸まっているオーバーカーブドネイルは、陥入爪の変形です。オーバーカーブドネイルと陥入爪は、合併して起きることもあります。
 オーバーカーブドネイルは足の爪に起こることがほとんどで、まれには手の爪にもみられます。統計的に欧米人に多く、また3対1の割合で男性に多いとされていましたが、近年では、日本人の間にも老若男女を問わず急速に増加し、ことに若い女性での発生が目立ちます。
 主な原因は、先天的な爪の異常、爪の外傷、爪の下がうむ疾患であるひょうそ後の変形です。これに、窮屈な先の細い靴による爪の圧迫、不適当な爪切り、立ち仕事や肥満による過度の体重負荷ないし下肢の血流障害、あるいは、爪の水虫による爪の甲の変形などが加わって、悪化します。
 爪の甲の端が爪廓部に巻き込むと、圧迫によって痛みを生じます。また、巻き込んだ爪の甲が爪廓部の皮膚を突き刺すようになると、指の回りがはれたり、その部分を傷めて痛みが増強します。
 爪の甲の端が変形して起こるため、肉眼で確認しづらい状態で進行していくことが多く、気付いた時には皮膚に深く巻き込んでしまっていることもあります。場合によっては、出血を起こすほどに爪が深く突き刺さってしまうこともあります。
 この傷に、ばい菌が入ると、より赤くはれ上がってくるとともに、赤い出来物を生じるようになります。これを化膿性肉芽腫(かのうせいにくげしゅ)と呼びます。
 ひょうそなどの感染は、オーバーカーブドネイルや陥入爪を誘発したり、悪化させたりするため、早期に適切な治療を必要とします。オーバーカーブドネイルや陥入爪の再発を繰り返す場合や、側爪廓の盛り上りが強すぎて歩行に支障を来すような場合には、皮膚科、ないし皮膚泌尿器科の専門医による外科的治療を行わないと完治しません。
[足]オーバーカーブドネイルの検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療の基本となるのは、爪の端を皮膚に刺さらないように浮かせて伸ばし、とげ状の部分をカットする方法と、手術で爪の端を取り除く方法です。爪の変形が強くなるため、原則的に抜爪は行われません。
 オーバーカーブドネイルの矯正にはさまざまな方法があり、プラスチック製のチューブを爪の端に装着するガター法も行われています。爪を切開して、爪の端をチューブで包むことで指の組織を保護するのが目的で、傷口が化膿している場合などに、ガーター法は行われます。
 形状記憶合金のワイヤーやプレートを使用する方法もあります。ワイヤー法は、爪の先端に2カ所穴を開け、太さ0・5ミリ程度の特殊なワイヤーを通して矯正する方法です。早ければワイヤーを装着した直後に痛みが治まり、ほとんどが数日中には痛みなどの症状が軽くなります。2~3カ月に1度、ワイヤーを入れ替えて爪を平らな状態に近付けていきます。ワイヤーの装着後も通常、運動の制限や入浴の制限などはありません。
 プレート法は、主にオーバーカーブドネイルと陥入爪を併発して症状がひどく、痛みもひどい場合や、ワイヤーの穴を開ける余裕がない場合などに行われます。爪の表面に、形状記憶合金製のプレートを医療用の接着剤を使用して接着します。後は自宅で、ドライヤーなどの熱を利用して1日に2〜3回、オーバーカーブドネイルの部分に熱を加えてプレートを伸ばすだけです。
 また、深爪した爪、巻き込んでいる爪の先端にアクリル樹脂の人工爪を装着して、人工的に爪が伸びた状態を作り、周囲の皮膚への巻き込みを緩和し、オーバーカーブドネイルを矯正する人工爪法もあります。
 矯正や人工爪による治療は時間がかかりますが、手術と違ってメスを使わないので痛みもほとんどなく、見た目も正常にになるという利点があります。
 オーバーカーブドネイルを治療するためではなく、化膿した組織を治すためには、硝酸銀が使われます。硝酸銀をオーバーカーブドネイルでできた傷口に滴下し、傷口を溶かし正常な組織への再生を促します。硝酸銀が滴下された皮膚は、しばらくの間、黒く染色されます。
 オーバーカーブドネイルがひどい場合、激しい痛みがある場合には、爪の元となる組織である爪母を除去する外科手術を行って、改善を図ることがあります。爪母を外科手術で除去する鬼塚法と、薬品で爪母を焼き取るフェノール法がありますが、どちらも再発する可能性があるというデメリットがあります。近年では、レーザーメスを使って爪母を切除する方法も開発されています。いずれにしろ、外科手術は最後の手段となる場合がほとんどです。
 生活上の注意としては、まず足指を清潔に保つことが大切なので、多少ジクジクしていても入浴し、シャワーでばい菌を洗い流します。ばんそうこうなどで傷口を覆うと、かえって蒸れてばい菌が増殖します。消毒した後、できれば傷を覆わないか、風通しのよい薄いガーゼ1枚で覆います。
 窮屈な靴、特にハイヒールや先のとがった革靴などは、爪を過度に圧迫するので避けます。爪切りの際には、かえってオーバーカーブドネイルを増強させる深爪にしないように気を付けます。




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■用語 オニキア [用語(お)]





[手(グー)]指の爪の根元が赤くはれて、爪がでこぼこになる皮膚疾患
 オニキアとは、指の爪(つめ)の根元が赤くはれて、爪がでこぼこになる皮膚疾患。爪郭炎(そうかくえん)とも呼ばれます。
 爪の甲の表面と、爪の甲を根元で固定している皮膚である後爪郭の間に透き間ができて、そこに、かびの一種である真菌のカンジダなどや、そのほかの細菌が入り込んで、増殖することで炎症が起き、オニキアを生じます。
 ほとんどが手の指の爪に起こり、中指、薬指の爪に多くみられます。最初は爪の根元が白く濁り、周囲の皮膚が赤くはれ上がり、押すと圧痛があります。悪化すると、爪と皮膚の間が化膿(かのう)して、うみが出たり、痛みが生じます。
 非常に治りにくく、爪の根元の後爪郭に炎症が起きるために、新しく生えた爪が変形して、爪の表面がでこぼこになり、横に筋(横溝)がみられたり、爪が褐色や灰色に変色することがあります。
 オニキアは、指先が湿る水仕事の機会の多い中年女性や料理人に起こりやすいものです。マニキュアを不適切に行ったり、不衛生な器具を使って行った後にも、しばしば起こります。
 感染している指で食品を触ると、カンジダなどの真菌や、そのほかの細菌が移り、調理後食べるまでの時間が長い場合には、食中毒の原因となる可能性もあります。
 オニキアの症状に気付いたら、皮膚科、ないし皮膚泌尿器科を受診することが勧められます。
[手(チョキ)]オニキアの検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、病変部の皮膚の表面をピンセットで軽く引っかき、採取した角質を顕微鏡で見る直接鏡検法KOH(苛性〔かせい〕カリ)法で真菌や細菌を検出することで、確定します。
 真菌や細菌の種類を特定するために、培養検査を行うこともあります。
 皮膚科、ないし皮膚泌尿器科の医師による治療では、カンジダなどの真菌が原因となっているオニキアの場合、1日1回、外用抗真菌剤を後爪郭から爪甲表面に塗布し、内用抗真菌剤の内服を行います。
 黄色ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌などの細菌が原因となっているオニキアで軽い場合は、外用抗生物質を後爪郭から爪甲表面に塗布します。治りが悪い場合には、内用抗生物質の内服と、局所の安静が必要となります。
 それと同時に、患部を濡らさないように水から避けて、手を乾燥した状態に保つことが大切です。指先の炎症が治まっても、爪が正常の状態に戻るにはさらに数カ月かかります。
 また、化膿が強い場合は、切開排膿が必要となります。メスで皮膚を切開して、たまっているうみを排出すると、痛みは弱まります。
 予防法としては、オニキアは水仕事の機会の多い中年女性や料理人などがかかりやすく、特にささくれ、小さい傷がある時に真菌や細菌が入りやすくなりますので、指先に小さい傷がある時には、まめに消毒を行い、水などに指先をつける時には、手袋をして直接、触らないように注意する必要があります。




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