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■用語 桜根母斑 [用語(さ)]





[蟹座]褐青色の色素斑が顎の下や首の回りに現れる皮膚の疾患
 桜根母斑(さくらねぼはん)とは、顎(あご)の下や首の回りに現れる、境界の不明瞭な褐青色の色素斑。
 母斑は、皮膚の一部分に色調や形状の異常が現れる状態で、あざとも呼ばれています。ほくろ(黒子)も母斑の一種で、その一番小さい型に相当します。
 桜根母斑には、生後間もなく色素斑ができる早発型と、小児期や思春期に色素斑ができて徐々に拡大する遅発型の2種類があります。
 色素斑は、顎の下や首の回りの淡褐色の皮膚の上に、濃青色から青みを帯びた小さな斑点がたくさん集まった状態で現れます。皮膚の表面は滑らかで、盛り上がったりしません。
 原因は、メラノサイト(メラニン細胞、色素細胞)にあります。通常は表皮にあって、メラニンという皮膚の色を濃くする色素を作り出すメラノサイトが、深い部分の真皮の上層に存在し増殖しているために、皮膚が褐青色に見えてしまいます。
 通常、色素斑は大きさや状態が変化せず持続して存在し、自然に消えることはありませんが、悪性化を心配することもありません。
 なお、同様の性状の色素斑が片側のまぶたから額、頬(ほお)にかけて現れるものを太田母斑と呼び、同様の性状の色素斑が肩から上腕に現れるものを伊藤母斑と呼びます。
 桜根母斑の見た目が気になるようなら、カバーマークによる化粧で色を隠すのも選択肢の一つですが、皮膚科、皮膚泌尿器科、ないし形成外科を受診し色素斑を除去することも勧められます。
[蟹座]桜根母斑の検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科、ないし形成外科の医師による診断では、部位や色素斑の様子から視診で判断します。皮膚をほんの少し切り取って病理組織検査を行うと、真皮上層に色素含有メラノサイトが認められます。
 また、蒙古(もうこ)斑が手足や顔、腹部、背中の上部、胸などに現れる異所性蒙古斑や、通常のほくろよりも全体に青色が強く、青色から黒色調に見えるタイプのあざである青色母斑などの皮膚疾患と鑑別します。
 皮膚科、皮膚泌尿器科、ないし形成外科の医師による治療では、悪性化の心配はないため、見た目の問題で気になるならQスイッチレーザー治療により、色素斑を除去します。
 Qスイッチレーザーには、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーなどがあり、レーザーの種類により多少の効果や経過の違いがみられます。特定のレーザー光線を照射すると、皮膚の中にあるメラニン色素に対してのみ反応するため、周辺の正常な皮膚組織へのダメージを極力抑えながら、色素斑の元になっているメラニン色素だけを破壊することができます。
 いずれのレーザー治療も痛みを伴うため、麻酔シール、注射などを使用して痛みの緩和を行います。治療対象となる桜根母斑の色が濃く、範囲が広い場合は、1〜2回のレーザー照射だけは不十分で、およそ3カ月の間隔で、少なくとも5~6回の照射を行います。
 治療時期は何歳からでも可能ですが、小児の場合は全身麻酔が必要なため3歳ごろから開始するのが普通で、早期から開始するほうが効果が高いといわれています。成人の場合でも、かなり色調が改善し、完全に色素斑を除去できることもあります。




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■用語 三角筋肩峰部褐青色母斑 [用語(さ)]





[蟹座]生まれ付きか乳児期に発症し、褐青色のあざが肩や腕に発生する皮膚の疾患
 三角筋肩峰部褐青色母斑(さんかくきんけんぽうぶかっせいしょくぼはん)とは、生まれ付きか乳児期に発症し、褐青色の母斑が肩や腕に認められる皮膚疾患。伊藤母斑、肩峰三角筋部褐青色母斑とも呼ばれます。
 皮膚の一部分に色調や形状の異常として現れるものが母斑で、あざとも呼ばれています。ほくろ(黒子)も母斑の一種で、その一番小さい型に相当します。
 三角筋肩峰部褐青色母斑は、胎児期から多くは生後1カ月以内の乳幼児期に症状が現れ、男子より3倍多く女子に認められます。
 原因は、メラノサイト(メラニン細胞、色素細胞)にあります。通常は表皮にあって、メラニンという皮膚の色を濃くする色素を作り出すメラノサイトが、深い部分の真皮に存在し増殖しているために、皮膚が褐青色に見えてしまいます。
 母斑は、後鎖骨上神経および外上腕皮神経の支配領域にみられ、肩峰という肩甲骨の最も上の部分を中心に、肩関節を前後および外側から覆っている三角筋がある鎖骨上部、上腕外側に、淡褐色の皮膚の上に濃青色から青みを帯びた小さな斑点がたくさん集まった状態で現れます。皮膚の表面は滑らかで、盛り上がったりしません。片側だけの肩や腕に出現することが多いものの、まれに両側の肩や腕にも出現することがあります。
 通常、母斑は大きさや状態が変化せず持続して存在し、自然に消えることはありませんが、悪性化を心配することもありません。
 本人が特に気にしなければ、治療の必要はありません。気にするようなら、皮膚科、皮膚泌尿器科、ないし形成外科を受診することが勧められます。
[蟹座]三角筋肩峰部褐青色母斑の検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科、形成外科の医師による診断では、部位や母斑の様子から視診で判断します。皮膚をほんの少し切り取って病理組織検査を行うと、真皮上層に色素含有メラノサイトが認められます。
 また、蒙古(もうこ)斑が手足や顔、腹部、背中の上部、胸などに現れる異所性蒙古斑や、通常のほくろよりも全体に青色が強く、青色から黒色調に見えるタイプのあざである青色母斑などの皮膚疾患と鑑別します。
 皮膚科、皮膚泌尿器科、形成外科の医師による治療では、悪性化の心配はないため、見た目の問題で気になるならQスイッチレーザー治療により、母斑を除去します。
 Qスイッチレーザー治療は、レーザー光線を皮膚に当てるもので、皮膚の表面にはダメージを与えず、その下の真皮上層にあるメラノサイトを選択的に焼灼(しょうしゃく)することができます。ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーなどがあり、レーザーの種類により多少の効果や経過の違いがみられます。
 いずれのQスイッチレーザー治療も痛みを伴うため、麻酔シール、注射などを使用して痛みの緩和を行い、およそ3カ月の間隔で、少なくとも5~6回の照射を行います。まれに軽い色素沈着を残したり色素脱出を来すこともありますが、治療はほぼ100パーセントうまくいきます。
 治療時期は何歳からでも可能ですが、小児の場合は乳幼児期からの早期治療が有効です。成人の場合でも、完全に母斑を除去することが可能です。




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■用語 細菌性尿路感染症 [用語(さ)]





[ダイヤ]小児の尿路に細菌が感染して、膀胱炎、腎盂腎炎などを起こす疾患
 細菌性尿路感染症とは、小児の尿路の中に細菌が入り込んで感染し、炎症を起こす疾患。小児尿路感染症とも呼ばれます。
 尿路は、腎盂(じんう)から尿管、膀胱(ぼうこう)へと続く尿の通り道です。細菌は例外的に血液の中を回って腎盂に直接入ることもありますが、尿の通る方向とは反対に、尿の出る尿道口から侵入した大腸菌が原因になることがほとんどです。
 女児のほうが尿道が短いために細菌が入りやすいものの、まだ陰茎(ペニス)の先の亀頭部が包皮に包まれたままである男児の場合も、亀頭と包皮の間に垢(あか)がたまって細菌が入りやすい状態になっています。
 何らかの理由で尿が逆流したり、停滞した状態が続くと、細菌が侵入したり繁殖しやすくなって感染を起こします。尿路に先天的な奇形があるために、尿路感染症を繰り返す場合もあります。
 炎症が起きている尿路の部位によって、症状や経過が異なります。下部に炎症が起きている時は膀胱炎や尿道炎、上部に炎症が起きている時は腎盂腎炎が起こります。
 膀胱炎では、尿が黄色くなる、においがする、尿の回数が増える、排尿時に痛みがある、残尿感があるなどの症状が起こります。発熱はほとんどみられません。
 尿道炎では、排尿時に軽い痛みがありますが、多くは排尿不快感程度です。白みがかった粘液性のうみの混じった尿が出ることもあります。
 腎盂腎炎では、風邪の症状がないのに突然38・5℃以上の発熱がみられ、嘔吐(おうと)や下痢を伴うこともあります。腰痛、腎部痛を伴うこともあります。
 風邪の症状がないのに発熱したり、排尿痛、頻尿、腰痛といった症状がある時は、細菌性尿路感染症が疑われますので、小児科を受診します。小児では無症状のことも多いのですが、夜間のおねしょ(夜尿症)や、昼間のお漏らし(昼間遺尿)によって気付くこともあります。
[ダイヤ]細菌性尿路感染症の検査と診断と治療
 小児科の医師による診断では、尿検査を行い、細菌の有無、炎症の時に現れる細胞の有無を確認します。発熱がある場合は、血液検査で炎症の程度を調べ、腎盂腎炎か膀胱炎かを区別します。
 尿路感染を繰り返す場合は、尿路で尿が停滞あるいは逆流するような構造的異常があることも考え、超音波検査、腎盂造影、排泄(はいせつ)性膀胱尿道造影などの画像検査を行います。
 最近では、全く症状がなく、尿路に異常がないにもかかわらず、尿から常に細菌や白血球が見付かることがあり、無症候性細菌尿あるいは無症候性膿尿(のうにょう)と呼ばれています。これらは、学校健診時の検尿などで偶然発見されることがあります。
 小児科の医師による治療では、原因となっている細菌に感受性を示す抗菌剤の内服、あるいは点滴静脈注射による使用を基本とします。一般に、膀胱炎なら抗菌剤の5~7日間の内服で治りますが、腎盂腎炎の場合には入院の上、抗菌剤の14日間の点滴を行います。
 腎盂腎炎を繰り返すと、腎臓が障害されて、最終的に腎機能低下を来すため、早期発見、早期治療が重要となります。
 尿路のどこかが狭い先天性水腎症や、膀胱の尿が尿管や腎盂に逆流する膀胱尿管逆流現象が原因で、尿路感染を繰り返す小児には、それらの先天的な奇形に対する手術を行うこともあります。
 細菌性尿路感染症の再発予防としては、乳児のほとんどは便に含まれる大腸菌が尿路を逆上って発症しているので、大便が出たら早めにおむつを交換する、女児のおしりをふく時は前から後ろにふくように心掛けるなどに注意します。
 また、尿の流れが滞ると細菌も繁殖しやすくなりますので、膀胱炎や腎盂腎炎にかかったら、十分に水分を補給してあげます。尿量が増えて尿がたくさん出ると、細菌も一緒に排出される効果があります。尿路感染症にかかっていなくても、水分を多めに与えると感染予防になります。




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■用語 細菌性急性胃腸炎 [用語(さ)]





[レストラン]消化管への細菌感染により、腹痛、発熱、血便などが現れる疾患の総称
 細菌性急性胃腸炎とは、消化管への細菌感染により、腹痛、発熱、血便などが現れる疾患の総称。
 いわゆる食中毒の形をとることも多く、犬や猫などのペットからの感染もあります。カンピロバクター菌、サルモネラ菌、病原性大腸菌、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌などの細菌感染が、細菌性急性胃腸炎の原因になります。
 いずれも、食べ物が十分に調理されていない時や、料理人の手洗いがきちんとなされていない際に、細菌が感染します。すると、細菌が腸粘膜に付着、侵入したり、細菌が出す毒素の影響などで、腸粘膜に炎症が起きます。
 成人の場合、細菌が感染しても、多くは細菌性急性胃腸炎を発症しません。発症するのは、成人とほぼ同じ内容の食事をした子供、あるいは高齢者がほとんどです。大人が知らないうちに感染して、子供に移してしまうと重症化したりするので、注意が必要です。家庭で作った離乳食を食べている乳児や、母乳だけを飲んでいる赤ん坊には起こりにくい疾患です。
 カンピロバクター菌による細菌性急性胃腸炎は、最も多い鶏肉を始めとして、豚肉、牛肉、馬肉などを食べることが原因となって発症します。とりわけ、生あるいは加熱があまりなされていないユッケ、鳥わさ、レバ刺しなどは、発症する可能性が高いことで知られています。鶏肉の場合、加熱不十分なバーベキュー、鶏鍋(なべ)、焼き鳥などが原因となることもあります。
 井戸水や湧水(ゆうすい)、簡易水道水など消毒不十分な飲用水が原因となって、発症することもあります。犬、猫などのペットの腸管内にもカンピロバクター菌が存在するため、小児ではペットとの接触によって直接感染することもあります。
 サルモネラ菌による細菌性急性胃腸炎は、鶏肉、豚肉、牛肉や、鶏卵などをよく火を通さないで食用にしたもののほか、納豆、氷小豆、乳製品などが原因となって発症します。特に近年では、鶏卵に含まれるエンテリティディスという血清型の菌によって、生卵を始めとして、卵焼き、オムレツ、手作りケーキやマヨネーズなどから発症しています。
 また、ペットから感染したサルモネラ菌が原因となって発症することもあります。
 病原性大腸菌には4つの種類があり、腸管出血性大腸菌O(オー)157による細菌性急性胃腸炎は、牛、羊などの生肉、生レバーを食べることが原因となって発症します。消毒不十分な飲用水が原因となって、発症することもあります。
 腸炎ビブリオによる細菌性急性胃腸炎は、魚介類、あるいはその加工品を食べることが原因となって発症します。とりわけ、刺身など生の魚介類は、発症する可能性が高いことで知られています。
 黄色ブドウ球菌よる細菌性急性胃腸炎は、牛乳、クリーム、バター、チーズ、かまぼこ、おにぎり、折詰弁当、すし、サンドイッチ、ケーキなどを食べることが原因となって発症します。
 潜伏期は感染する細菌によって異なり、早いものでは数時間から、多くは5日間程度までの潜伏期の後、腹痛、発熱、嘔吐(おうと)、水様便または粘血便の下痢などがみられます。
 細菌性急性胃腸炎は細菌の繁殖しやすい夏季に多く、アデノウイルスやノロウイルス、ロタウイルスなどによるウイルス性胃腸炎と比較すると、発熱、腹痛の程度が激しく、しばしば血便を認めます。
 嘔吐、下痢などの回数が多くなると、特に乳幼児や高齢者では、脱水症状が強くなることがしばしばあります。脱水症状とは、体内の水分が不足するために全身のバランスが崩れ、心臓などの循環器、腎臓(じんぞう)、肝臓の働きが悪くなることで、ひどくなったまま放置すればショック状態となり、死に至ることもあります。
 O157による場合には、特に腹痛が強く、血液そのもののような血便が出ることもあります。重い合併症として、O157が出すベロ毒素が起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)が、小児では6〜7パーセントにみられます。この場合は、下痢発症後平均5〜6日で、顔色不良、黄疸(おうだん)、出血斑(はん)、浮腫(ふしゅ)、血尿、尿量減少、頭痛、不眠などの症状が現れます。
 腹痛、発熱、下痢があり、便に血液らしきものが混じっていたら細菌性急性胃腸炎の可能性が強いことから、内科、消化器科、胃腸科、小児科の専門医を受診して、便の細菌検査を受ける必要があります。周囲に同様の症状の人がいる場合には、食中毒を考える必要があります。
[レストラン]細菌性急性胃腸炎の検査と診断と治療
 内科、消化器科、胃腸科、小児科の医師による診断では、急性の中毒症状から細菌感染を疑いますが、どんな細菌に感染したかを確定するには、O157や黄色ブドウ球菌など毒素だけで判断できる一部の細菌を除いて、実際に糞便(ふんべん)などから原因となっている菌を分離することが必要です。
 感染初期や軽症の場合は、ブドウ糖液やリンゲル液などの電解質液の点滴、吐き気や嘔吐を止める鎮吐剤の投与、あるいは整腸剤の投与による対症療法を行います。ただし、下痢止めは基本的に使用しません。症状を慢性化させたり、悪化させたりすることがあるからです。
 多くの場合は点滴などで自然軽快しますが、重症化した場合は、エリスロマイシン、ホスホマイシンなどのマクロライド系抗菌剤の投与による治療を行います。
 抗菌剤は原因菌に有効な種類を使用することが原則ですが、原因菌の分離には24〜48時間かかるので、急を要する場合には症状、原因食、季節、年齢などから推定して治療を始めます。
 ほとんどの場合は点滴や抗菌剤などで治りますが、サルモネラ菌による場合は下痢の症状が消えても長期間、排菌される傾向があるので、検査を続ける必要があります。
 細菌性急性胃腸炎を予防するためには、以下のことを心掛けます。食肉や卵は、十分に加熱する。まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で殺菌する。調理後は、早めに食べる。食品の長期間の保存は、できる限り避ける。
 また、野生動物の糞便などで汚染される可能性のある井戸水や湧水、簡易水道水など消毒不十分な飲用水を飲まない、小児では犬や猫などのペットの糞便に触らないなどの注意も必要です。




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